その47
谷崎さんは、グッタリし私に倒れこんだ鈴谷さんのアナルからペニスバンドを引き抜くと、次は正常位で私のアナルに挿入してきた。
私は、予期せぬ出来事に、息を呑み身を固めてしまうと、谷崎さんは、亀頭の先だけ挿入しペニスバンドを出し入れした。
私に強烈な不安と快感が襲い、マスク姿の私を見つめる谷崎さんの目を見ながら、口元と目元しか見えないマスクから表情が読み取れず、困惑していた。
しかし、もっと奥まで挿入して欲しい欲求があるのか、自ら脚を高くあげ谷崎さんが挿入しやすいような格好をとっており、谷崎さんから「木田さん、どうして欲しい？もっと奥まで挿れて欲しいの？」と聞いた。
私が奥まで挿れてくれと答えると、谷崎さんはゆっくりと自らの腰を前に突き出しながら、鈴谷さんを起こし腰を振らせた。
私は、自分の身がどうなっているのか判らない感覚になり、ただ快感に身を任せ、低い唸り声をあげていた。
アナルを犯され、凄まじい硬さになっていた肉棒により、自らの快感を求めて必死に腰を振っていた鈴谷さんは、何度も何度も絶頂を迎え、ついには自分の意思では起き上がれない状態になった。
谷崎さんは、私からペニスバンドを抜いて立ち上がり、鈴谷さんを抱きかかえてソファに移動させた。
鈴谷さんは、気を失っているのか寝ているのか判らないがピクリとも動かなかった。しかし、満たされた表情だった。 つづく

その48
ペニスバンドを外しながら「木田さん、ありがとう。恵子ちゃん、幸せそうな顔してる」と私に笑いかけた。
そして「でも、木田さんは私のものだから。恵子ちゃん、いい子だから好きになっちゃ駄目ですよ」と、抱きついてきてくれて私は嬉しかった。
私は、まだ勃起しており、下から谷崎さんに挿入しようとしたが逃げられた。
「明日の朝まで、まだまだ時間はいっぱいですよ」と谷崎さんは悪戯に笑い、身体を起こしてくれた。
私と谷崎さんはシャワーを浴びるために浴室へ移動し、お互いを洗いあった。
浴室を出て谷崎さんが料理を始めると、鈴谷さんが起きてきて、恥ずかしそうに私と谷崎さんにお礼を言った。
シャワーへ行くと言ったので、私が一緒に入り洗ってあげていると「木田さん、本当にありがとう。明美さんの事、よろしくお願いします」と言い、深々と頭を下げた。
鈴谷さんの顔を上げさせると、泣いていた。「木田さんが現れて、明美さんが離れていくような寂しい気持ちと、木田さんと明美さんが本当に仲良くて、幸せな明美さんを見ていると嬉しくて泣けてきました」と言い笑った。そんな鈴谷さんが純粋に可愛いと思った。
私は、3人で一緒に幸せになれたらいいのにねと言ってしまい、後悔した。鈴谷さんを普通の生活をさせるために起こした行動だったのに、逆の事を言ってしまっていた。
それを聞いた鈴谷さんは「いいんですか？邪魔じゃないですか？」と言いながら私に抱きつき、「今は嬉しくて泣いてます」と言った。
鈴谷さんと濃厚なキスをし、お互いの性器を触り合っていると「お尻の穴に木田さんのを挿れて下さい」と言われた。
浴室で立ったまま鈴谷さんの背後から、アナルを犯した。鏡に映る鈴谷さんの胸が大きく揺れ、白く透き通るような綺麗な肌が水滴を弾いていた。
突然、浴室の扉が開き「こら！浮気しちゃ駄目だからね！」と谷崎さんが言われ、私と鈴谷さんは驚き、2人で苦笑しながら謝り、浴室を出た。 つづく

その49
食卓に並んだ料理を前に、まずはシャンパンで乾杯となった。
何に乾杯しようか考えていると鈴谷さんが「3人の出会いと出発に乾杯！」と言い、谷崎さんは「恵子ちゃんが女になった日に！」と言った。鈴谷さんが「いやだ、明美さん」と笑って「木田さんは、どうします？」と聞かれ、色んな初アナルに！と言うと、2人からブーイングを買った。
その日の夜は、料理やスイーツを食べ終え、ゆっくりと時間が流れていった。
谷崎さんと鈴谷さんが食事の後片付けをしている姿を見ると、姉妹のようにも親子のようにも見え、私は亡き妻と娘の姿が重なり、懐かしい気持ちになった。
片付け終えると、鈴谷さんが終電で帰ると言った。私と谷崎さんに気を使っているのが判り、谷崎さんが「3人で朝まで寝ようよ。木田さん、構わないよね？」と言うと、鈴谷さんが「本当にいいんですか？私も木田さんの事を好きになっちゃいますよ？」と谷崎に言った。
谷崎さんは、「それは駄目だけど、私の前だけなら木田さんを好きになってもいいよ」と言い、「だから、3人で一緒に居ようね」と言った。
それを聞いた鈴谷さんは泣きながら頭を何度も下げた。
今日の鈴谷さん泣きすぎだよと私が笑うと、谷崎さんに「いつも、すぐ泣くから大丈夫よ」と揶揄われた鈴谷さんが「またさっきのソファみたいに2人で意地悪するんですね」と言った。 つづく

その50
私は退院して仕事に復帰し、趣味活動を再開し、以前のような忙しい日々を送っている。
あの日以来、私達は別々に暮らしているが休みが合えば3人で朝までに過ごしている。
谷崎さん、鈴谷さん、それぞれ2人だけで会う事もあるがその時はセックスしない約束になっている。
今後も、この2人の女性と不思議な関係を続けていくつもりだ。
2人との関係後、精力が旺盛になっており、2人だけで会った後は約束通りセックスをしないため、悶々として自宅に帰ると毎回自慰までする始末である。
つい6ヶ月前は、想像も出来なかった生活であった。
明日は、2週間ぶりに3人で朝まで過ごす日だ。
鈴谷さんは、ずいぶん痩せて、ますます綺麗になった。ただ、胸はDカップになったため本人は微妙だそうだ。
谷崎さんは、病院を移り、私の住まいの近くの病院に勤めている。以前より、少しふっくらした印象だが私には、ますますいやらしい身体に見えた。
壁に掛けてあったマスクは、以前のアパートに置いてきたようだ。
私の体力と精力があと何年保てるか1人で考えると、いつも憂鬱な気分になるが、それを考える時間は幸せな時間でもある。

おわり

あとがき
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
今、乳首ドリルのような鉄板ネタをどの作品にも入れていきたいとネタを思案中ですが全く思い付かず・・・すち子さんは偉大だ。
また次作でお目にかかれる日を楽しみにしています。