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合コンから
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:合コンから
投稿者: (無名)
俺(ヒロ28)は、夏に大学時代の悪友に「N女の女の子と合コンするから来いよ」と誘われ、3年程彼女がいなかった俺は誘われるままに行った。現場に行くとまだ女の子達は来ていなかった。席に着いて間もなく、女の子達が「すみません…遅くなりましたぁ」と3人来た。3人の内2人は如何にもJDって感じで、もう1人は地味で影がある様な子だった。自己紹介をした。「広幸28です、仲間からはヒロって呼ばれてます。以前は売れない美容師をしていて、今はガテン系の仕事してます」と紹介をした。続いて女性陣。「ユキでぇす…」「アサミでぇす」と紹介して最後に地味な子が「アズミです。21です。あの…宜しくお願いします」と地味な挨拶をした。会も進みそれぞれがマンツーマンになる。自然にカップルになって俺はアズミとカップルになった。「アズミちゃんは合コンとかよくするの?」「いえ…初めてです」「そうなんだ…俺も2回目なんだ」「そうなんですか…」「お酒は?」「余り好きじゃ…」「一緒だね…俺も3杯位で限界なんだ」「見えないです」「よく言われる…ジュース頼もっか…何がいい」「えっとじゃぁ…巨峰で…」と言ってそれを頼んだ。
2015/12/16 14:33:02(pN3z1AyV)
32
投稿者: (無名)
「正月はどうすんの?」「私は地元に帰るよ…」「そうか…寂しいな」「ゴメンね」「ううんいいよ…たまにしか戻れないんだから…我慢するよ」「ありがとう」アズミの実家はT県の山間部の街だと聞いたことがあった。…地元に帰る日、駅で別れを惜しんだ。「私が居なくても大丈夫だよね…」「大丈夫だよ数日だし…それより風邪ひくなよ…」「…うん…ヒロ君もね…」何かいつもと違った。アズミは暗く悲しい表情だった。「そんな顔するなよ…たった数日なんだから」「…うん…あのっ」「時間だっほらっ乗った乗った」キスをして離れる。「あっ…」アズミが何か言おうとしたが遮る様にドアが閉まった。アズミが涙を流しながら俺を見て、何か言っている。大袈裟だなぁと思いながら電車を見送った。それがアズミとの別れとも知らずに…アズミにメールをするが返信がない。暫く時間を空けてから電話をするが出ない。おかしいな…寝てるのかな?と思い携帯を置いた。夜になってもメールどころか電話も掛かってこなかった。
15/12/23 12:31 (KnGfrER0)
33
投稿者: (無名)
アズミが帰ってから一度だけ電話が繋がった。「あっ!?アズミ?」「どちら様で?」年のいった男の声だった。アズミの父親だと直感した。自己紹介をした。「娘とはどういった…」「お付き合いさせて頂いてます」「貴男には悪いが娘には婚約者が居ますので…娘に関わるな」と高圧的に言われ電話を切られた。暫くしてまた電話をしたが解約され、完全に連絡が取れなくなった、休み前の夜に公衆電話から着信があった。出ると何も言わない。俺から話す「アズか?…何で?」「ゴメンナサイ…」「どうして言わなかった…言ってくれれば良かったのに」「ゴメンナサイ…何回も言おうと思ってたけど…言えなかった…」「今どこ?」沈黙する後ろからアナウンスが聞こえた。「東京発山形行き間もなく発車します」「アズ…迎えに行くから八重洲口の改札で待ってろ…」と言って俺はすぐに家を飛び出し迎えに行った。急いでる時程信号に引っ掛かる。イラつきながら車を運転した。そのイラつきを抑える為にタバコを何本も吸った。
15/12/23 23:42 (KnGfrER0)
34
投稿者: (無名)
駅に着いて車内からアズミを捜した。逆光でよく見えないがそれらしい人物がいた。車を停め降りてその人物に近づいた。アズミだった。向こうも気がつき駆け寄ってきて抱き付いた。「ヒロ君…」「アズ…」人目を気にせず暫く抱き合った。…車に乗って家に向かった。途中のコンビニに寄って食べ物を買い再び走る。車内は終始無言だった。家に着き部屋に入った。アズミは部屋に入るのを躊躇った。「寒いっ早く入れ…」と言って手を引っ張った。…アズミの格好は茶色のロングコートにマフラーと手袋、小さいバッグ、コートの中の服はトレーナーにジーンズで、靴はスニーカーでスッピンに眼鏡だった。まるで近くのコンビニに行く様な格好だった。「ほらっ入って座れよ…今弁当温めるから…」「怒ってない?」「半分…後、半分はホッとしてる…」ようやくアズミはソファーに座った。コーヒーを出すと「ありがとう…あったかい…」と言って一口飲んだ。また無言のまま弁当を食べた。…くだらない正月番組の笑い声だけが部屋に響いていた。
15/12/24 23:58 (zNU7hX5H)
35
投稿者: (無名)
「風呂沸いてるから…」「…うん」「今日はもう先に寝るよ」「…うん」と言ってゴミを片してからベッドに入る。アズミは押し入れから着替えを出して風呂に行った。俺はこれからどうするか考えた。答えが浮かばなかった。…シャーっとシャワーの音が聞こえる。その内出てきてゴソゴソと何かをしてベッドに入ってきた。俺は背中を向けていた。その背中にアズミは頭をくっ付け、俺の脇腹にそっと手を置いた。俺はその手を握りしめた。アズミは泣いているのか鼻を啜った。俺は向きを変えアズミを力強く抱きしめ、頭をガブッと噛んだ。「痛いっ!」とアズミは叫んで頭を抑えた。「これで許してやる」と言うとアズミは俺の胸に顔を埋め「ゴメンナサイ…ありがとう」と呟いた。その晩は何もせずアズミの温もりを感じたまま眠った。…朝8時に目が覚めた。アズミはまだ隣りで寝ていた。俺はそっとベッドを抜け出し、キッチンに行きコーヒーを淹れた。するとモソモソとアズミも起きてきた。「おはよぅ」「おはよう…コーヒー飲む?」「うん」と言ってアズミはソファーに座った。
15/12/26 00:29 (WqMl.lOA)
36
投稿者: (無名)
アズミは大学を辞めた。理由は家族が来たら嫌だから。俺は本当にいいのか聞いたが、アズミの意思は固く構わないと言った。…俺達は母が1人暮らしてる実家に引っ越した。住所がバレるのを恐れた為だ。アズミは初めて母に会った。俺は母に戻ってきた理由を話すと「貴女はそれでいいの?」と聞きアズミは強く頷いた。母は「入籍する前に、少しの間貴女をテストしていいかしら?」と言い更に言葉を続けた。「貴女が2ヶ月間私の言う事に耐えられたら、貴女を息子の嫁として迎えます」「母さん…」「ヒロは黙って…生半可な気持ちで逃げて来たなら私は許しません…貴女の覚悟が本物かどうか知りたいのです」初めて見る母の怖さだった。「耐えてみせます」と母の目を真っ直ぐ見ながらアズミは言った。俺は2人の間に入れなかった。…アズミを部屋に連れて行った。「ホントに大丈夫か?」「うん…大丈夫…本物だって認めてもらいたいから」とアズミは言った。…2ヶ月のテスト期間が始まった。
15/12/29 12:39 (FLluODxH)
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