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もう離れられない
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:もう離れられない
投稿者: 影法師




***今回のお話は、浮気の経験の無い、平凡な人妻が陥った不倫の世界を描い
た作品です。<影法師>***


「もう離れられない・・・。」
それは柴田照江が、男とのあの行為の最中、必ず言う言葉だ。
照江は49才と言う、女としてギリギリの年齢である。
女としてはごく当たり前の人生を送って来た。
結婚したのは25才の時だ。
同じ職場で働く2才年上の男性と、仕事を通して知り合い、今思えば、何とな
く結婚した様な感じである。親しかった友達が次々と結婚し、一人取り残され
る感じを受けていたせいか、この縁が最後のものに思えた。
子供も2人を授かり、まがりなりにも社会人として無事独り立ちさせた。
その頃から、夫との間に秋風が吹き始めていた。
照江は、たまには夫に愛されたいと願っていたが、子供が育ち、巣立った後
も、夫婦の間は元に戻る事は無かった。
それは、照江にとって予想外の事であり、それまで夫に愛されていると思って
いただけに、ショックでもあった。それを面と向かって言う事も出来なかっ
た。
それを境に、夫に対する愛情が次第に失せて行った。
そんな時、照江は一人の男性と出逢った。
パートとして勤め始めたレストランで、副店長として働く蔭山健二と言う、照
江より4才年下の男だ。
蔭山は妻帯者である。
蔭山はその地位を利用して、これまで何人もの人妻を、その毒牙にかけて来た
男だった。
彼から言わせれば、人妻ほど扱いやすい者は無いと言う。
本気にさせない限り、これほど便利な存在はない。中でも、セックスに関して
は可なりの貪欲さだ。そもそも浮気に走る最大の原因が、そのセックスへの不
満でもある。
女として愛されなくなった事への、夫への当て付けの意味もある。
だが、家庭を壊してまでは望まない。
あくまで、家庭あっての遊びでもある。
危険と背中合わせだと言う事に、気が付いていない人妻も多い。
照江が店で働くようになった時、彼の食指が当たり前の様に動き始めた。
女として捉えてくれない夫に対し、蔭山が照江に見せる態度は明らかに異なっ
ていた。
当初警戒感を見せてはいた照江だが、ある日
「何か僕って、柴田さんに信用されていないみたいですね? そんなに、怪し
い奴に見えますか?」
大勢がいる仲間達の前で、堂々と照江にそう言って来た事が切掛けで、蔭山に
対する警戒感が薄まった。
それは、蔭山が相手を安心させる為の常套手段だったのだが、免疫の無い照代
は、その作戦に見事に騙された。

<影法師>
2010/05/08 04:52:28(Ypl28abs)
22
投稿者: 影法師

ある日、店でお金が無くなると言う騒ぎが発生した。
その騒ぎが原因で、犯人に指摘されたベテラン従業員が一人、辞めさせられ
た。
急遽、新規従業員の補充が行われた。
勿論補充されたのは、照江と同じ、パート扱いの主婦であった。
照江は、その鈴木町子を見た時、一瞬嫌な予感が走った。
初め、その理由が良くは判らなかったが、照江より10才以上も年下である、
町子の存在が気になった。
そして、その不安は的中した。
なんと蔭山の触手が、早速に動いたのだ。
蔭山の獲物ランクから言って、鈴木町子はAランクに属していた。
店に努めた日から、その貞淑妻な面を、蔭山にイヤと言う程に見せつけてい
た。
それが、蔭山の好奇心を掻き立てる事になった。
貞淑な女ほど、男に対する免疫が少ないのも、照江と同じだ。
照江はその淫乱度で、蔭山の関心を引いているが、町子は、何と言ってもそ
の容姿だ。
2人の子供を産んだ女とは思えない、見事なプロ―ポーションを保っていた。
共に働く男なら、興味を示すのが当然だ。
ただ、町子が既婚者であると判ると、大抵の男は諦めたのだが・・、蔭山だ
けは別だった。
彼の目的は、まるで別の事に有るのだから・・だ。
その事を、一番初めに察したのが、他ならぬ照江であった。
彼女は、まるで職場の中にレーダーを張り巡らせたように、町子の行動を監
視する様になった。特に、蔭山との接触には注意して見ていた。
蔭山が、積極的に町子に接しているのが、照江にはハッキリと見えていた。
日が経つにつれ、町子の表情にも変化が表れていた。
照江と同じ様に、初めは警戒感を示していたが、その顔からそれが無くな
り、笑みを浮かべる様になっていた。
照江の中で、焦りが出て始めていた。
蔭山が、町子を狙っているのは明らかだった。
それは、照江が一番判る事なのだ。
職場の中での、照江との接触加減から見ても、それが判った。
それまでと比べ、蔭山の接触度が極端に減ったのだ。
「健二さん、鈴木さんと何か有るの?」
有る時、思い切って蔭山にその事を訊ねた。
照江は陰に引っ張られる様にされると、
「余計な事言うんじゃないぞ。今日やるぞ!」
蔭山にひと言言ってやりたいと思ったが、突然彼から誘われた事で、その感
情が萎えてしまった。

<影法師>
10/05/23 09:10 (.o0wUVnb)
23
投稿者: るぴ
影法師様。
いつも楽しませていただいております。

蔭山と町子の関係も気になりますね。
そちらの視線からの話もぜひお願いしたいと思います。


10/05/23 09:52 (89EZD248)
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