2013/06/25 01:40:13
(033z7U1Y)
私『M子がエエなら、オレは構わへんよ』
T美『ホントですか!?』
T美の表情が、パッと明るくなった。
私『ただ、オレとしたら、どうなっても知らんからな(笑)』
T美『大丈夫です!お願いします!』
M子『万さん!何をするつもり!』
私『普通のセックスやで(笑)』
M子『もう…。無茶しないでよ…』
諦め、呆れたM子は、立ち会いと教授を承諾した。
決行日は、一両日中で、雰囲気でする事にした。
それからは、ご機嫌のT美、憂鬱なM子、至って普通の私、3人で買い物に出掛けたり、部屋でビデオを観たりと、T美をリラックスさせる事に努めた。
しかし、寝室へ着替えに行った際、M子から意外な言葉が出た。
M子『万さん…?』
私『んっ?どうした?』
M子『ハッキリ言ってね…』
私『何を?』
M子『私に飽きて、別れたくなったら…』
私『はぁ~っ?何を言うてんねん?』
M子『だって…、T美ちゃんは、若いし、真っ白だし、ちっちゃくて可愛いし、スタイルも良いし、私に勝ち目はないもん…』
私『アホやろ(笑)』
M子『本気やで…』
私『そうなったら、お前は納得できんのか?』
M子『判らん…』
私『しょうもない事考えるな(笑)』
M子『だって…』
私『T美との事をお前が嫌なら止めるで?』
M子『ううん…。もう納得できてるから、それは大丈夫…』
私『アホ(笑)』
M子を抱き寄せ、キスをしてやると、しがみつくように腕を回してきた。
完全に割り切り、冷静に大人の付き合いをしていると思っていたM子の意外な言葉に、正直驚いた。
確かに、この頃から、E子とは、多少ギクシャクし始め、喧嘩もしていた。
病院の人事で、総婦長が定年で退職され、E子は副主任に、M子は婦長に昇格しており、以前より仕事量が増え、多少なりともストレスが溜まっていた。
喧嘩の度に、E子の八つ当たりを避ける為、実家に戻ると称し、M子の所へ避難していた。
事情を読み取り、M子は、何も言わず招き入れて、寄り添っていてくれた。
そんな私の行動に、いつの間にか、身体だけの関係から、愛情に変わっていた。
私自身も、M子の優しさに甘え、E子よりも居心地が良くなっていたのは間違い。
そんな気持ちが揺れている時にT美の話が持ち上がり、一気に不安が溢れて出た言葉だったようだ。
私『もうちょっとだけ待てな』
M子『何を?』
私『エエから、待て!判ったな?』
M子『うん…』