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2017/03/06 01:46:37 (n78qAxYo)
最初に言っておくが、書き始めると長くなると思うので、興味のある人だけ読むといい。

テレビのニュースでたまに見かける眼鏡をかけた太った女性を見ると想い出す娘がいる。

高校で出会ったその娘の名は愛。
名前を愛と書いて「めぐみ」と読むその娘は、一言で言えば残念な女の子だった。

彼女の名前は苗字と合わせると〇〇愛となり、童顔の某グラビアアイドルと同音異義語だが、同じ表記になり、文字だけを見るとなんとなく可愛らしい印象を受ける。
無論、これは本人的にはどうしようもない。

タイトルでわかる、という声が聞こえて来そうだが、問題は外見。
顔の見た目は有名人だと、光浦靖子が一番近いと思う。近いのは見ためと眼鏡をかけているということだけだが。
身長は低く150センチ弱だが、身体のパーツがドラム缶体型そのもので、クラスメート達の間ではよく、着ぐるみを着ている、ドラム缶っていうかあいつ妊婦だろwなどと言われていた。
体重はいくつあったかは想像の域を出ないが、体のサイズからすると少なくとも80キロは超えていたと思う。

彼女を見かけるときはいつも一人だった。
同性異性を問わず、仲の良さそうな友達が彼女の周りにいたような記憶はない。
のちに俺がクラスの中で唯一、彼女にとって「友達と呼んでもいい関係」になり、さらに「彼氏」と呼べるような関係へと発展するのだが、それをこれから少しずつ書いていくつもりだ。

前置きはほぼ以上だが、一応俺の情報も。
身長は160センチ台後半、外見はクラスの中ではたぶんイケメンでもブサメンでもない、中途半端な感じ。体重は約60キロ、体型は標準。
以後名前はKとする。

彼女との出会いは一応は高校入学時からだが、1年の時は同じクラスにいても、話す機会すらろくになかったので省略する。
進級時にもまた同じクラスにはなったのだが、始めて会話したと言えるのは2年の5月。
その日の昼休み、昼飯を食べ終えて、飲み物を買おうと自販機に向かうと、彼女、愛が自販機の前にしゃがみ込んでいた。
別に声をかける気はなかったが、しゃがんだ彼女が邪魔になり、自販機が使えない(自販機は数台あるのだが、俺が飲みたいものがあるのがその自販機だけだったw)ので、仕方なく声をかけた。どうしたの、と。
「あ、K君。えと、お金落としちゃって…」
何のことはない。自販機と床との隙間に落ちた500円を拾おうとしていたのだ。
隙間を見ると大して問題なさそう場所に500円があったのだが、おそらく彼女は体型のせいで手がうまく届かなかったのだと思うw
時間がもったいないので変わりに拾ってやると彼女は少々、大袈裟に喜んだ。
「良かったぁ。本当に助かったよ。ありがとうねぇ。」
俺はじゃ、とだけ声をかけてその場を去った。

その日はこの後、午後の体育の授業中、放課後の掃除中、下校時のバス停、帰る途中で寄り道したDVDレンタル店、と妙に彼女と会う機会があり、その都度、1分か2分の会話をした。
書く必要は特にないので詳細は省略w
ただ、この日俺は、入学時から一応は見知っている彼女の趣味が、俺とある程度合うことを、会話して始めて知ったのだった。
まるで安い展開の恋愛漫画のようだが、本当だから仕方ないw

そしてベタなのだが、こういう展開になると、良からぬ噂を立てたがるアホがどこにでもいるものだったりする。
特徴がないことが特徴という感じの俺と、一般的には絵に描いたようなメガネデブスといえば尚更なのだろうw

この日から数日後、俺が愛と仲良く話しているという話が、大して仲が良いわけではない級友から俺に寄せられた。
姑息な事に愛が教室にいないときを見計らってアホ共が聞いてくるのだ。
お前デブ専かよw
あいつのどんなとこがいいの?デカパイ?
等。くだらない下ネタ付きで。

俺は仲が良いことを否定し過ぎても、それが間違った形で、愛の耳に入ったりしたら彼女がかわいそうだと思い、適当にはぐらかす程度に留めておいた。

とりあえずこの辺で区切る。
続きはレスで。
何だか途中に書いたような安い恋愛漫画みたいになってしまった。
エロさ0w
とりあえず続けます。
読まれなくても自分のために書きたい気分なので。










 
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4
投稿者:(無名)
2017/03/06 07:17:33    (vdjs/.Uy)
なかなか、どうして
おもしろそうだから、続きをよろしく
3
投稿者:クレティコ
2017/03/06 04:36:57    (n78qAxYo)
続き。

愛とは次第に話す機会が増えていった。
映画、音楽、漫画、アニメ、ゲーム、小説…。
妙な噂も、彼女の見た目も、関係なかった。
これだけ多くの共通の趣味がある相手との会話が、盛り上がらないわけがない。
最初はバス停やレンタル店などで、会った時にだけ話をしていたのだが、少しするとお互いのアドレスを交換して携帯で話すようになった。
そうなると自然に次の段階へ進むものである。
とは言っても、この頃の俺たちはまだ級友でしかなかったが。
彼女と話すようになって一週間後、ごく自然に俺は彼女を誘った。
ゲーセンに一緒に行こうよ、と。
特に深い意味はない。
級友に対して遊ぼうと声を掛けただけだった。

にも関わらず、愛は返事を渋った。
「K君は私と一緒に出掛けて平気なの?」
と言ってきたのだ。
俺「どうして?」
愛「私と一緒だといろいろ、あの…」
どうやら、自分と一緒だと俺に迷惑がかかると思っているらしかった。
俺「〇〇さんと遊びに行きたいと思ったんだけどな。ダメ?」
愛「ううん…わかった。行く。」
俺がストレートにそう伝えると彼女はようやく了承し、翌日は愛と自宅からゲーセンで一緒に遊んだ。一通り店内のゲームを遊んで、最後にプリクラを撮った。
愛「私がお金出すからもっと撮っていい?」
普段撮らないからと、彼女は俺とのプリクラを店内にあった4つのプリクラ機、全部で撮影するといい、当然俺も付き合わされたw
この日以降、俺達は時々2人でゲーセンや図書館などに出掛けるようになった。
愛は最初のうちは、私と一緒だとK君が~などと言っては出掛けることを渋っていたが、次第に俺の誘いに応じるようになり、彼女の方からも俺を遊びに誘うようになった。
そうしているうちに、俺と愛の仲が良いらしいと言う噂も面白味がなくなったらしく、クラスの連中も、勝手にしろという感じで騒がなくなっていった。

一方で同じ頃から、俺のクラスでとある話題が持ち上がり始めた。
Kの机から時々、他の机とは違う匂いがする。
その匂いは芳香剤のようにも、汗のような匂いにも感じられるなどというものだった。

続きはまた後で。


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投稿者:タナカ
2017/03/06 03:34:10    (kDMDNJuw)
読ませてください。お願いします。
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