次のステップ。完全に脳が侵食されてきていた俺は、その当時、普通の人間ならだれもが持つ背徳感なんて気が付けば消えていた。もつろん犯罪を犯す事にたいする罪悪感は健在していたが。脱法ハーブ、そして姉のグッズの相乗効果で背徳的、超常的な性的高揚を一時的に得たものの、いずれ・・・飽きというものに見まわられた。もっとハードなドラッグを、、もっと背徳的ななエロスを。脱法ハーブにおいても、姉のグッズに置いても耐性が付いてしまった俺は、さらなる高みを悪魔に憑りつかれたように目指していた。そこで、、、新しく俺の脳裏に描かれたのが、「バスソルト」であった。ここで少し時間を借りて、脱法ハーブいわんや脱法ドラッグについて少し解説を持ちたいと思う。そもそも計画的に脱法ドラッグを使用しようとする者は、あらかじめ「自分の身体に何が入っているのか?」には極めて強い関心を持つものだ。なぜなら、それらすべての脱法ドラッグが未知数だからだ。だれもやったこともない。医学的に治療法がある訳でもない。どんな後遺症が出るのか不明瞭。そんな言いしれぬ恐怖や不安を持ちながら、そして快感を求めるのが脱法ドラッグユーザーの心理であると断言できる。そうして脱法ドラッグの事を調べていくうちに、統計的に「およそ脱法ハーブとはこんなもの」という定義が出来てくる。そもそも脱法ドラッグというのは、見た目はお茶の葉のような感想した葉の欠片に、白い粉をまぶしたような形状をしている。この葉の部分だが、統計的に調べた知識によれば、中国産の得たいの知れない雑草というのがユーザー間での同意だ。そして、白い粉の部分は、「人工カンナビノイド」と呼ばれる成分との事だった。そもそもカンナビノイドとは、あの大〇の有効成分であり、その有効成分を人工的に再現したものが、人工カンナビノイドなのだ。そしてすでに触れたとおり、この人工カンナビノイドは、医学的にも科学的にも未知数であるがゆえに、どんな症状、どんな後遺症が残るかは未知数。そこに脱法ハーブが危険ドラッグと呼ばれる所以であると思う。さて、話をもどし少し名称をだした「バスソルト」このバスソルトとは何かといえば、脱法ハーブから、ハーブつまり葉の部分を取り除いたもの。したがって、純正な人工カンナビノイドである、「白い粉」の事を指す。なぜ名称がバスソルトなのか?それは法律においで、脱法ハーブは、あくまで「お香」バスソルトは「入浴剤」として販売するところに脱法要素が存在しているのだ。そういった脱法ハーブと、バスソルトの純度の違いがあって、これは俺の個人的体験だが、バスソルトは脱法ハーブの快楽度は200倍。効果時間は4倍ちかくあったのではないかと思う(俺はバスソルトを試した時、3,4日一睡もできなかった。脱法ハーブではありえない事だ)俺はそんな理由で、脱法ハーブに耐性がついてしまった身体に、さらなる快楽を叩き込むにはバスソルトに手を出すほかないと思っていたし・・・・。そして、バスソルトなら姉貴にもやらせてみたらいいんじゃないか・・・。と、ま・・・こと・・・悪の極み、下劣の極みの発想にたどり着こうとしていた。(その理由は、単純に姉貴にもこの脱法ドラッグの快感を覚えさせれば、俺同様にエロに支配されることとなり、近親相姦が成り立つのではないか。という発想。そして姉貴は酒はもとよりタバコすらやらない人物なので、煙を肺に吸引する脱法ハーブはありえないと思った)そしてその日はやってきた。いつしか両親がともに留守にしている土曜日の夜だった。PM19時頃。姉貴の部屋での出来事。姉貴はいつも翌日が休みの時などは、自分の部屋で紅茶などを飲みながら映画鑑賞をする事が趣味となっていた。その頃、俺は仕事から帰っていつもどおりPCの電源をつけて、どんな映画を見ようかと下調べしている姉に、「知人からコロンビア産のカプチーノもらったんだけど、飲む?」と誘ってみたんだよ。もちろんコロンビア産のカプチーノなんていうのは真っ赤なウソ。それはただのバスソルトの苦みを抑える為にえらばれた、ただビターな感じのカプチーノに有効成分である耳かき一杯分のバスソルトが含まれた脱法ドリンクだったんだ。部屋に入って家着である白とピンクのリブカップTシャツ(検索してみる事をお勧めする)と水色のショーパンに履き替えた姉は、そのカプチーノバスソルトが含まれているとは何
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