2023/03/21 18:09:40
(9UcZtOig)
12年前、夏から秋への4カ月間だけだった、儚くも短い恋でした。
飲み仲間だった私とあなた、凄く気が合って、色んな感覚が同じ方向を向いてて、梅雨明けの7月末、帰りがあなたと二人になって、口説いてしまいましたね。
あなたは驚いた顔をして、
「本気?私、おデブだけど、大丈夫?」
そう、あなたはポッチャリさん、でも可愛かったし、歳も近いから話題が合ったし、どんどん惹かれていたのです。
私26歳、あなた24歳、ラブホで結ばれました。
「私、モテないから2年ぶりで恥ずかしい・・・」
と言って披露した女体は、ポッチャリしてて、なかなかの迫力でした。
肌も色白で、仰向けで広げた内股のムッチリ感は、とんでもないエロスでした。
白い内股の間に鮮やかに切れ込むピンクの裂け目、綺麗でしたね。
クンニする時に触れる肌、その肉質の柔らかさは最高でした。
タプタプした二の腕も、波打つお腹の肉も、抱き心地は究極の気持ち良さでした。
痩せている女性では、これは絶対に味わえません。
あのフワッとした感触が、抱いている最中はずっと続くのです。
挿入しても、アソコの中の圧迫感が気持ちいいし、突けば乳房やお腹やお尻の肉が揺れて、ハメてるな~っていう実感がわきました。
逆に、騎乗位などでは、思ったほど重くなく、下から突き上げれば、ボヨヨンと揺れる乳房と肉を眺めるのもたまりませんでした。
後背位だと、ポッチャリのお尻に腰が当たって、パーン、パーン、パーンと結構えげつない音がして、AVみたいでした。
あなたとデート中、私の知り合いと出くわした時、その知り合いがスラッとしたスレンダーで巻紙ロングな美人さんを連れてて、私に、
「お前、いつからデブ専になったんだ?」
と言われました。
私は、否定も肯定もせず、視線を外しました。
そしてあなたを見ると、哀しそうな表情をしていました。
「やっぱり、あなたはもっと綺麗でスタイルの良い人と付き合った方がいいよ。本当はデブ専なんかじゃないんでしょ。」
と言われてしまいました。
私は、あなたが好きでしたが、ポッチャリな彼女と付き合ってることで、何人かから同じことを言われ、悩んでいたのは確かでした。
ポッチャリはあなたが初めてで、それまでは細めな彼女ばかりでした。
あなたは、
「ね、お別れしよう。その方がいいって。まだ始まったばかりだから、深入りする前にさよならしよう。メルアドも消して、縁を切ろう。」
と言うと、携帯を出して私の目の前で私の連絡先を削除したのです。
「さよなら。あなたには私じゃ似合わない。元気でね。」
「さ、さいなら・・・」
その後、メールも電話も着拒されました。
暫く恋愛する気になれず、あなたと別れて1年の頃、あなたが元彼と再会して、結婚したことを元飲み仲間から聞きました。
あなたのことが好きだったにもかかわらず、デブと言われた他人の見た目を気にして、愛する人を失ったのです。
あなたが住んでたアパートの部屋は、違う人が住んでいました。
だから私は、あなたとは二度とすれ違うこともない、遠いところへの転勤を承諾しました。
本当は、せめて、結婚おめでとうって伝えたかったです。
そんな思いを残して、私は彼の地を去りました。
私は転勤先で、30歳で結婚しました。
妻はポッチャリでもスレンダーでもなく、ムッチリです。
私は、先週11年ぶりに彼の地へ出張しました。
日帰りで仕事がきる距離ではないので、1泊しましたが、とても懐かしかったです。
あなたと入ったラブホ、あなたが住んでたアパート、私が住んでたアパート、みんなあの頃のままでした。
あなたは、まだこの街にいるのでしょうか。
私も38歳、すっかりおじさんになりました。
36歳のあなたは、今も可愛いぽっちゃりお母さんなのでしょうか。
私と付き合う2年前に別れた元彼さんと再会して、結婚したと聞きましたが、幸せですか?
新幹線のプラットホームから街並みを眺めながら、
「さよなら・・・愛してました。ごめんなさい・・・」
もう、二度と会うこともないあなたに、お別れを言って、新幹線に乗り込みました。
どうか、幸せでいてくださいと願いながら・・・