玄関を開け、リビングに行き「ただいま」と主人に声を掛けた。テレビを見ながら、「お帰り」楽しんできたか?少しは、勝ち上がってるのか?頷いて、今の所4位で順調です。雄也君のおかげだなっ(笑)俺と組んでたときは、足を引っ張られてたからな‥
そうだ、明日雄也君が、迷惑じゃなければ夕飯食べに来ないか、誘ってみてみないか?宏樹が戻ってきたみたいで、主人も態度に示さなかったけど宏樹が亡くなって、寂しかったんだ、雄也君が現れて、主人にも笑顔が増えた。
私は、早速雄也君に電話を掛け、迷惑じゃ無かったら、主人が夕飯食べにおいでと言ってるよ。それと、主人が雄也君の事、息子みたいと言ってくれてるよ‥そう言うと主人がかわってくれと言って、自分で雄也君を誘った。
私は、その夜寝付けなくて、宏樹が亡くなって不眠症になって、病院で貰った薬を飲むと知らない内に寝てしまってた。
次の日、私は雄也君に電話をして、何が食べたいか聞いたら、真由美さんの料理なら何でもいいよ。得意な料理作って(笑)
買い物も済ませて、夕飯を作ってる時に、主人が帰ってきて、先にお風呂に入ってもらい、雄也君の来るまで二人で待ってると、雄也君が「今晩は」と声が聞こえたので、私は玄関に行き、上がってと声を掛けた。雄也君は、お邪魔しますと言って上がると、私の手を握り、リビングのドアまで繋いでた。リビングに入り、主人に挨拶して、テーブルに座り、食事を出そうとしたら、主人が「母さん」お酒くれないか‥雄也君と呑みたいんだ。宏樹と呑みたかったけど、叶わなかったし‥今は、雄也君を息子だと思いたいんだと言って、私は、ダメよ‥飲酒運転になるし、帰れないよ?と聞くと主人は、二階の宏樹の部屋に今夜泊まればと言った。雄也君は、主人に宏樹のかわりなら、僕の事、息子だと思って雄也と呼んでください。「お父さん」て主人を呼んでくれた。主人は嬉しくて、お酒の量も自然と増えていた。 そんな話の中で、雄也君の家庭の事情の話になり、両親は離婚して、高校の時に母親が再婚したので、雄也君は、就職したら一人暮らしする事を決めていて、 独りでアパートに住んでる事もわかった。
食事も終わって、主人が「母さん」お茶くれないかと言ったので私は、何を思ったのか主人のお茶に私の睡眠薬を入れて差し出した。 皆で、テレビを観てると、お酒も入り睡眠薬が利いてきたのか主人が眠りだし、雄也君に頼んで寝室に運んでもらい寝かせた。
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