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2015/06/21 04:34:02 (w0ZiyAa1)
義母の亜紀子が退院して十日ほどが過ぎました。
 また妻の由美を含めた三人の同居生活に戻り、僕も表
向きは義母との間には何事もなかったかのような平然さ
で立ち居振舞っていました。
 義母のほうも表面的には何もなかったような素振りを
見せていましたが、やはり僕とは一線を画すかのように、
おそらく意識的にだと思いますが、自分から声をかけて
くることも、視線を合わせてくることもありませんでし
た。
 それでも僕たち二人の秘め事に、まだ全然気づいてい
ない妻の由美の手前もあり、あからさまに僕を避けるこ
とはなくて、居間でたまに三人で寛ぐ機会の時は笑みを
浮かべたりして平静を装ったりしていました。
 それと幸か不幸か、由美と結婚してまだ一年そこそこ
で、入婿の僕と義母の間にはまだ忌憚なく話が交わせる
関係にまで至っていなく、お互いにまだ遠慮し合ってい
る分だけ会話が少なかったということもあり、妻の由美
に妙な不信を抱かせることはありませんでした。
 義母は松葉杖生活を余儀なくされ、普段の動きにも何
かと支障が出たり、当然一人での外出もできない状況で
したが、僕たち夫婦が(といっても僕の出番は皆無でした
が)それなりに手助けすれば、普通の生活はほぼ支障なく
できるようでした。
 それでも時折ですが、廊下や居間で二人きりでばった
りと対面し合ったり、思わず視線を合わすことがあった
りします。
 そういう時は大抵は義母のほうから逃げるように身体
をよけたり、目を逸らせていきます。
 強引で暴力的な行為ではなかったといても、あれだけ
の恥辱を僕から受けた義母です。
 それはそれで仕方のないことだと僕は割り切っていて、
特段に気に病むこともありませんでした。
 しかし義母が退院して三日も過ぎた頃には、正直なと
ころ、あの艶やかで滑らかな義母の柔肌が恋しくなり、
悶々とした気持ちにもなったのですが、そんな時には少
し後ろめたい気持ちのまま、妻の由美の弾力のある身体
を激しく求め、あの時以来、自分でも信じられないくら
いに急激に旺盛になった性欲を発散させる僕でした。
 やはり妻のいる家の中では、義母と二人きりになる長
い時間の確保は困難を極めましたが、こうして同じ家に
一緒にいることで、義母は僕とのことを断ち切り忘れる
ことはできないであろうし、僕は僕で毎日の僅かな時間
でも、清楚で気品のある色香をそこはかとなく漂わせる
彼女と対面できるのが喜びの一つでした。
 蛇足といっていいのかどうかわかりませんが、あの病
院の看護師の野村加奈子から、またしても訳のわからな
いショートメールが僕の携帯に入っていました。
 (先日は失礼しました。私の正直な気持ちをお伝えした
いので、メアドよければ教えてください)
僕にはまだ彼女の意図が何なのか皆目わかっていなかっ
たのですが、つい可愛い顔につられメアドを送ってやる
と、お礼の言葉と、自分の気持ちをきちんと整理して、
いつかまたメールします、との返信がありました。
 そして義母の退院から二週間ほどが過ぎたある日の、
家族三人での夕食時のことでした。
 妻の由美が僕と義母に向かって、
 「また急な話なんだけどね、今度は校長からの命令で、
明後日から九州の福岡である教職員研修会に行ってくれ
といわれたの」
 と切り出してきたのでした。
 「ああ、そうなの」
 と僕は口と箸を動かしながら、ちらりと斜め前の義母
の顔を伺い見ると、やはり驚きの目をして少し困ったよ
うな表情に見えました。
 「二泊三日の出張で、どこが主催するのかまだよくわ
からないんだけど、女性教員限定の研修会なんだって」
 まだ二人のことは何も知らないままの由美は、屈託な
さげに僕と義母に淡々と報告したのでした。
 「近頃の教員も大変なんだね。学校内の仕事ばかりじ
ゃないんだ」
 僕は行儀悪く口の中にものを入れながら、首を頷かせ
て他愛なさげにそういって平常を装っていましたが、内
心は卑猥で邪淫な期待感で胸が破裂しそうなくらいの思
いでいました。
 「だからあなた、お母さんの面倒お願いね」
 由美からの声かけに、僕はこくんと頷いて義母をまた
横目で見ると、彼女の眼鏡の奥の目は困惑と動揺が入り
混じった複雑な表情になっているのが垣間見えました。
 そういえば一昨日のことでしたが、義母が退院後の経
過診断で病院へ行くことになっていて、僕が仕事休んで
車で送迎しようかと由美に申し入れた時、仕事を休ませ
るのは申し訳ないという理由で義母から固辞されたこと
がありました。
 義母にすれば僕と二人きりになることだけは、絶対に
避けたいことは明白でした。
 由美の出張前夜、僕は明日から二日間の義母とのこと
を思い、いやが上にも逸り昂まる気持ちで、三十代半ば
の妻の熟れた身体を激しく貪り尽くしたのでした。
 翌朝早く、由美を駅までクルマで送り、勤務に出た僕
は午後からの休暇願いを提出して、帰宅する前にあると
ころに向かって車を走らせました。
 休暇願いの提出は、由美の出張を知った日に僕が心密
かに決めていたことでした。
 そして午前の勤務中に、僕は不埒なことを思いついて
いたのです。
 自宅とは逆方向に車を走らせ郊外へ少し出たところの
細い道沿いにある古びたテナントの駐車場に車を止めま
した。
 以前に何かの用でこの辺を走った時に気づいていた、
小さなアダルトショップでした。
 こういうところへの入店は、僕は恥ずかしながら初め
てのことでした。
 僕はダッシュボードからマスクを取り出し紐を耳にか
け車を降り、派手なポスターや卑猥な文字が書き込まれ
ているドアを開けて中に入りました。
 本当に初めての体験だったので店内での僕の驚きは尋
常をはるかに超越していましたが、二十分ほどで僕は買
い物を終え手に紙袋を提げ、その店を出て車に乗り込み
逸る気持ちで帰路につきました。
 初めてのアダルトショップでの視覚的な衝撃は、義母
と今から過ごすことに、すでに大きく興奮しきっていた
僕の昂まりをさらに増幅させるに充分すぎるものでした。
 自宅の駐車場に車を入れたのは一時過ぎでした。
 午後からの帰宅は義母には報告はしていませんでした。
 駐車場に車を入れる音で、義母は多分僕の予期せぬ帰
宅に気づくはずです。
 そのことは織り込み済みで、僕は玄関の鍵を開け中に
入りました。
 居間にも台所にも義母のいる気配はありませんでした。
 おそらく僕の唐突な帰宅に気づいた義母は、自室に引
きこもったのだと思いました。
 義母の室の入口の襖戸には施錠の装備はされていない
はずでした。
 背広からジャージーの上下に着替えてから、アダルト
ショップで買い求めたものが入っている紙袋を手に持ち、
僕は廊下を出て義母の室の前に立ちました。
 取っ手に手をかけ横に引こうとすると、中から制御す
る力がかかっていました。
 義母が不自由な身体でどうにかして、僕の侵入を防ご
うとしているようでした。
 「亜紀子、開けるんだ」
 静かな口調で僕はいいました。
 しばらくして、
 「お願い…来ないで」
 と哀しげで弱々しい声が間近に聞こえました。
 二度三度の言葉のやり取りの後、やがて義母のほうが
根負けして襖戸は開きました。
 前にも嗅いだことのある女性の室特有の艶かしい匂い
が、ぷんと僕の鼻腔を刺激的に擽ります。
 慌てふためくように薄い水色のニットのセーターとカ
ーディガンのアンサンブル姿の義母の小さな身体が、畳
の上を這うようにして後退りしていました。
 「お、お願いだから…出ていって」
 蒼白になった顔面に慄きの表情を露わにして、前に進
む僕を制止しようと、喉の奥から搾り出すような声でい
います。
 鏡台の置かれている壁にへばりつくようにして、座位
の姿勢で身体を小さく竦めていた義母の震え怯える肩を、
僕の両手が上から掴み取るように捉えました。
 揉み合いが少しの間続きました。
 蒼白な顔の義母が真剣な怒りの表情を見せて抗いまし
たが、男の力に勝てるわけはなく、いつの間にか僕の胸
の中に蹲るようにして抱き竦められていました。
 「だ、だめっ…やめて、浩二さん」
 「亜紀子、長い二週間だったよ。やっと二人きりにな
れた」
 「いやっ…い、いけないことだわ…こんな」
 「今日は死ぬほど亜紀子を愛したい」
 「だ、だめっ…こ、こんなこと」
 強く捲きつけられた僕の腕の中で、義母はか弱くもが
き、哀願的な拒絶の声を幾度となく発するのですが、当
然ながら聞く耳を持たない僕でした。
 「ああっ…い、いやっ」
 一際高い声を義母が上げたのは、僕にセーターとカー
ディガンを一気に首からたくし上げられるようにして脱
ぎ離されたからでした。
 白のキャミソールと水色のブラジャーが露呈し、義母
の細い肩肌まで露わになりました。
 胸に押さえつけるように抱き締めたまま、僕はブラジ
ャー越しに乳房をわし掴みにいきました。
 大きさはなくてもかたちよく丸く膨らむ、艶やかで柔
らかな義母の乳房の久しぶりの感触に僕の興奮はさらに
昂まっていました。
 僕の脳裏にあの風雨の山小屋の闇の中で初めて触れた
義母の乳房の感触と、病院の病室での汗に滑った乳房の
手触りが同時に思い起こされていました。
 ブラジャーの中に潜り込んだ僕の指先が、義母の乳房
の上の小さな蕾を捉えました。
 少しの力で摘まむように揉みしだいてやると、
 「ああっ…だめ」
 とか弱い声を上げ義母は顔を切なげに歪め、荒い息を
吐き続けてくるのでした。
 壁に二人でもたれかかるようにして蹲った姿勢で、僕
はまた義母の小さく丸い乳房と蕾のような乳首への愛撫
を長く丹念に続けたのです。
 荒く吐いていた息が吐息のように変わり、いつの間に
か義母から抗いの力が消えていました。
 唇を重ねにいくとほんの少しの抗いの後、歯と歯の間
はすぐに開き、義母の熱く火照った小さな舌が僕の舌に
従順に絡んでくるのでした。
 それから数分後、僕はまるで腑抜けのようにぐったり
となった義母から一旦離れ、押入れから布団を取り出し
室の中央に敷きました。
 力なく俯き壁にもたれかかっていた義母を抱き上げ布
団に運び、彼女の小さな抵抗もものともせず衣服の全て
を脱がせ、僕も素っ裸になりました。
 布団の上で横向きで全裸のみを小さく竦ませている義
母に添い寝するように僕も身を横たえました。
 義母の背中に僕は自分の胸を合わせるように密着し、
彼女の脇の下から伸ばした手でまた乳房をわし掴みにい
きました。
 義母の手がすぐに僕の手の上に重なってきましたが、
それは拒絶の仕草ではありませんでした。
 「ああ…こ、浩二さん。…わ、私」
 「ん?どうした?…亜紀子」
 「私…怖い」
 「何が怖い?」
 「こんな…こんなことになって…」
 「男と女の間には好き合ったら何もないさ。年齢差も
関係ない。身分や立場だって関係ないさ」
 「そ、そんなこといっても…」
 義母の乳房への愛撫を休むことなく僕は続けていまし
た。
 「僕たちはこうなる運命だったのさ。僕が男で亜紀子
が女。それだけのことさ」
 「ああっ…そんなこといっても」
 「難しいことはもういい。僕は亜紀子を愛したい、そ
れだけだ」
 ややあって義母の身体を僕の正面に向けると、彼女の
白くか弱い腕が、自然な動きで僕の首に捲きついてきて
いました。
 それからは激しく抱擁し合い、その抱擁の中で僕が義
母の頭を少し強引に下に下げようとすると、彼女は自ら
の意思で身体を下にずらしていき、僕の下腹部のものに
手を差し伸べ、ゆっくりと唇を近づけ、やがて口の中に
静かに含み入れてきました。
 顔を上げ下に目を向けると、僕のものを口の中深くに
含み入れた義母は薄赤く上気した顔に、官能的で恍惚と
した表情を見せていて、僕は気持ちをさらに昂ぶらせる
のでした。
 そうして布団の上で仰向けになった義母と、膝を立て
て座る僕はお互いの身体の部分を深く密着させ、しがみ
つくように強く抱き合い、唇を飽くことなく求め合いな
がら、一際高い咆哮の声をほとんど同時に上げて深い絶
頂の極みに達したのでした。
 それからしばらくの間、僕と義母は寄り添うようにし
て布団に仰向けになって、黙り合ったまま茫洋とした空
気の中にいました。
 僕の腕枕に義母のまだかすかに火照りの残った顔があ
りました。
 「亜紀子、僕は今とても幸せな気分だ。本当だよ。亜
紀子とこうなって、僕は何一つ後悔はしていない」
 天井に顔を向けたまま独り言のように僕は声を出しま
した。
 僕の本心の言葉でした。
 しばらくの間があって、
 「こんな…こんなおばあちゃんで…いいの?」
 と義母からか弱い声が出ました。
 「さっきもいったろ?人を好きになったり愛したりする
のに、年齢なんて関係ないさ」
 「でも…」 
 「世の中いくらでも高年齢差のカップルはいるじゃな
いか。僕はね、初めて亜紀子に会った時から、密かに君
に恋していた。叶わぬ願望として亜紀子をいつか抱きた
い、と思っていた。これは嘘じゃない」
 「…嬉しいわ。お世辞でもそういってもらえて」
 「お世辞なんかじゃない」
 「…ありがとう」
 「でも、勝手ないい分だけどね。妻の由美のことも僕
は愛してる。…そして亜紀子も愛してる」
 「このこと…由美に知られたら…私、生きていけない」
 「知られなかったらいいさ。二つの愛を育てるにはそ
うするしかない」
 身体を起こして僕は義母の唇を求めにいきました。
 義母も僕の動きに呼応して顔を僕の顔に近づけてきて
いました。
 二人の唇が熱い抱擁の中で長く重なりました。
 義母の唇を貪り吸いながら、僕はふとアダルトショッ
プのことを思い起こしました。
 義母をもっと虐めてみたい。
 清楚な元聖職者の義母を恥ずかしく淫らに狂わせてた
いという発想で、僕はこれまでただの一度も行ったこと
のないアダルトショップを訪ね、そしていくつかのもの
を買い込んできたのでした。
 そしてその発想の根拠は、例の封筒の中のすこし古び
た写真の義母を被写体とした数々の淫らな画像でした。
 あの写真のことについて、僕はここで今思い切って尋
ねてみようと思いました。
 「亜紀子、これからは僕には何でも正直に話してほし
い。勿論、僕も亜紀子には正直に何でも話すつもりだ」
 「………」
 賢く機転の利く義母の顔がかすかに曇るのがわかりま
した。
 僕の問いかけの意味を義母は察したのでした。
 「もう、僕もこれだけ恥ずかしいことをしてしまって
いる。亜紀子にどんな過去があっても、僕は驚きはしな
い。正直にいうと、僕は…僕もあの写真の世界の中に身
を沈めてみたいという願望がある」
 義母の細い両肩が僕の間近で小刻みに震えているのが
わかりました。
 少しの沈黙の後、
 「あれは…」
 と哀しみと不安のようなものの入り混じったようなか
細げな声で義母が切り出しました…。

      続く

 
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22
投稿者:りょう ◆zEGpD4VZDY
2015/06/25 05:38:25    (VYJgCpMI)
おはようございます!いつも楽しみにしてます!是非続きを宜しくお願いします!
23
投稿者:(無名)
2015/06/25 05:52:24    (Lj09LJmn)
これで2回目か3回目のリメイクだけど、これは完結するんですか?また失踪するなら最初から長編にした方がいいと思うんだけど。
24
投稿者:タダシ
2015/06/25 06:59:23    (5x6Bl3Vw)
毎朝、新規投稿の有無を確認しています。
楽しみにしていますので、続けてください。
25
投稿者:(無名)
2015/06/25 20:26:16    (CLfIuXoG)
最初は次の書き込みを楽しみにしてたのですが、何か白けてきました。なぜなんだろう?
26
投稿者:コウジ
2015/06/26 04:08:01    (YUHR382J)
目を覚ますと室が電気の照明で明るくなっていま
した。
 窓のカーテンが閉められていて、日の暮れから夜
になっている感じがあり、布団の横にあった置時計
に目をやると七時十五分でした。
 何時に眠ってしまったのか正確にはかりませんが、
二時間前後は眠っていたようです。
 側にあったトランクスとTシャツだけ身につけて、
ふと見ると今日の午後にこの室に入った時には壁に
立てかけられていた座卓が布団の真横に置かれ、そ
の上には食事の用意がされていて、大きな皿に天ぷ
らのような料理が盛られていたり、何かが入ってい
る小鉢が二つほどと、湯気の立つ味噌汁のお椀が見
えました。
 義母の姿がないことに気づいたすぐ後に、襖戸が
外から開けられ、手に盆のようなものを持ち、濃紺
のジャージーの上下に水色のエプロン姿の彼女が片
足を引きずるようにしながら入ってきました。
 炊き立てなのか湯気の多く立つご飯の盛られた茶
碗を盆の上に載せていました。
 少し危うい足取りを見て、
 「亜紀子、大丈夫か?これ全部君が?」
 と声をかけると、
 「お買い物に行けないから冷蔵庫にあるもので作
ったものばかりで、何もないのだけど…」
 義母は茶碗を座卓に置き、
 「天ぷらが好きだといってたから」
 とやはり僕とは視線を合わさないままいってきた
のでした。
 僕が惰眠に耽っている間に、義母は不自由な足で
台所とこの室をおそらく何度も往復して、僕のため
に夕食を用意してくれたのでした。
 義母のそんな気遣いを思っていた時、僕の携帯が
鳴りました。
 妻の由美からでした。
 無事福岡に着いているとの報告で、母にもよろし
くということだったので、義母に携帯を翳すように
してその旨を告げて、
 「おいしそうだな。ありがとう、いただくね」
 といって僕は箸に手をかけました。
 妙にこそばゆくて温かく嬉しい気持ちで箸と口を
忙しなく僕は動かせました。
 義母は僕の斜め横に座り、楚々とした所作で湯呑
み茶碗に急須から熱いお茶を注いでくれていました
が、それが済むと急に姿勢を直してきて、そこで初
めて僕に視線をしっかりと合わせてきて、
 「浩二さん、お食事しながらでいいから聞いて」
 と眼鏡の奥の切れ長の目を光らせ、改まったよう
な真剣な口調で僕にいってきたのです。
 「お食事が終わったら、もうこの室から出て行っ
てね。このままでは本当に駄目だと思うの。…あれ
だけの恥ずかしい過去のある私からどうこうといえ
る立場はないということはわかっています。…今、
私はこうして生きているのさえ恥ずかしく、死ぬほ
どに情けなく思っています」
 つい数時間前には僕に抱かれ、女として官能的な
愉悦にはしたないくらいに、喘ぎ狂った顔や表情は
微塵もなく、あの元聖職者の凛とした顔に戻ってい
て、言葉を差し挟む余地さえないような毅然さに満
ち溢れていました。
 「お食事中にごめんなさいね。食べながらでいい
から聞いてね」
 唐突な義母の強く思い詰めたような声と真剣な眼
差しに、思わず箸と口の動きが止まってしまってい
た僕に気づいてか、彼女はかすかに柔和な表情を見
せましたが、すぐにまた厳しい表情を戻し、
 「前にもいいましたが、あなたを私は責めるつも
りはありません。でも、あなたと私の立場ではこん
なことは到底許されることではありません。本当に
今日の今を限りに何もかも忘れましょう」
 義母は僕から視線を逸らすことなく、真摯な声と
真剣な眼差しで語りかけていました。
 僕は黙ったまま、箸と口の動きを止めることなく
聞いていました。
 義母が真剣な眼差しをして真摯な声でいっている
ことは正しいことでした。
 一膳のご飯を完食し、義母が入れてくれたお茶を
手に取り一口すすり呑んだ後、僕から出た言葉は、
 「亜紀子、その話はもういいよ。二度とは聞きた
くない」
 というものでした。
 驚きの表情を浮かべる義母に対して、
 「ご飯はおいしかったよ、ごちそうさん。…僕
はあの日から、あの山小屋の一夜で亜紀子を知っ
てから変わった。ある意味では僕はあの夜から悪
魔に心を売ったのかも知れない。それは亜紀子、
君のせいだよ」
 とさらに言葉を継ぎ足しました。
 「私の…?」
 「そうだ、亜紀子が僕の前に現れたからだ。由美
の母親として君が僕の前に現れた時から、僕はずっ
と夢想してた。立場とか身分とか、年齢の差なんて
関係ない。…理屈じゃないのさ」
 「そんな…」
 「あの山小屋でのことは過ちでも何でもない。僕
にとっては一つの起点に過ぎない。そして僕は今も
後悔は少しもしていない」
 「で、でも私があなたの妻の母親だということは
事実です」
 「亜紀子、僕は由美を今も愛している。それは間
違いないよ。そして亜紀子も愛している」
 「無茶だわ…そんな」
 「無茶でいいさ。僕が二人を同時に愛していれば
いい」
 「非常識だわ…」
 「いいじゃないか非常識で。世間にさえ知れなけ
れば…よくは知らないけど倫理観を罰する法律とい
うか刑法はないだろ?」
 「あなたは…おかしい」
 「おかしくていいんだよ。亜紀子を死ぬほど抱き
たい。それだけさ」
 義母の目鼻立ちの整った顔が蒼白になり、憤りの
表情が浮かんできているのがわかりました。
 「三十も年の離れた男の僕が、亜紀子をこれほど
抱きたいと思っている。あの青木という男だってそ
うだよ。亜紀子には自分では知らなくてわかってい
ない女の情欲というか、官能的な部分がどこかに備
わっているんだよ。…それを僕はまだこれから探し
たい」
 義母は哀しげに首を左右に強く振って、ついには
顔を深く項垂れさせてしまっていました。
 「亜紀子、君となら僕は地獄にでも堕ちれる。愛
している」
 深く項垂れている義母の頬に涙が伝い落ちている
のが見えました。
 義母のその深い哀しみと絶望の涙を見て、僕の邪
淫な悪魔の心が不意に蜂起していました。
 「亜紀子、そのジャージー脱いでごらん」
 という僕の声に、義母は驚愕の表情で俯けていた
顔を上げてきました。
 「な、何を…何をいってるの、あなたは」
 「服を脱げといってるんだよ」
 「で、出ていって」
 「命令だよ。早く脱げよ」
 声を強く荒げ、乱暴な口調でいって、手に拳を作
って鋭く睨みつけるような強い視線を、僕は義母に
向けていました。
 僕の突然の乱暴な声に、義母は小さな肩をびくん
と震わせ、また顔を深く項垂れさせていき、固まっ
たように動かなくなっていました。
 「亜紀子っ―」
 脅しめいた強い声で義母の名を呼びました。
 「亜紀子、君は僕の命令には逆らえない。いいか
い、気持ちはいつまでも先生のままでも、女として
の亜紀子の身体はもう男の僕を知り過ぎた。だって、
僕が眠る少し前に、僕のものを咥えていた時の亜紀
子の顔は、まるで下品な小説に出てくる娼婦のよう
に艶かしかったよ」
 と故意的に蔑むようにいって、さらに僕は言葉を
続けました。
 「亜紀子はこれまでは教育者として長く勤め、亡
くなったお義父さんも、由美の話では真面目一途な
人なんだってね。そんな清廉な人生は、もしかした
ら虚構の亜紀子で、本性は淫らで情欲の強い女なん
じゃないのか?これまで亜紀子を抱いてきてそう思
うよ」
 と義母を失意と奈落の底へ突き落とすような言葉
を浴びせ続けたのでした。
 義母の小刻みに震えていた両肩が、その場にいた
たまれなさげに大きく波打ってきていました。
 「亜紀子、僕はさっきもいったように妻の由美を
今も愛している。確かに異常かも知れないが、この
まま由美に亜紀子とのことを知られることなく、仲
良くやっていきたいと思っている。それにはしかし、
婿の僕とこうなった亜紀子の協力が不可欠だ。わか
るよね」
 と止めを刺す台詞を吐いて、義母の顔を伺い見た
のでした。
 義母の蒼白な顔からさらに血の気が引き、殊更に
際立って見える紅い唇をわなわなと震わせ、僕の狡
猾な言葉の暴力の前に声も出せなくなっているよう
でした。
 しばらくの間、気まずい沈黙の時が流れました。
 「どうするの?」
 と僕は苛立ったような声を出して、座卓に両手を
つき、やおら立ち上がる素振りを見せた時でした。
 義母の両肩がまたぴくんと震え、両の手がジャー
ジーのジッパーの上部に添えられていました。
 少しの間があって、ジッパーが下ろし外される小
さな音が耳に入りました。
 白いポロシャツが見えました。
 そういえば義母は化粧をし直しているのか、紅い
ルージュの際立つ唇を固く噤ませ、眼鏡の奥の目も
強く閉じ、両肩を小刻みに震わせながら、両腕から
ジャージーの上着を脱ぎ外したのでした。
 「全部だよ」
 短く僕は義母を促します。
 ポロシャツの上のボタンに義母の細い指がかかり、
間もなく上半身は薄い藍色めいたブラジャーだけの
姿になりました。
 「ブラもだよ。それから下もね」
 平然とした声で僕はさらに義母を促しました。
 僕の惰眠の間の時間で、義母は凛とした気持ちに
戻り、理性の心まで取り戻していたのは、食事の時
のあの強い意志のこもった僕への毅然とした説諭じ
みた諭しの声でわかっていました。
 その義母の蘇った理性を、僕はまた破壊しようと
しているのでした。
 おずおずとした仕草でブラジャーのホックを外す
義母の心には、おそらくまだ理性は相当に残ってい
るのでした。
 「この食器の片付けは僕が今からしてやる。亜紀
子はそれが済むまでに、全部のものを脱いでおくん
だよ」
 そういって僕は立ち上がり、座卓の上の食事の後
の食器類を手際よく盆にまとめ室を出ました。
 一度戻った時には、義母はまだ上半身だけが裸の
ままでした。
 義母は僕の脅迫じみた言葉で突き落とされた絶望
の淵の中で、躊躇い、狼狽え、動揺しきっているの
がわかりました。
 残っていた食器類を持って室を出る前に、
 「早くしなよ」
 と僕はわざと乱暴な口調でいい残して、また室に
戻ると、義母は同じ場所で座位の姿勢のままでした
が、衣服は何一つ身につけてはいませんでした。
 当然、僕と視線を合わすはずもない義母でしたが、
改めて彼女の慄き震える白い裸身を見ると、俄然、
僕は欲情の心を大きくし、ある企みを持って機敏に
動くのでした。
 身を小さく竦め深く顔を沈め込んでいる義母を無
視して、昼間にこの室の隅に置いていた、アダルト
ショップから持って帰った紙袋を足元に置き、次に
きれいに片付けた座卓の上に、横にあった上布団を
かけ敷いたのでした。
 昼間の短い時間でしたが、僕は慣れぬアダルトシ
ョップの店内を右往左往した時、ある写真雑誌を見
たのですが、巻頭部分に武家時代の内容で、仇討ち
のため女でありながら男の小姓姿に身を変え、悪人
どもと刃を交え闘うという流れで写真が構成されて
いて、あるところでその女剣士が捕われの身となり、
着ているものを剥ぎ取られていき、ついには座卓の
上に全裸にされ仰向けの状態で両手両足を四方に拘
束され、恥ずかしく陵辱を受けるというのがあった
のです。
 その美貌の女剣士の顔が最初は屈辱に気強く堪え
ていたのが、悪人どもの寄ってたかっての狡猾な陵
辱の前に屈し、ついにはその悪人どもに隷従し悶え
狂う淫靡な内容が、コマ送りの派手なカラー画像で
掲載されていて、その座卓上での画像が強く僕の印
象に残っていたのです。
 僕は座卓の横で深く頭を垂れている義母の両肩を
掴み起こすように持ち上げ、彼女の小さな白い裸身
を座卓の布団の上に仰向けにしたのでした。
 そして紙袋から買ってきた赤い縄紐の束を取り出
し、馴れぬ動作で義母の両手両足をあの画像のよう
に四方に括り止めたのです。
 義母の顔は僕に何をされるのかという慄きと戸惑
いを露わにし、小さな抗いの所作を見せるのですが、
やがて手首足首が赤い縄で四方に固定され、明るい
照明の下で何一つ隠すもののないあられもない痴態
を晒け出していることに気づき、
 「い、いやっ…こ、こんなっ」
 と蒼白の顔をさらに激しく狼狽させ、唐突におし
寄せた羞恥で仄赤く上気した細い首を慌てふためく
ようにうち振るのでした。
 赤い縄紐を見た時の、そしてその縄で拘束を受け
る義母は、僕も少し驚くくらいの反応を見せたので
した。
 昼間にアダルトショップで見た小姓姿の全裸にさ
れた女剣士の画像と、眼鏡をかけた顔に慄きと狼狽
の表情を一杯にした義母の、年齢の衰えはさすがに
隠し切れなくも小さく白い艶やかな肌の裸身が、僕
の昂まり出した気持ちの中で妖しく交錯し、さらに
興奮の度合いをいや増してきていました。
 紙袋からもう一つのものを僕は取り出しました。
 電気マッサージ器でした。
 通常には肩や首や腰の凝りを強弱のついた振動で
癒すものですが、一方で女性の身体を悦ばせる性具
になっていることは僕も当然知っていました。
 その器具のコードをコンセントに差し込み、取り
あえずそれは布団に置き、僕は義母の顔の近くでシ
ャツとトランクスを脱ぎました。
 慄きの表情をしたままの義母の眼鏡の奥の目が、
素っ裸になった僕を捉え、慌てて顔を背けていまし
た。
 座卓の横に僕は腰を下ろし、片方の掌を義母のす
べすべとした艶やかな腹肉に這わすように置き、も
う一方の手に電動器具を持ち、彼女の脇腹近くに当
てスイッチをオンに入れました。
 「ひいっ…」
 と掌と電動器具による同時の愛撫に、忽ち義母が
腰を高く浮かすようにして、喘ぎの短い声を上げま
した。
 腹部をいたわるように撫で回したその手をゆっく
りと乳房に向けます。
 蜂の飛ぶような振動音を出す器具の照準も乳房に
合わせていました。
 遮るものは何もなく僕の手は、義母の可愛く小さ
な乳房の膨らみを捉えました。
 「ああっ…」
 義母の小さな喘ぎの声がすぐに上がりました。
 少しの時間をかけ、僕は自分の手と電動器具を交
互に駆使し、義母の乳房と小さな蕾のような乳首へ
の愛撫に専念しました。
 両手の自由を奪われている義母は、切なげな息を吐
き間断なく喘ぐしかありませんでした。
 腰を上げ顔を義母の顔に近づけると、熱い吐息の音
が耳にしっかり聞こえます。
 唇に唇を寄せていくと、最早、義母は逃げることな
く僕の唇を迎えるのでした。
 重ね合った口の中で舌と舌が呼応し合うに熱く絡ん
でました。
 恥ずかしく縄紐で拘束され抗いが不可能ということ
を知り、義母はされるがままに僕の愛撫を受けている
のか、また再び女としての官能の炎を燃え上がらせて
きているのかはその時はまだ不明でした。
 乳房を堪能した僕の手は義母の下腹部に伸びてい
ました。
 やや半開きの状態で両足首を座卓の脚に固定され
ている義母の下腹部の漆黒の茂みの中へ、僕の手は
いとも容易く侵入していました。
 電動器具のスイッチを一旦オフにして、指二本で
茂みの中の肉襞を開けると、そこはもう僕も少し驚
くくらいに夥しく濡れそぼっていました。
 「ああっ…」
 熱く淫靡に濡れそぼってしまっていることを僕に
知られ、激しく狼狽するかのようにを首を大きくの
け反らせ顔を激しく歪ませながら、義母は一際高い
明らかな愉悦の声を上げるのでした。
 「亜紀子、気持ちいいのか?」
 と僕が耳元で囁くように聞いてやると、義母は大
きく頭を振るようにして、
 「い、いい…いいの、浩二…さん」
 ともう高く昇り詰めているかのような声で告知し
てくるのでした。
 「もう、僕に説教なんかしないよね?亜紀子」
 「ああっ…は、はい。…も、もうしません…ああ
っ」
 「亜紀子はもう僕の奴隷になるんだよね?」
 「…はい、あ、あなたの…」
 「何?」
 「こ、浩二さんの奴隷になります…」
 「亜紀子はいい子だ。これからもっと、もっと恥
ずかしいこと一杯してやるね」
 「ああっ…はい」
 義母の下腹部に伸ばした僕の手は、まるでぬるま
湯にでもつけた後のように掌全部をが滴り濡れてい
ました。
 義母のその激しく夥しい滴りは布団の布地にも大
きく確かな染みを滲ませていました。
 赤い縄を見る前の、そしてその縄で両手両足の拘
束を受ける前の義母の羞恥の表情と、見て拘束され
た後の彼女の反応が、明らかに違うのを僕は何とな
くですが気づいていました。
 それはあの山小屋での最初の行為の時から、病院
の病室のベッドでの抱擁の時、そして今日の午後か
らの義母との淫靡な睦み合いまでを含めて、あまり
性知識のあるほうとはいえない僕も、薄々ながら感
じていたことがありました。
 四年前の青木の件もそうですが、義母の亜紀子に
は彼女自身ですらまだほとんど知っていない被虐性
というか、平たくいうとマゾな部分があるというこ
とを、僕は座卓の上で異様な拘束状態のまま悶え狂
おうとしている彼女に接し、もっとさらに卑猥で淫
らな状況に追い込みたいと思うのでした。
 そして義母と僕の夜は長く熱く続いたのでした…。

27
投稿者:kkk
2015/06/26 05:30:47    (SRvTv69t)
義母さんの表と裏が・・Mな彼女のこれからが楽しみですね。
まだまだ続きがあるし、明日も、その次の午前中も・・・時間がタップしですが持つかな~彼女の体力が。
文章の運びがいろいろと想像させてくれますよ。
お待ちしていますね、彼女が拘束されてからどの様に喜ぶのか・・。
28
投稿者:クリ
2015/06/26 19:11:45    (eAklyv33)
相変わらず素晴らしいですね。
マイペースでお願いしま~っす。
29
投稿者:コウジ
2015/06/26 22:36:17    (uKEpCYjN)
煌々と明かりの点いた室で、座卓の上に全裸で仰
向けの姿勢で、両手両足を赤い縄紐で四方の脚に固
定され、全身の至る部分に僕の手と電動器具による
愛撫を受け、最早彼女は息も絶え絶えの状態で汗の
滲み出た顔を左右に激しく揺り動かせて悶え狂って
いました。
 ああ、ああと間断なく喘ぎの声を上げ続け、少し
前くらいまで、僅かな欠片程度に残っていた理性の
心も喪失してしまっているかのようでした。
 僕はあるところで、山小屋の時のように頭の向き
を逆にして義母の身体に跨り覆い被さりました。
 僕の顔の真下に、義母の意外な感じに濃い漆黒の
茂みが見え、彼女の顔の上にはほぼ屹立状態になっ
ている僕のものがそそり下りていました。
 義母の口がすぐに僕の屹立に唇を当て吸い込むよ
うに中に含み入れてきました。
 僕も彼女の漆黒の中に顔を埋めました。
 生熱い義母の舌の感触が僕の屹立の皮膚を妖しく
刺激してきます。
 湧き上がる昂まりを堪えきれなくなり、僕は義母
から一旦離れ、彼女の両足首を拘束している縄を解
き外して、大きく割り開かれた股間に入り、少し焦
らすような動きから、ゆっくりと挿入の行為に入っ
ていったのです。
 「ああっ…いいっ」
 義母の口から一際高い咆哮の声が上がり、全身が
硬直したように固まっているのがわかりました。
 もう幾度も感じた義母のその部分の狭窄感に、
 「ううむ…」
 と僕は堪えるように小さく呻いたのでした。
 それからしばらくの後、義母の両手首の縄も僕は
解いてやり、彼女の身体を起こし、座卓の布団の上
に胡坐をかいた自分に正対させ、腰を跨らせて密着
する姿勢をとりました。
 義母の小さく華奢な身体の下腹部に、僕の濡れそ
ぼった屹立が深く突き刺さっていました。
 この態勢もあのアダルトショップで見た、小姓姿
の美貌の女剣士が裸にされ、悪人の男に跨り座って
愉悦に浸っている画像を思い返してのことでした。
 「ああ…こ、こんな…は、恥ずかしい」
 義母のか細い両腕が僕の首に捲きつき、彼女の細
い背中を僕の手が包み抱いていて、二人の顔と顔が
触れ合うくらいのところにあり、自然に唇と唇がな
るのでした。
 「すごい…亜紀子のあそこすごく締め付けて、気
持ちいいよ」
 「ああ…いや、そ、そ
んな下品なこといわないで」
 やがて僕は身体を動かし、義母の身体を抱き締め、
その部分に突き刺したまま立ち上がり、そのまま横
の布団に全身を沈め落としたのです。
 義母を四つん這いにし僕は背後からまた彼女を突
き刺し、腰を激しく律動させ、その態勢のまま絶頂
の時を迎えたのでした。
 それから一時間ほど、義母は絶頂に達した後、布
団に突っ伏したまま意識を失くしていました。
 その間に僕は自分の携帯を手にして、何時間か前
に届いていた看護師の野村加奈子からのメールを開
きました。
 (突然のメールですみません。知り合ってまだ間も
なく、これという関わりもないあなたに、どうして
こんな告白をしたいと思ったのか、自分でもよくわ
からないのですが、病院でお会いして、私の小学校
の時の恩師のお嬢様のご主人様と知り、…そしてそ
の恩師とあなたとの特殊関係を偶然にも知ってしま
ったことで、自分の過去とあるところで交錯するこ
とがありましたので、勝手ながらこうしてメールさ
せていただきました。長文になろうかと思いますが、
途中で読みたくなくなりましたら、削除していただ
いてかまいませんので、よろしくお願いします)
と冒頭から長々とした文面になっていて、少し気が
重くなったのですが、僕と義母との特殊関係、とい
う箇所が少し気になったのは事実です。
 後でもう一度熟読することにして、流し読み程度
で画面を繰り下げていくと、どうやら彼女は自分の
過去の出来事についてを、まだ薄い因縁の僕に告白
しているようでした。
 野村加奈子が高校二年の頃に、五年前に夫と死別
していた母が再婚をして、市営住宅で二人暮らしだ
ったところに、新しい父親が唐突に現れ同居するよ
うになったということのようです。
 新しい父親は、老人ホームのケアマネージャーと
して働いていた母の部下のヘルパーとして、二年前
に入所しいつしか交際が芽生えたとのことで、母よ
りも四つ年下の四十二歳の男だということです。
 そして、野村加奈子はある時、その義理の父親に
無理やりに犯されたという内容でした。
 こんな重大なことを、どうしてまだ知り合いでも
ない自分に向けて打ち明けてきたのかがわからない
まま、僕は少し驚きながら携帯画面を流すように繰
り下げていました。
 あの病室で、自分の幼い頃の恩師である義母とそ
の娘の婿である僕との関係に、野村加奈子はどうい
うきっかけでか気づき、そして自分の過去の記憶と
交錯させ、彼女なりに何か思うことがあっての僕へ
の告白だと推測できました。
 僕と義母との特殊関係を知ったことで、野村加奈
子が僕を脅迫するという気配は少しもなく、自分は
友達ができない性格で、心から相談話ができる人が
いないというような自嘲的な告白もあり、終わりの
ほうに、恩師の義理の息子である僕には、そのこと
を抜きにしても男性としての第一印象で、勝手なが
ら好感を持たせてもらいました、と少しこそばゆい
ような文面もあったのです。
 詳しくは読み切れていないので、軽々しい判断は
できませんが、要は血の繋がりは別として親族関係
者同士での肉欲行為ということでは、野村加奈子も
僕もいわば同じ穴の狢といえるのだと思います。
 ゆっくりと熟読した後で、彼女には一度連絡を入
れて会ってみようと思いました…。


      続く
 
30
投稿者:kkk
2015/06/27 05:10:28    (rd7zi3Ua)
義母さんの乱れ様が凄い様ですね、普通の時の理性が何処かへ飛んで・・。
このギャップが貯まらに表現になっていますが、玩具の反応がどの様にあったのか書かれていると良かったな~
まだ、明日もありますがその次の朝には従順になっているのかな~、でも無薄めさんの手前どの様な対応するのか、彼女が我慢出来るのかな~。

加奈子さんは、一息入れる題材ですね。

続編をお待ちしています。
31
投稿者:コウジ
2015/06/28 03:06:06    (JLBRM7j2)
僕は不意に思い立ち、布団から起き上がり浴室に
向かいました。
 浴槽に湯を出して戻ると、義母が目を覚ましてい
るのか、上布団がもぞもぞと動いていました。
 「亜紀子、起きてるのか?」
 と声をかけ彼女の横に潜り込むと、一時間ほどの
眠りのせいで平静を戻しているのか、気恥ずかしげ
にぷいと寝返りをうち僕に背中を向けてきました。
 「お風呂入れてきたからね、一緒に入ろ」
 耳元に顔を寄せてそういうと、首を二、三度ほど
小さく振ってきましたが、彼女の腋の下から潜り込
ませた僕の手が、乳房の可愛い膨らみを掴み捉えて
も、手を添え当ててくるだけで、さしたる拒絶の所
作はありませんでした。
 乳房の肌の肌理の細かさが、僕の手と指を心地よ
く刺激してきます。
 義母のうなじのあたりに顔を寄せると、彼女の官
能的としか表現できない、艶かしい匂いが鼻腔を擽
ってきます。
 そういえば前に何度か妻の由美に、義母のまだ若
い頃の写真を見せてもらったことがあって、口に出
しては勿論いえませんでしたが、まるで綺麗な女優
のポートレートを見たような気持ちになり、心の中
で感動し興奮したことがありました。
 まだ幼い由美を抱いて清廉で清楚な笑顔で写って
いるその写真を、僕は由美のアルバムからこっそり
抜き取って、財布の中にでも入れていつも持ってい
たいと思ったものでした。
 それは女優のポートレートによくあるような妖艶
なだけの色香というよりも、上手くはいえませんが
上質な気品と豊かな素養のようなものが備わった色
香で、それでいてそのことをひけらかすような素振
りのかけらもない美しさに僕には見えたのです。
 「うっ…」
 義母の細い肩がぴくんと震え、小さな声が洩れ出
ました。
 彼女の乳房の膨らみを撫で擦るように楽しんでい
た僕の指先が、その可愛い膨らみの上の小さな蕾の
ような乳首を、少しだけ力を入れて摘まみ取ったの
です。
 最初は柔らかかった蕾が、固くしこりだしてきて
いるのがわかりました。
 義母は乳首を摘まんでいる僕の手を払い除けよう
としてくるのですが、その力は幼女のようなか弱さ
でした。
 二つの蕾を交互に摘まみ揉んでやると、そのたび
に義母は、うっ、うっと鼻から洩れるような短い声
を上げ続けるのでした。
 布団の下のほうでは、義母の小さくて丸い尻肉の
割れ目に、また半勃起状態になってきている僕のも
のが微妙に当たったり擦ったりしていました。
 心地のいい匂いに満たされ、布団の中で密着した
義母の身体から発せられる仄かな体温が、僕に言葉
ではいい表せない癒しの気持ちと、至福の時を与え
てくれているようでした。
 浴槽に湯が満たされそうな時間になったので、僕
は上体を起こし、義母に入浴を促すと、彼女はまた
子供が駄々をこねるように首と肩を振ったのですが、
僕はそれを無視するかのように動き、足の悪い裸身
の彼女を強引に抱き抱えて浴室に向かいました。
 手足をばたつかせ嫌がる素振りを見せていた義母
を、僕はそのまま浴槽の中に入れて座らせたのでし
た。
 湯の浸った細長い浴槽で義母は怒ったような表情
で、両膝を竦めるようにして座っていました。
 そして僕は義母の前で浴槽に足を入れ強引に、彼
女と向かい合うように座り込んだのです。
 この家で二人で風呂に入るというのは、義母は当
然ですが、妻の由美とも一度もないことでした。
 僕の目の前で緊張と気恥ずかしさを露わにして、
義母は僕との視線を避けるためか、湯に顔がつくく
らいに首を深く俯けさせていました。
 湯水に濡れた義母の白い肌はお世辞抜きに、六十
代という年齢を感じさせないくらいに、艶やかで瑞
々しく見えました。
 ちゃぽんと湯の跳ねる音と同時に僕の手は動き、
義母の細い二の腕あたりを掴み取っていました。
 そのまま強く自分のほうへ引き寄せると、義母の
態勢は湯の中のせいもあってか、意外に脆くも僕の
胸の近くまで寄りついてきていました。
 肩に手を回しさらに強く抱き締めると、小柄で華
奢な義母の身体は僕の胸の中に容易く引き込まれた
のでした。
 湯の音をざわめかせながら浴槽の狭いスペースの
中で、僕と義母の揉み合いがしばらく続きましたが、
やがて僕の唇が彼女の濡れた唇を奪い、強く重ねる
とやがてざわめいていた湯の音が静かになりました。
 僕の舌が義母の口の中に入り逃げ惑うの舌を捉え、
強く吸ってやると、
 「ううっ…むむぅ」
 と彼女は小さく呻きながら、次第に全身の力が弱
まってきているのがわかりました。
 僕の胸板を跳ねつけるように押していた義母の手
からも力が抜け、いつしかゆっくりと僕の首の後ろ
あたりに捲きつくようにしてきていたのでした。
 僕の手は湯の中でまた義母の乳房をまさぐってい
ました。
 ふと間近の義母の顔を見ると、湯水なのか汗なの
かはわからないのですが、ひどく濡れそぼった額と
かたちのいい眉の下の目が柔らかげに閉じられてい
て、抗いの気配は最早皆無に近い表情のようでした。
 浴槽の中での長い抱擁の後、僕は一旦義母の身体
を自分から離し、両手と両足を浴槽のもたれかける
ようにして、同時に腰のあたりを湯面まで浮かせた
のでした。
 僕の開けた足の間に義母を座らせ、自分の下腹部
を彼女の顔の前の湯面に浮き上がらせたのです。
 何をされるのかわからない不安に慄くような表情
の義母の顔の前に、それこそ潜水艦の潜望鏡のよう
に、すでに固くそそり立った僕のものが浮かび上が
ったのです。
 実をいうと、これも昼間のアダルトショップでの
短い時間の間に、手に取って見た卑猥な雑誌の一頁
を思い出しての真似事なのでした。
 勿論、僕には初めての体験でした。
 「亜紀子―」
 と僕はその奇異な姿勢のまま義母を呼び、何かを
促すような視線を送りつけました。
 湯面からいきなり突出した僕のものから、義母は
慌てて目を逸らしていました。
 その後も僕は義母の名を何度も呼び続け、目でそ
れなりの合図を送り続けていると、そのしつこさと
執拗さに観念したのか、諦めたように彼女の身体と
手がゆっくりと動き、まだ慄きの表情を残した顔を
恐る恐るといった面持ちで、僕のものに近づけてき
たのでした。
 義母は両手をゆっくりと僕の屹立に添え当ててき
て、唇を静かに先端あたりに触れさせてきました。
 やがて僕のものは義母の口の中深くまで含み入れ
られたり、舌先で丸く張り詰めた皮膚面を愛撫され
たりして、またしても暴発寸前までの興奮状態に追
い込まれたのでした。
 湯の温度を温めに設定していたことが幸いして、
僕はどうにかして暴発をまぬがれ、どうせならとい
う思いで、その行為を自分から止めさせ、忙しなげ
に動いて、浴槽の中で義母を腰の上に跨がせるよう
にしてそのまま下から彼女の下腹部を突き刺すよう
にしてつらぬいたのでした。
 「ああっ…こ、こんなところで…」
 突然としたつらぬきに義母は僕の肩に手を置き、
湯水と汗にまみれた白い顔を激しくうち振り、高い
咆哮の声を狭い浴室のタイル壁に響かせたのでした。
 湯水の中の行為でも、義母のその部分の狭窄感の
心地よさは変わることなく、下から杭を逆打ちする
ように、僕は彼女の腰のあたりを強く抱え込んでつ
らぬきつづけたのでした。
 「亜紀子、いいか?…いいのか?」
 「あっ…ああっ」
 「も、もう僕は…」
 「い、いいわ…わ、私も…」
 「逝くぞっ…一緒に…いいなっ」
 「ああっ…はいっ」
 「ううむっ…亜紀子っ」
 狭い浴槽の湯水の中で深く密着したまま、義母と
僕はお互いに求め合うように強く抱き締め合って、
今日だけで何度目かの熱い絶頂の淵を極めたのでし
た…。


    続く
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