2020/08/15 08:23:10
(rG.VFlOt)
次の日の朝です。
目が覚めると妻は着替の最中でした。
「おはよう、」
「おはようございます、貴方。」
「なあ、お前、」
「なんなの?起きて直ぐに、」
「ずっと聞きたかったんだが、昨日のライン、」
「あ、あのラインね、」
「どうだったんだ?」
「どうって?」
「だから、あいつが、」
「あ、それね、もういいの。」
「もういいって?」
「あの子わかってくれたの。」
「わかった?昨日、何もなかったのか?」
「それは…あなたが行った後、直ぐに、」
「そうなんだろ、」
「でも、もう二度としないって。」
「え?あいつが?」
「そうよ、約束してくれたの。」
「本当なのか?」
「私、あなたにラインしたでしょ、するとあの子、急に大人しくなって。ごめんなさい、母さんって、」
「あいつ、そんなことを、」
「そうなの、それで私、親子でこんなこと、お願いだからやめてって、泣いて頼んだの、あの子わかってくれたわ、もう二度としないって。」
「そ、そうか。」
「だから、あなた、昨日までのこと忘れて、私たち普通の家族にもどったのよ。」
「ああ、わかった。それはよかった。」
息子が、本気で約束したのか?
喜んでいる妻には言い出せませんでした。
その朝、いつものように親子3人で朝食を済ませると、私は先に家を出ました。
会社に着き、真っ先にトイレに。
妻はああ言ってましたが、息子が約束を守るはずがありません。
妻にはかわいそうですが、信用してた息子にボロボロに犯されてるはずです。
私は電車の中でずっと妻が息子に犯されてる様を想像してました。
今日もまたトイレでオナニーするつもりでした。
ですが、スマホを開けると、妻からのラインがありません。
そんなはずはない、私は妻に電話を入れました。
「大丈夫か?」
「ありがとう、貴方、心配してくれてたのね。でも、言ったでしょ、あの子とっくに学校行ったわ。」
「ああ、そうか、安心したよ。」
私はこの気持ちどこにぶつけたらいいのか。
あいつ、本当に妻のことあきらめたでしょうか。
その日は逆にそのせいで仕事が手に着きませんでした。