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2015/05/31 11:06:45 (YFGi3NiK)
田舎の高校を卒業して、県庁所在地の教材会社に就職した俺。
社員は社長、社長の息子の専務、営業兼配達もしながらの営業職は俺含め七人。
事務は社長の奥さん、専務の奥さん、そして美穂さんという女性社員さん、合計十二人という小さな会社でした。
田んぼ、畑、山くらいしかないど田舎から町に出てきた俺は、慣れない一人暮らしもあり、鬱々した生活をしてました。
それを救ってくれたのが美穂さんでした。
俺と干支でちょうど一回り違う、十二才年上美穂さんは同じ未年生まれ。
×1で四才になる息子と二人暮らしの女性でした。
美人ってわけでもない、可愛いってわけでもない美穂さんですが、ぽっちゃりした身体をよく働く、明るい性格の女性で、ミスばかりの俺をよく励ましてくれて、少しずつ俺は恋心と言うより、憧れみたいな気持ちを持つようになってました。
俺二十才、会社での成績も上がらず、辞めちまおっかな~、そう思っていたときです。
その会社、土曜は午前半日の営業だったので、良かったら息子の遊び相手してくれないか、そう誘われました。
帰っても暇な俺はOKし、美穂さんの家近くの公園で、息子さんとボール遊びをしたりしてました。
夕方、美穂さんが公園にきて、食事用意したから食べていってと誘われ、すっかり慣れた息子さんも誘ってくれたので、一緒に夕食を共にすることになりました。
そこで話しをされたのが、いつも威張り散らしている先輩の一人でした。
入ってきたときはいつもミスばかりで、社長専務、社長の奥さんから怒られてばかり、一度は社長からクビを突きつけられ、謝り謝り居残って、今では一端の顔してる、そんな話しでした。
大笑いした俺は、気分が少し晴れて、その日、自分のうちに帰ってきて、久々によく寝れました。
それから時々、美穂さんに週末誘われた、息子さんと遊び、夕食をご馳走になるようになりました。
恋心?憧れ?みたいな気持ちを持っていた俺。
でも女性との経験どころか、付き合った経験すらない俺は、こんな近くにいる美穂さんに、どうそれを伝えたらよいかがわかりません。
子供がいるため、忘年会とかの席にも来ない美穂さんが、お酒飲むのかも知らずでした。
いつもご馳走になってばかりで、手土産も持っていかなかった俺はその日、ビール数本を買って持参しました。
俺もお酒はほとんど飲めないのに、でした。
 
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投稿者:
2015/08/14 14:11:00    (l557/jBU)
若いのに今時にしては、とても謙虚な方ですね
会社の方、奥さん、子供たちに対して
感謝の気持ちを持てるって人は
そんなにいませんよね
何より美穂さんに対して感謝の気持ちだけでなく
敬い、労う気持ちを持っているって
大変偉いと思います。
どうか、そんな気持ち、考えが変わらずに生活されていく事を
祈念しています。
難題にぶつかる事もあるでしょうが
何とか乗り越えていかれる事を
また幸せになられるよ応援しております。
13
投稿者:(無名)
2015/06/04 22:53:25    (/x6DnQr4)
ウルっと来た。

自分で子供だなぁ~って自覚が有るから、逆に大人に成って行けると思うよ。

責任感で成長すると思うから、まずは頑張って。
偉そうに失礼しました。
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投稿者:安本 孝史
2015/06/04 17:38:44    (gA5voHXr)
色々なお返事いただき、ありがとうございます。
でも俺、まだまだ子供なんだな~、そう痛感させられる生活です。
正直、金銭的に生活は苦しいです。
子供にかかるお金、将来かかるであろう子供のお金、もちろん自分や美穂さんにかかるお金、不安に悩まされる時もあります。
家事に育児に仕事に奮闘してる美穂さんを見ると、産んでもらうよう動いた俺は、申し訳ないことをしたのかもと考えたりもします。
今、まぐれで当たった県営住宅住まいですが、もし外してて、民間アパート住まいだったらと思うとぞっとします。
早朝に起きて家族の朝食を作り、俺を送り出し、子供達を送っていきすぐ引き返し洗濯や掃除、休む間もなく朝十時には出勤して、迎えにいく四時に退勤し、風呂、晩飯、その他家事、何人分働くのかと思うくらいです。
そして夜は夜で、未熟な俺のエッチな育児も、決して怠らない美穂さんです。
結婚するとき、両親や爺ちゃん婆ちゃんからきつく言われたことがあります。
「息子が三人(一人は俺)、そんな家庭になってはダメだ」
でもほとんどそうなってるような気がします。
童貞で右も左もわからなかった俺。
俺は幸せなんですが、美穂さんには多大な負担を強いてるだけなのかな~。
もし、それを全て受け止める覚悟あって結婚したなら、美穂さん、相当な勇気と覚悟だったんだろうな、想像だけですがそう思います。
さらに幸いしてるのが、美穂さんの連れ子が非常に(今はまだ幼いから)素直で、俺をきちんと受け入れてくれて、悪いことして俺が怒っても、言うこと聞いてくれてる点です。
休みには美穂さんの負担をなるべく軽くするため、俺が二人の子の面倒を見るようにはしてますが、やはり何かがあると、美穂さんを頼ってしまいます。
勉強不足だなと思う点が、俺には次々と出てきますが、子供達は構わず成長していき、俺が追いつかないみたいな。
父として、旦那として、男として、美穂さんを満足させられる日は来るんだろうか。
「あともうちょっと、あともう一踏ん張りのとこだったよ」
先日、美穂さんとエッチしたとき言われた言葉は、もう一年近く前から言われてる言葉です。
若いから回数で、といきたいとこですが、翌日また来る家事、仕事、育児に奮闘する美穂さんを考えたら、そんな夜中まで、とはなかなか。
家庭、育児、仕事、夜、今が俺の正念場、なのかもしれません。
11
2015/06/03 08:44:25    (rSKf5Fxr)
ただダラダラと長く生きているだけの自分が恥ずかしい。
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2015/06/01 18:12:15    (EMuM/n9K)
いい話じゃねーか。感動した。
いい会社に入ったもんだなぁ…
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投稿者:(無名)
2015/06/01 13:22:59    (R4dm9dO3)
おめでとう。
これからも頑張ってね。
安本君。
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投稿者:安本 孝史
2015/05/31 23:56:26    (YFGi3NiK)
「安本!頑張れよ?初めて経験したらいきなり男っぽくなりやがって、生意気だ」
美穂さんは俺の胸を拳で叩きました。
「二度目は間違い絶対起こさないから、よろしくお願いします。孝史さん(それまでは安本君)の赤ちゃん、産ませてもらいます」
事の次第がどうなるか、報告があるまで、俺の相談を胸に秘めていてくれた社長の奥さんに、結婚しますの報告をしました。
僅か十二人の社内が、変な盛り上がりをしてました。
金がないから式はしないと両親に言うと、爺ちゃん婆ちゃんは曾孫見れると喜び、式の大半を出すからやれと命令されました。
美穂さんの連れ子、息子さんは、孝史兄ちゃんがパパになるってのが、イマイチ理解出来てないようでしたが、いつでも遊んでもらえる、ただそのことだけ嬉しいようでした。
美穂さんは社員では会社に迷惑かけると、社員からパート事務へ、その代わり時間に自由が増え、家計も助けられました。
初体験で相手を妊娠、たった二日のエッチで結婚、しかも安定期に入るまでお預けくらい、お腹が大きい美穂さんの手解きを受けながらエッチ、新米パパは息子さんとも遊び、お腹の中の我が子の成長も見て、ダメ社員返上のため日々頑張りました。
社長の奥さんのバックアップにも報いようと必死でした。
紆余曲折の末、産まれた男の子。
初対面で看護師さんから言われました。
「お父さん、そっくり過ぎてびっくりですよ~、ここまでそっくりさんはあまりないですね~、よほど血筋が濃いんですね」
笑われました。
そりゃそうです。
初体験で出来た子、濃厚なやつが出たんでしょうから。
今俺、二十四才です。
美穂さんは三十六才です。
まだまだ社会人としても、パパとしても、美穂さんの旦那としても若輩者です。
最近美穂さんに言われました。
「子供達のパパとしては、真面目で一生懸命な性格で満点なんだけど、こっち(エッチ)はまだまだね」
美穂さんは俺に初体験させてくれた日に飲んだビール、それ以降は一切飲まなくなりました。
「あの時も飲んで、間違いを犯したから。その結果が今の生活なんだけど」
そう言って笑いますが、俺も飲まないせいか、美穂さんも飲みません。
そして最近の美穂さんの口ぐせ。
「我が家、野郎ばっかりだから、次は女の子がいい」
四十前にあと一人、女の子が希望みたいです。
俺、もっと頑張らなきゃ、子供達とのこと、仕事、夜、若さを取り柄に頑張ります。
ありがとうございました。
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投稿者:安本 孝史
2015/05/31 23:06:53    (YFGi3NiK)
追加が遅れまして、大変すみません。
確かに美穂さんリードで行われた童貞卒業儀式でした。
でも俺だって妊娠の可能性を知らないわけではないし、美穂さんもそれは同じで、それでもあえて美穂さんは中に出されることを、避けなかった。
責任を美穂さんに任せようと思えば、可能でしたが、俺には出来ませんでした。
産むという選択肢がないのか、俺は美穂さんに訪ねました。
「離婚した経緯、息子のこと、年齢的なこと、まだ離婚して三年ほどしかたってない。それに安本君、君は私や息子、新しい子を養えるの?君にその覚悟がありますか?現実、無理でしょう?」
それが美穂さんの答えでした。
でも俺は引き下がれませんでした。
「美穂さんは俺とセフレみたいな考えで、それとも俺が可哀想だからしたんですか?」
美穂さんは違うと即答しました。
真面目で一生懸命な君に、報いてあげたかった、その純真純朴な君の気持ちが嬉しかったと言いました。
俺は思ったままを口にしました。
「新しい命に罪はないんです。罪があるならうかつなことした俺達だと思うんです。俺が若くて、給料安くて、大変でも、その責任を放棄して命を潰すってのは、どうかと思う」
現実論を語る美穂さんと、倫理的な論理の俺、話しは少しちぐはぐでしたが、美穂さんも、できればおろしたくない、その気持ちは確認出来ました。
でも妊娠出産となれば、美穂さんは仕事が出来ません。
仮に結婚しても、俺の収入だけでは、息子さんとかに不自由させるだけです。
所詮は二十一才になったかならないかの若輩者です。
俺が取った行動は、環境を作ろう、でした。
俺は社長の奥さんに、ことの成り行きを話し、相談しました。
凄く驚かれていました。
おろすおろさないの話しもしました。
すると社長の奥さんは言いました。
「出産育児を理由に退職させてはならない法律があるの。安本君の収入だけでは今は大変。ならば無理なく働きながら、産めばいいの。私はバックアップします。社長や専務にも私から話し通すから、任せない。あとは君次第だよ」
社長の奥さんの後ろ盾得たのは強みでした。
俺は美穂さんにそれを話しました。
すると美穂さんは、一気に産みたい、その流れになりました。
俺も覚悟決めました。
「今はうだつ上がらない若輩者だけど、頑張って今の仕事続けるから、すぐそばで見守ってほしい。結婚して下さい」
すると美穂さんは、ちょっと潤んだ瞳で言いました。
6
投稿者:(無名)
2015/05/31 20:35:46    (ojjL33gb)
私ならおろす決意を辞めてもらうために何度も行き話し合い産んでもらいます!
5
投稿者:安本 孝史
2015/05/31 13:22:36    (YFGi3NiK)
ふわふわしたような俺でした。
美穂さんは何か俺に言いましたが、耳には入っていませんでした。
ただ、満足したか?みたいな問いに、俺は首を縦に振ることしか出来ませんでした。
美穂さんは再び襖を開け、息子さんの様子を見てました。
「泊まっていく?」
美穂さんの言葉に、俺はやっと我に返ったようになりました。
「いや、俺、帰ります」
俺はそう言い、トランクスとズボンを、何故か慌ててはきました。
美穂さんは裸のままでした。
「そう?んじゃあ気をつけて帰ってね?もう遅いから」
下着をつけていた美穂さん目にしながら、俺は自転車を押して少し歩きました。
パンツの中がやたらとゴワゴワしてて、美穂さんの唾液、美穂さんの汁、俺の汁かわからないゴワゴワ感に、やったんだ、本当にやったんだみたいな気持ちが高ぶってきました。
引き返してもっとしたい、そう思って引き返しました。
でも美穂さんの部屋は、すでに電気が消えていて、俺は帰りました。
そして俺が帰りながら考えてたこと、それは美穂さんの中に出してしまったことでした。
翌日、俺は美穂さんにメールしました。
「昨夜はありがとうございました」
「どういたしまして」
中に出したこともメールしました。
「心配しないで」
そう返事がきました。
翌週、また美穂さんのとこ行ってよいか聞きました。
都合悪いからと断られました。
俺は一回こっきりで終わりにされるのかもと、内心焦りました。
でも、翌週には、息子さんが次、孝史兄ちゃんはいつくる?と息子にねだられたと、誘われました。
そして俺は美穂さんにまたお願いしたら、させてくれました。
今度は少し落ち着き、美穂さんに教わりながら、出来ました。
二回、中に出して、また帰宅しました。
それから一ヶ月は、美穂さんの都合で、美穂さん宅には行けないでいて、やっと都合良いとなり行きました。
そこで言われたのが、生理の遅れでした。
様子見て病院に行くと言われ、頭が真っ白になりました。
結果、妊娠でした。
俺が二十一才の誕生日にあと数日ってときでした。
「私が避妊せずに、安本君の上に乗ったんだから、安本君に責任ないから。私に任せてほしい」
そう言われました。
「おろすの?」
そう聞きました。
「そうするしかない、でしょ?」
言われてしまいました。
ちょっと釈然としない気持ちが残りました。
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