2014/12/07 06:56:40
(IFuHUV92)
8時前には主人も起きましたので、私は美代子を起こしに美代子の部屋へ… 入口でノックをすると「は~い!!」と言い美代子がドアを開け顔を覗かせました。「おはよー 朝御飯、食べに行くわよ!!」と伝えると「解ったわ!! 着替えてお母さんの部屋に行く!!」と答えました。私は部屋に戻って、着替えを済ませ美代子の来るのを待ちました。 暫くして美代子が部屋に来たので私達は食事をしに宿の近くの喫茶店へむかいました。 そして喫茶店へ着き、食事をしている時淳君から家を出発したとのmailが届きました。 「ネゝ私今夜、チョット高校の時の同級生と会う約束をしてるから出掛けるわよ!!」と告げると「別に構わないよ!! 滅多に逢えないんだから楽しんで来れば良い!!」と主人が言ってくれました。 私は淳君に「今夜、7時に鳥取駅で待ってるね…」とメールを送ると「解りました!!」と返事が届きました。そして食事を済ませた私達は鳥取駅から鳥取砂丘行きの路線パスに乗りました。 そして砂丘に着いた私達は早速日本のオアシス、砂丘公園に足を踏入れたのです。 「然し、何時来ても砂丘は大きいよな!?」と主人が言うと「私は初めて見たけど、お父さん達は前に一回来てるんでしょ!?」と美代子… 「未だ美代子が生まれる前よ!! 確かこの鳥取砂丘を舞台に男はつらいよが撮られたのよね!?」と言うと「ヘェ~そうなのか!? 誰々来たんだ!?」と主人が聴くので「渥美清と吉岡秀隆、後藤久美子よ…」と教えると「ヘェ~」と主人と美代子が口を揃えて感心した。 砂丘には2時間程居て、再びバスで鳥取駅に戻りました。バスターミナルに着き、バスを降りると主人が「麻須実、美代子… チョット此から父さんは一勝負して来るから、2人で観光して来なさい!!」と言うと主人はそそくさと一人出掛けて行ったのです。 「もうお父さんったら…」と美代子は愚痴を溢し「お母さん、私達はwindshopping行きましょ!!」と言うので「そうね… そうしましょ!!」と私と美代子は駅前にあるた鳥取大丸に向かいました。 大丸の店舗を一回りし、駅横にあるAEONに行き、私達は遅い昼食を済ませました。「美代子、貴女高校を卒業したらどうするの!?」と聴くと「就職するわ!! 本当は介護福祉の専門学校に行きたいけど、お金が掛かるし…」と言うので「行きなさい!! お金の事は気にしなくて良いから、貴女の将来なんだから…」と告げると「お母さん…」と俯きました。 その後、日が暮れる迄私達は駅前周辺を散策しました。 そして6時を少し過ぎた時、淳君から「今、駅に来ました…」とmailが届きました。 私は美代子に「それじゃお母さんは友達に逢いに行って来るね…」と告げると「気を付けてね…」と美代子は宿の中に入って行きました。 鳥取駅に着き、構内を見渡しますが淳君の姿が見当たりません… 構内を歩いて探していると、突然肩を叩かれたので振り向くと「おばさん… 久し振り!!」と淳君が微笑みを浮かべながら突っ立ってました。 「淳君… もう驚かせないでよ!!」と少し怒った様に言うと「ごめんなさい…」と俯きました。 「然し淳君、デカくなったわね!?」と言うと「へヘェ~」と笑みを漏らしました。淳君は3年前と比べて当たり前ではありますが、身長もかなり伸び、私のしんちょうと変わらない程になってました。 淳君、ご飯は食べたの!? と聴くと「未だだよ!! 」と言うので「じゃ腹拵 えに行きましょ!!」と言い私は淳君の腕を絡めて食堂に向かいました。 ~~遂に淳一と3年振りに再開した私… この日が私の運命を大きく変える日となったのです。~~ {つづく}