2020/09/06 18:05:55
(eDD6PZUP)
風呂を出て冷たいカルピスを飲ませてもらうと、湯当たり気味のわたしは、ベッドに横になることにしました。
ベッドに寝そべり目を閉じると、先ほどの全身を駆け巡る快楽が鮮明にやどります。身体と脳は完全に、射精の快楽を記憶したようでした。
そして、母の凛とした表情や、テキパキとした動作、そのつど揺れる胸や突き出されるお尻が、まぶたの裏で走馬灯のようにくるくると回ります。
その光景を見ながら、わたしは催眠術にでもかかったように、深い眠りに落ちていきました。
目を覚ました時、すでに陽は傾きはじめ、部屋中が黄昏の色に染まっていました。おそらく3時間ほど眠り込んでいたのでしょう。
お腹の上に感じた重みが母の腕であることは、目を開ける前に気配で分かっていました。
わたしが顔を母に向けると、母も目をパチリと開きニコリと微笑みました。母は眠っていなかったようです。
「いっぱい眠れたね」
母はそう言うと、頭を撫でてくれました。
目が完全に覚めたわたしは、急に母の甘い匂いが恋しくなり、母の胸元に顔を寄せました。
そんなわたしを母は抱き締めながら話し出しました。
それは、先程ペニスから出てきた白いオシッコが、精子という赤ちゃんのもとであるということで、その現象が射精というものであること。そして、私くらいの年齢で健康な男子なら経験をし出す、ということなどを真剣に話してくれました。
ようは、わたしが受けられなかった、保健体育の授業の代わりを母がしてくれたのです。
わたしは真剣にその授業に耳を傾けていました。
「お母さんはね、本当に嬉しかったよ。だって、ダイくんのオチンチンとタマタマが、ちゃんと成長してくれた証なんだから」
最後に母はそう言うと、わたしの頬に自分の頬をギューッとくっつけました。
「あのさっ…」
しばらくして、今度はわたしが口を開きました。
「うん、なーに?」
「またさ、さっきのして欲しいなぁ」
母はわたしの目をジッと見ながら少し考えて、こう言いました。
「うん、いいよ」
そこで一区切りして、また続けました。
「でもね、いくらお母さんでも、本当は自分の息子を射精させるのは良いことではないの。さっきも話したように、自分でするか、大好きな女の子とだけすることだから」
「でもぼく、お母さんが大好きだもん…」
わたしが悲しそうな顔をしてそう言うと、母は一瞬笑みを浮かべ、とりつくろうかのように話を繋げました。
「もうしてあげられない、ということではなくて、このことはダイくんとお母さんだけの秘密にしなきゃならないってことなの。わかるかな?」
わたしは一転して安堵の表情を浮かべると、頷きました。
「お父さんや学校のお友達、あと病院の先生にも話してはいけないの。約束できるかな?」
「絶対にいわない!」
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この日を境に、母と毎日風呂に入っては、射精させてもらいました。
例え、ささいなことで親子喧嘩したとしても、夜になると一緒に風呂に入り、当然のようにわたしはヘリに座るのでした。身体を洗ったり湯船に浸かるのと同様に、入浴の一環となっていったのです。
その日学校であったたわいない出来事を話しながらも、母の指はわたしの下腹部を動き回り、睾丸を撫であげたり、ペニスをしごきます。わたしはいつも、1分と経たず射精してしまいました。
射精をすると母はすぐシャワーを出し、精液を落とし、亀頭の皮を剥いてから丁寧に恥垢を洗い流します。
これが、小学5年生から中学1年生の夏前まで続いた、わたしと母の入浴のあり方でした。
ちなみに、風呂場以外で、母にしてもらったり、それをわたしから求めることもありませんでした。
中学1年生の夏頃に終わった理由は、わたしの求めの中に、異性に対する性欲が現れたからです。うまく説明しづらいのですが、女性の身体に興味を持ち出し、母の胸を触りたがったり、母の股間にまで興味を持ち出したからです。
母の中では、その先までは行くつもりはなかったのでしょう。
その前後の葛藤も長い話になるのですが、今回はこれで完結とします。
【最後に】
これまでの話を、今まで付き合った数人の女性に打ち明けたことはありますが、たいがいは引いていたし、母に対して怒りを表す人までいました。
唯一、二回り以上歳上の女性は理解を示してくれ、わたしの求めに応じ、母がしてくれたことや、最後にわたしが母に求めた性欲を、母を演じながら解消してくれました。
その女性とは長いこと関係が続き、わたしが中年になるまで、母親代わりをしてくれましたが、大病を患い現在はご家族のもとにいます。
母はというと、わたしが成人する前に、突然脳の病気を発症し、手術の甲斐もなく鬼籍に入りました。
先日のお盆に、墓参りがてら実家に顔を出し、崩れかけて危険な状態の物置小屋を取り壊しました。
その時によみがえった、甘く切ない数々の記憶を、文字に書き残したくなり、この場を借りた次第です。
かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さった方には、この場を借りてお礼申し上げます。