私は現在21歳の学生です。母は49歳で、市内の中学校で
教員をしています。
父は私が11歳の頃、病気で亡くなりました。それ以来、
母は女手一つで私を育ててくれました。忙しい仕事の
合間にも、家のことや私の進路に気を配ってくれて、
本当に感謝しています。
そんな母ですが、最近少し雰囲気が変わったように
感じていました。なんとなく、以前より綺麗になった
というか、表情が柔らかくなったような気がしていたのです。
理由はすぐに思い当たりました。今年の4月から、
母は市内の別の中学校に異動になったのです。
その頃から、「マコト先生」と呼ばれる30代後半くらいの
男性教員が、母を車で送ってくれるようになりました。
雨の日には朝から迎えに来てくれることもあり、
母がその先生に好意を持っているのではないかと、
なんとなく感じていました。
話は少し逸れますが、私は以前から母の負担を少しでも
減らしたくて、空いた時間に家の掃除をしています。
掃除機をかけたり、ごみを分別したりする程度ですが、
母が少しでも楽になればと思って続けています。
そんなある日、8月のことです。母が教員研修で2泊3日、
家を空けることになりました。
朝、いつものようにマコト先生が車で母を迎えに来ました。
その日も私は家の掃除をしていて、母の部屋も少し片づけ
ようと思い、机の上を拭いていたときのことです。
ふと目に留まったのは、母の手帳のようなものでした。
開くつもりはなかったのですが、手帳からはみ出していた
一枚の紙の端に、はっきりと「誠」という文字が見えたのです。
その瞬間、胸の奥が少しざわつきました。母が誰かに心を寄せて
いることはなんとなく感じていましたが、それがこうして形になって
いるのを見ると、不思議な気持ちになりました。
それをそっと抜いてみると、そこには私がこれまで見たことのない
母の言葉が、殴り書きで何重にも重なって書き綴られていました。
誠、愛、好き、欲しい、来て・・・抱いて・・入れて・・・もっと強く
もっと深く、毎日したい・・誠のチンポ欲しい・・チンポ、チンポ欲しい・・・」
まじめで、感情をあまり表に出さない母からは想像もできないような、
率直で熱のこもった卑猥な言葉でした。その瞬間、私ははっきりと
確信しました。母は研修に行ったのではなく、
この言葉を現実にするために、マコト先生と旅行に出かけたのだと。
驚きはありましたが、嫌悪感はありませんでした。むしろ、
いっそのこと再婚すればいいのに、
とさえ思いました。母が誰かに心を開き、誰かと過ごす時間を持てる
ことは、私にとっても救いのように感じられたのです。
それでも、母は私に何も言いません。交際についても、旅行についても、
何も触れてこない。
ただ、私は知っています。母のバッグには常にコンドームと替えの下着が
入っていることを。
週に二~三回ペースではそれが使われているようで、交際は続いている
のだろうと察しています。願わくば、校内でのSEXだけは避けてほしい
と思っています。