中学1年の委員会活で1学年上の矢田先輩と一緒になった。
物静かだけど笑顔が素敵な憧れのお姉さん的存在だった。
翌年2人とも同じ委員で委員会では良く会話する様になって
先輩後輩の関係からちょっと進んだ感じ。でも校外で会うことはなかった。
矢田先輩が高校入試に合格した翌日、映画のチケット2枚をプレゼントした。
「彼氏と行ってください。」 「彼氏いないんだけど嫌味?」
そんな会話の中で「じゃ俺が一緒に行きます」と告げると翌週一緒に見に行った。
初めて見る私服姿、映画帰りにマックで向き合って話していると
周りはデート中のカップルばかりで「俺たちも恋人同士に見えるかな」と
勝手に気分が高揚してしまった。
帰り道に「来年高校合格したら私がお祝いするね」と笑顔で言われた。
受験で困ったら電話していい、と言われて付かず離れずで連絡を取っていた。
本命高校の受験前に電話が有って「バレンタインデーは合格のあとね」と言われて
舞い上がってしまった。
そして本命高校に合格した。先輩にでんわすると喜んでくれて
一緒に遊園地に行くことにした。いくつかアトラクションに乗って
お化け屋敷に行ったときに、矢田先輩がキャーキャー言って俺の腕に抱き着いてきた。
初めて触れた矢田先輩の胸の柔らかさを左手の腕に感じ、髪の香りg
興奮してしまった。お化け屋敷からでて自然に手を繋いだ。矢田先輩も握ってくれて
その後は殆どつなぎっぱなしだった。
午後3時ころになり観覧車へ。2人きりになってやっと告白タイムと思った。
「あの、バレンタインなんですけどおねだりしていいですか?」
「なに?」可愛く首をかしげた。
「あの、彼女になってもらえませんか?」
矢田先輩は黙って辺りを見回した。俺にとって長い時間が過ぎた。
まもなく頂上と言う頃になって隣に移動した。頂上で頬にキス。
「やっと言ったか。彼女になってあげる」あまりにもの事にちょっと茫然する俺。
再び向かい合わせに座り「なに? キス初めて?」とからかうように言った。
すみません、簡単なエピローグのはずが長くなってしまいました。
続きはレスに書く予定です。よろしければお付き合いください。