今年7月末に親父の姉が天国へ召された。
親父も参列を予定していたが、伯母さんはコロナに感染してたと聞き俺だけ参列することになった。
午後3時に斎場の控室に入ると
「昌明くん、遠いのに来てくれてありがとう」
イトコの奥さん美樹ちゃんから、声を掛けられた。
「昌明は来てくれるさー」喪主のイトコ、敦也くんが笑顔で迎えてくれた。
「昌明、ありがとねー」敦也くんの妹の睦美ちゃんが涙目でハグしてきた。
身内葬だけに小さな斎場で、俺が寝るスペースも無さそうだ。夏休み期間で市内のホテルも便乗値上げだし、車中泊も覚悟して寝袋も持参してた。
通夜も終わり、参列者で晩御飯を食べた。キンキンに冷えた瓶ビールを美樹ちゃんが注いで回る。
1時間程でお開きになり、控室で敦也くんと睦美ちゃんと飲み会ながら伯母さんの話してた。
「ところで昌明、どうする?美樹は家に帰るし、車中泊するならウチで寝てもいいからさー」
俺は甘えることにして、美樹ちゃんの運転で敦也くんの家へ
久しぶりに美樹ちゃんに会ったが、相変わらず可愛い感じのままだった。息子の健吾も昨年結婚し、今年の春に子どもが産まれて婆ちゃんになった。流石に宮崎から葬儀に来る事は出来なかったが…
30分ほどで敦也くんの一軒家へ着いた。
喪服に塩をまいて、リビングへ
「昌明くん、シャワー入るでしょ?タオル用意するね」
その時、急に敦也くんが若い頃に美樹ちゃんとのハメ撮りした話を思い出した。あの頃はAVビデオ全盛期で、そういうのしたかったんだろう。敦也くんは浮気や風俗遊びしてて、美樹ちゃんを悩ませたもんだ…懐かしい。
シャワーから出ると美樹ちゃんもパジャマに着替えてた。缶ビールで美樹ちゃんと乾杯し、昔話しに花が咲いた。
「昌明くんさ、パパに似てるよね?」
「よく言われたよ、伯母さんにもねww」
「昌明くんって、今いくつだっけ?」
「44だよ」
「そっかー、パパの10歳下だったもんね!」
「そそ!」
俺は敦也くんのセックス動画のことで頭の中はグルグルしてた。
一時間ほどバカ話して、ついセックス動画の話を口にしてしまった。
「もう…昌明くんに喋ってたの?」
「ごめん、墓場まで持ってく話しだよね」
急に美樹ちゃんが言葉を詰まらせ、ポロポロ泣き始めた
「ごめんね、健吾が中学になってパパがずーっと浮気してたし…健吾も反抗期が酷くて」
「美樹ちゃん、もうやめよ!ごめん」
美樹ちゃんの横に座って肩をさすってあげた。
「私って魅力ないのかな?って思ってた」
「そんなことないよ、美樹ちゃんは可愛いよ」
こんな時に限って良い言葉が見当たらない、ヘタレな俺だった。
「今日、昌明くんを見たら、その頃のこと思い出しちゃって…」
美樹ちゃんの頭を撫でてやることしか出来なかった。
「今は落ち着いたんでしょ?」
「でも、会社から戻るの遅かったり…出張だとか」
「こんな綺麗な奥さんいるのにかぁ」
「ごめんね…変なこと言って」
「ううん、俺もカミさんが子宮筋腫になってからレスになってさ、同じようないしことしたよ」
「悪いんだね…」ちょっとだけ笑ったかも?
それから横に座ったまま、缶ビールを数本飲んで
俺はチューハイにスイッチした
美樹ちゃんもほろよいの缶を持ってきて乾杯!
「今日はさ、お互いのこと話しちゃったね」
「昌明くんが悪い!」
「美樹ちゃんが泣くから、俺も話したんだよ」
「里香さん(嫁)とは、仲良し?」
「うーん、レスだけどねww」
「私もだよーーー」
なんか展開が怪しくなってきた。
「昌明くんはエッチしたいとか思う?」
「ん?」
「別になんでもない…」
思い切って言ってみた
「美樹ちゃんが遊びに来た時は、敦也くんが羨ましかったよー」
「えーー、どうして?」
「可愛い人だなーーって思った」
「思った?」
「いや、今でも可愛いよ」
少しだけ沈黙の後
「ありがとー、嬉しい」
「お世辞じゃないからww」
美樹ちゃんの顎を上げてキスしてみた
拒むどころか、舌を入れてみたら受け入れてくれた
「恥ずかしいよ…」
「俺もドキドキしてる」
またキスをしてパジャマの上から胸を揉んでみた
「ん、んーーー」
もう止められなくなった
俺は完全に制御不能になってた。