主人が亡くなって3年が過ぎましたが、今ではそれまで別居をしていた主人の父と一緒に暮らしています。
切っ掛けは1周忌を終えたあと、主人とよく行っていたキャンプで一人で行き出したことでした。
それまで主人が亡くなって寂しい思いをしていた私に、義父はよく電話を掛けてきて励ましてくれていました。
「家に閉じ籠っているんじゃないのか、出来るだけ外に出て、、友達と会うといい、気を紛らして自分の幸せをつかむんだ。
静雄はもういないんだから、、」と。
それでも私は主人を愛していました。
結婚をして7年、子供は出来なかったけれど幸せな時間が流れていたと言うのに、、
主人はアウトドアー派で、私をよくキャンプに連れて行ってくれました。
山の中で二人だけの時間を、、テントの張りからも教わりファイアーも、、
薪に少量の紙で火をつけ、男飯と言って料理も作ってくれました。
普段家では料理もしない主人が作ってくれるカレーは大変美味しく、それが食べたくて一緒に付いてきていたと言っても過言じゃないのです。
そして2回目の一人キャンプの時、偶然にも義父に会ってしまったんです。
義父も偶然キャンプに来ていて、、、、
でも、考えてみれば主人のキャンプ好きは小さいころから義父に連れて来てもらったことで、ここで会っても不思議ではないのです。
そして手慣れたテントの張り方もキャンプファイアーの火のつけ方もすべて義父の教わったことなんですもの。
義父もびっくりして私にカレーをご馳走してくださいました。
その味は主人が作るカレーと同じで美味しかったのです。
「よく来たね、、ずっと家に籠っていると思って心配していたんだよ、一人キャンプでもいい、、外に出て気分を変えることだ、、」
義父はそう言ってくださり、主人との小さい頃の話をしてくださいました。
そして3回目の一人キャンプでも、、4回目に時でも、、偶然会って、、
そのころになると二人は話し合って、同じものを二つ持ってきても仕方ないと言い、キャンプに来る日も車も一台でよくないと言い、、、
一緒にテントを張り、蒔に火をつけ、料理も一緒に作るようになったのです。
それは寒い冬でも温かい春でも暑い夏でも、、枯葉が多く紅葉する山々が燃えるような秋でも、、
そのころになると私は義父を主人の父ではなく一人の男性と思うようになっていました。
義母は私が嫁いだ時には亡くなっていて、義父も一人暮らしをしていたんです。
義父のいろいろな教え方も私を亡くなった息子の嫁とは思えぬような手に取って教えてくれるのです。
ふと義父に手を握られ、「こうするんだよ。」と言われたときは心臓がドキドキし音が聞こえそうで顔を赤くしていました。
そんな時急な雨が降り、義父は私をテントの中にいれて、外にあったものを片付けテントの中に入ってきたときにはずぶ濡れになっていました。
私は急いで義父の体をタオルで拭いてあげたのですが下着までびっしょりで、
「お義父さん、全部脱いで着替えてください、そうしないと風邪を引いてしまいます。」
「でも、、はるかさんがいたら、、」
「じゃあ、、私はこっちを向いていますから、、」
同じ狭いテントの中に義理は付くけど父と娘が入っているのです。
私の背中では義父が着替えているようでごそごそとし、つい振り向いてしまったのです。
そして義父がパンツを穿くと同時に私の心が弾け、「お義父さん、、」と言って抱き付いてしまったのです。
(どうしよう。ここで拒否されてしまったら、、)と思うより先の行動でした。
でも義父は、「はるかさんいいのか、私は嬉しいけど、、」と言ってくださり、私は頷いていました。
義父の肌生は少し濡れていても温かく私を抱き締めてくださったのです。
そして唇を重ね敷いてあったマットの上へ寝かされ重なり合ったのです。
翌朝、目が覚めた時には私の隣に義父が寝ていて、二人ともに裸で夕べのことが現実だと感じました。
我が家に帰っても義父の体の温かさを思い出し、仏壇の主人に、「私、あなたのお父さんが好きになってしまいました。」と告白していたんです。
それからもキャンプや私の家や義父の家でも体を重ねるようになり、半年が過ぎたころ義父が
「はるかさん、私ははるかさんを愛している。キャンプもはるかさんに会いたくて何度も行って会ったのは偶然ではないんだ。良かったら二人して暮らさないか、、
ここは賃貸だからはるかさんが私の家に来ると言う事で、、」
「お義父さん、私もお義父さんからいろいろな励ましを受けてお義父さんを一人の男性だと思うようになりました。私でいいのでしょうか、、」
「もちろんだよ、私も息子の嫁と言うより今では一人の女性と思っている、、だから、、」
そんなことから一緒に暮らすことに決まったのでした。
義父の家に引っ越しして1か月も経つと、義父の兄が我が家に来て、、
「お前、息子の嫁と一緒に暮らして、、近所でも噂になっているぞ。一緒に暮すと言う事はどういうことか分かっているのか。
何もなくても一緒に寝ているとか、もう体の関係があるのではないかとか、そんな噂が、、」
「兄貴、、俺ははるかさんを愛している、はるかさんも同じ気持ちだ、兄貴や近所の想像通りもう愛し合っている、だから、、親戚たちに後ろ指を指されてももうはるかさんを離したくない、許してくれ、、」
義父がそう私と義父のお兄さんの前で言ってくださり嬉しかったのです。
戸籍的には夫婦には慣れませんが、事実婚風に一緒に手を繋いで買い物に行き、腕を組みながらご近所を散歩にも行っています。
もちろん夜には一緒にお風呂にも入り、同じお布団で愛し合いながら寝てもいます。
私もまだ36歳、義父いいえ、夫の子供だって産みたいです。