私には、5歳下の義弟がいます。
4年前、交通事故で亡くなった主人の弟です。
39歳で夫を亡くし、高校に入学したばかりの娘と二人、急変した日常に戸惑う私たちを、献身的に支えてくれたのは、義弟でした。
私と娘が、今の生活に戻れたのも、義弟のお陰だと思います。
主人とは、二人だけの兄弟で、本当に仲が良くて、週に一度は、主人と私と娘、それに義弟の四人で、食事をするのが、みんなの楽しみの一つでした。
義弟は、私を実の姉、私は、義弟を実の弟と、お互いが認める仲です。
主人が、亡くなってからも、週に一度、私、娘、義弟の三人で、食事をすることを、続けてきました。亡くなった主人も、それを望んでいると、私たち三人は、思っていますから。
義弟は、38歳で未だに独身です。
20代の頃から、結婚願望がなくて、私の家から、歩いて15分くらいの場所のシングルマンションに住んでいます。
昨日の夜7時頃、弟が電話を掛けてきました。
(長くなるかもしれませんが、出来だけ忠実に書いてみますから、すみません)
『姉さん、もうご飯食べた?』
「まだよ。今夜、真美(娘)が、友達の家に泊まるみたいで、私一人だから、買い物行ってなくて、冷蔵庫の中見ながら、何食べようか考えてたとこ」
『今、駅の近くにいるし、寿司買って行こうか?』
「ホントに!嬉しい! ぁっ、真美いないから、二人分でいいよ」
『わかった。にぎりでいい? あとは適当に買っとくよ』
「ありがと、ビールもお酒もあるからね」
弟が来ました。両手に、荷物をたくさん持って。
「どうしたの?たくさんの荷物ね」
『これは、にぎり寿司二人前、これは、天ぷらの盛り合わせ、で、これが鯖寿司』
「わぁー嬉しい!ありがと あら?その手提げの袋…もしかして、カメラ?………すごーい、前から、欲しいって言ってたあのカメラ?」
『へへっ、買ってしまった』
「あとで、ゆっくり見せて!」
弟が買ってくれたご馳走で、お酒を呑みながら、ゆっくり食べました。
食べてる時から私たち、カメラの話しで盛り上がっていました。
弟も私も、カメラが好きで、あっ、主人もでした。
今、私が持っているのは、主人が愛用していた一眼レフと、自分で買った超望遠のコンデジです。
弟は、一眼レフとミラーレスとコンデジの3台を持っています。
弟が買ってきたのは、新型のミラーレス。
これを買ったら、持ってるミラーレスを私にくれる約束なんです。
二人で、ソファーに座って、買ったカメラを見せてもらうことに。
ご飯を食べる前に、弟が先に充電を始めておいたので、もうフル充電出来ていました。
新しいカメラを前に、二人のテンションも最高潮に上がっていました。
「ねぇ、ねぇ、一番最初に、何を撮りたい?」
『...姉さんかな...』
「はぁ~?何言ってんだか…この人(笑)」
『ホントだよ、冗談言ってないし』
「あのね、こんな高いカメラで、私を最初に撮ったら、初期不良になっちゃうし(笑)」
「試し撮りはね、女性を撮るのが、一番なんだよ。どんな色合いに撮れるのかとか、他にもいろんなことが、わかるんだよ」
そうなの? それだったら、もっと若くて、綺麗な人を撮らないと」
『だから、姉さんを撮りたいよ。俺の中では、姉さんが、誰よりも綺麗で、魅力的で、最高の女性なんだ』
「あははっ、君ね、いつからそんなに口が上手になったのかなぁ~(笑)」
『姉さん、真面目に聞いてよ』
私、ビックリしました。その時の弟の真剣な表情に……
「わかったわ。じゃぁ、私でいいのなら、撮って。その代わり、綺麗に撮ってね。でないと、お尻叩き100回だからねー」
『ぉぉ~怖~~い』
「早く撮ってよ」
『じゃぁ早く、裸になって』
「……ぅん?…は、は。だ。か。???…って、裸???」
『うん、は。だ。か。』
「ぁ~~ムリ、ムリ…絶対ムリーー……ねぇ、ちょっと、何で裸なのよ」
『あのね、写真はね、人の肌の色が、どこまで綺麗に出せるかが大事。このカメラが、美肌に黒い色が鮮明に出せるか確かめたいから』
「じゃぁ、顔と髪の毛写せば、わかるじゃない」
『顔はダメなんだよね。紫外線を受けてるから、本当の肌の色や艶じゃないんだよね。女性の肌て、一番紫外線を受けてないのは、乳房と乳首、それと陰部と陰毛なんだよね。白い乳房と乳輪や乳首とのコントラスト。そして白い下腹部と真っ黒な陰毛の一本一本が、鮮明に撮れるかだよ』
二人とも、お酒が入ってるから、気分も大胆になっていました。
弟は、そう話しながら、興奮しているみたいで、私は私で、普段弟の口からは、けして聞くことのない乳首や陰毛などの言葉に、少し気分が高ぶりました。
「それって、私は、すっぽんぽんになるってことだよね」
『うん、なってくれるの? 俺、真剣に姉さんを撮るよ。裸の姉さんには、指一本触れないから』
「ちょっと、私、裸になるなんて、一言も言ってないから」
『この、新しいカメラを手に持って、姉さんを見たら、どうしても姉さんを撮りたいって思った。大好きな姉さんを、もっと綺麗に、もっと魅力的に撮りたい』
私、弟の真剣な眼差しに、心を許してしまいました。
弟は、裸の私が前に立っても、けして私に手を出す人じゃないと、自信を持って言えます。
でも、その時の私は、なにが起こっもかまわないと思いました。
「わかった。綺麗に撮って。もちろん裸にもなるわ。ちょっとだけ待って、シャワーさせて」
私、シャワーで、身体の隅々まで丁寧に洗いました。
濡れた髪の毛も、ドライヤーで乾かして、バスタオル1枚を、身体に巻いて、弟の前に戻りました。
カメラをしっかり手に持って、私を見つめる弟。
私、恥ずかしくて、声が出ませんでした。
無言で、タオル外しました。
弟の私を見つめる姿に、震えるくらい私は、興奮してしまいました。
まだまだ、書きたいことがあります。
ても、書いていると、思い出して私…
気分が落ち着いたら、また投稿します。