私のことを書きます。実話です。初めて投稿しますので、面白くなければすいません。
出来るだけ省略して書きますから、分かりにくければごめんなさい。m(__)m
去年の6月、兄の元嫁の淳美さん(39)と籍を入れました。私は32歳です。
兄は4年前に飲酒をして交通事故を起こし、淳美さんと2人の子供を残して、逝ってしまいました。
2人の子供は、上が中1の男の子、下が小3の女の子。2人は私を『叔父さん』とは呼ばず、『よし兄さん』と呼びます。淳美さんもいつからか、私を同じように『よし兄さん』と呼ぶようになっていました。
淳美さんは、小学校の先生をしていたらしく、とても真面目でしっかりした方です。物静かで、話す時も声のトーンは低めです。
肌は色白、目が細い。顔はおばさん顔をしていたので、今は年齢が追いついて来たようで、もう普通のおばさんって感じです。
兄一家は、週末になると我が家に顔を出していました。母に孫の顔を見せるためです。それは、兄が亡くなった後も変わることはありませんでした。
母は孫と仲良く出来ていました。しかし、大きくなった子供達は私には遠慮を始め、私も相手が面倒になり、兄一家が来ても、顔も出さない時もありました。
きっと、淳美さんも私には不信感を持っていたと思います。あまり好きではないだろうと思っていました。
そんな私に縁談の話が来ました。28歳を越えてから、見合いの話は何度か来てはいました。でも、乗り気にならず、はぐらかし続けていました。
しかし、今度の相手は違いました。まさかの淳美さんだったのです。彼女の両親と、うちの母の間で盛り上がってしまったのが始まりだったそうです。
先に話は淳美さんに行きました。そこでちゃんと断ってくれていれば、すぐに収まった話です。ところが、淳美さんはその話を私に回してきたのです。
相手が私だったことで、彼女も頭ごなしには断りづらかったのだと思います。
それでも乗り気にはならない私。言葉を濁すような返事しかしていないのに、話は私の知らないところで進んで行きました。
この頃の母を見ると、もう話はまとまったような感じでいたようです。私は何も言ったことがないのに、周りが持ち上げたのです。
ある日曜日。普段なら、午後から現れる義姉一家が、この日は朝10時にやって来たのです。私は部屋にこもって、相手にはしませんでした。
そんな私の部屋に母が入って来て、『ちょっと下りて来な。』と呼ばれました。面倒に思いながら、義姉一家と会います。
そして、淳美さんから『よし兄さん、今日時間あります?』と聞かれます。『はい。』と返事をしました。
子供達は『ママ、どこ行くん?』と言い、淳美さんは『お母さん、よし兄さんとちょっとお出掛けしてくるから。』と答えていました。
普段着の淳美さんと向かったのは、お昼のラブホテルでした。兄も真面目な人でしたが、彼女は更に真面目が服を着て歩いているような人です。
2人の子供の母親なのですが、兄とセックスをするようなイメージがわかない女性です。それでも、彼女は私を連れてホテルに入りました。
夫婦になる以上、性の相性や営みは切り離せないもの。淳美さんは、どうしてもそれを確めたかったそうです。もちろん、後で聞いた話です。
ホテルで彼女を抱きました。遠慮もあったと思います。それはどこか儀式のように進みました。キスもなく、会話もない。私の舌で彼女を濡らせての挿入。
体位も正常位のみで、彼女も緊張があったのか、声も最後に少しあげただけでした。きっと嫌われた、愛想つかされた、そう思いました。
それから、ラインで何度か会話をしました。それも、つまらない会話です。ますます連絡も取りづらくなってしまい、電話すらしませんでした。
あれから2週間が経過した時、彼女から誘われ、二人で温泉旅行に行くことになりました。もう、嫌で嫌で仕方がありませんでした。
当日。電車とタクシーを利用して、某有名温泉地に着きます。午後5時に旅館に入り、温泉に浸かり、食事を済ませます。
部屋に返ると、2つの布団が敷かれていました。もう、帰って自分の部屋で寝たい、そう思いました。
夜10時が過ぎ、『電気、全部消す?少し点けておく?』と彼女に聞かれました。緊張してきた私は『少し点けとく?』と答えます。
常夜灯の薄暗い中、二人は別々に布団に入ります。その灯りを見ながら、淳美さんとここまでの経緯を話していました。
本当は面白おかしく話したいのに、その余裕がありません。なんか真面目に話をしたのを覚えています。
話が一段落すると、彼女は自分の布団から出ました。『よし兄さん、そっちのお布団入っていい?』と聞いてきました。こうなるのは当然です。
『ああ、うん…。』と答えると、彼女はゆっくりと私の隣に入って来ました。私が無意識に伸ばしていた腕に、彼女は自分の頭を乗せます。
『この前、ありがとう。私、楽しくなかったでしょ?』とホテルのことを話し始めました。私は『いえいえ。』と訳のわからない返事をします。
『けいじさん(兄)と、長い間してなかったから。5年ぶりだったから、緊張して。』と、兄とはセックスレスだったことを告げてくれました。
『ああ、そう…。』と答えましたが、心の中では『やったー!』ですよ。やはり、淳美さんはセックスには淡白だったのです。