由美は積極的ではないものの、俺の舌の浸入は拒まず、俺のしたいようにさせてくれた。俺は唇から由美の髪をかき揚げ耳に息を吹きかけ、耳朶を舐め、口に含み、また唇を重ね、今度は首筋に舌を這わせながら胸を擦る。
由美は時折くぐもったため息のような小さな声を必死に堪え、胸を擦る俺の手を押さえようと手を重ねた。
『由美ちゃんそろそろ脱ごうか?』俺は自分で脱がすより、女が自分の手で脱いでいくのを眺めているのが好きだ。
由美は躊躇いながらゆっくりと上着を脱ぎ、ブラウスのボタンをはずし、手をとめた。『由美ちゃん、あの男とはここで裸で抱き合っていたんだろ。さあ俺にも由美ちゃんのイヤらしい裸を早く見せてくれないか。』『あぁ、お義兄さん、そんなこと言わないで…』由美は俺の前で下着だけの姿になった。
俺は由美を洗面所の鏡の前に連れて行き、『ほら、まだ邪魔なものが体に着いているよ。さあ早くそんな邪魔物は脱いで、鏡にうつる自分のイヤらしい裸を見てごらん。』俺は由美の後ろからうなじに指でなぞり、その手を由美の身体中に這いまわす。