旅館を後にし帰宅した俺達。
昨夜した一回では物足りなかった俺は、母に迫った。
『ダメでしょ?健太午後からバイトでしょ』
帰ってきてからと言うと、考えとくわと歯切れの悪い返事だった。
現実に戻り、昨夜のこと、旅館出るとき、姉との電話中に見せた母の晴れ晴れとした笑顔は夢だったのか、そう思った。
五時過ぎ、バイトから帰った俺、普段と変わらない母の態度に、俺は戸惑っていた。
風呂に入っていたら、母が俺に声をかけた。
『お腹空いてる?出たらすぐ食べたい?』
俺はバイト先で、おやつご馳走になったからそんなに空いてないと答えた。
風呂を出て、自分の部屋へと戻った。
すると母が、スケスケの薄いピンクのネグリジェでベッドに座っていた。
俺の姿を見ると、すっと立ち上がった。
『今朝帰ってきて、もう昨夜みたいなことはもう…そう考えいたけど…着いた火は消えなかった』
今朝、考えとくと言った歯切れの悪さは、母自身戸惑いがあったのだと知った。
旅館で姉に電話したときはまだ夢、家に帰ると現実、俺と同じだったようだ。
俺は母に近寄り、肩を抱いて口づけをした。
母は背伸びするようにそれを受け止め、舌を絡めてきた。
母のネグリジェの肩紐をずらすと、すとんとネグリジェは床に落ちた。
マジマジと母の全裸を眺める。
四十九才にはちょっと見えない(他の四十九才を見て知ってるわけではないが)スタイルの良さ。
Dキスをしながら母の乳房を揉む。
俺の手の上からさらに手を添えた母の手は、やはり熱かった。
そして母はすっとひざまづくと、俺のパジャマとトランクスを下げ、自ら半勃起の物を口に入れた。
昨夜同様、熱くてねっとりしていて、すぐ完全な勃起へと変化させた。
それを見た母は、俺の手を取りベッドへと導いた。
そして母は仰向けに寝て、足をすっと開いた。
『さぁ、し足りなかったんでしょ?いいわ。思う存分。きて』
母は既に充分過ぎるほど濡れていて、母にも火がついているんだとわかった。
俺は勃起した物をあてがった。
『母ちゃん、いくよ』
『どうぞ、お帰りなさい』
母のお帰りなさいの言葉ではっとした。
そう、俺はここから産まれたんだ。
母の胎内で命を受けて、ここを通ってこの世に出てきたんだ。
俺が帰ってきていい場所なんだ、と。
『?どうしたの?』
母が促すように言った。
俺は母の中へと入っていった。
『ただいま』
そう言うと母はニッコリ笑った。