兄貴の部屋で、母さんはまるで飼い慣らされた犬のように、四つん這いになっていた。
白い背中が緩やかな弧を描き、汗で濡れた髪が首筋に張り付いている。
普段温厚な母の表情は歪み、開かれた口元からは、息苦しそうな、しかしどこか甘い嬌声が漏れ続けていた。
「…はぁ…んっ…ああっ…!」
俺の目は、母の突き出された尻に釘付けになった。その奥で、兄貴の細身の体には似つかわしくないほど太く逞しいペニスが、容赦なく出入りしている。
兄貴は後ろから母の腰を掴み、信じられないほど巧みな腰使いで、母の奥深くを何度も何度もえぐっていた。
その動きは単調なピストン運動ではなく、まるで生き物のようにうねり、捻じれ、母の内部を隅々まで搔き回しているようだ。
引き抜かれるたびに、母の秘部は生々しく開き、再び深く侵入していく様は、見ていて息が詰まるほどだった。
兄貴の表情は、自信に満ち溢れ、どこか誇らしげだ。引き締まった腰の筋肉が、激しい動きに合わせて隆起し、弛緩を繰り返している。
その腰の動きと、母の体内で蠢いている自身のペニスの感触に、兄貴は恍惚とした表情を浮かべている。
母を、一人の女として完全に支配し、快楽を与えているという絶対的な優越感が、その表情からは見て取れた。
その腰使いは、もはや芸術の域に達していると言っても過言ではないだろう。単調なピストン運動ではなく、時に浅く、時に母さんの子宮口を直接抉るかのように深く、
時に回転させるように内壁を擦り上げ、母の内部を隅々まで探り、快感のポイントを的確に攻め立てていく。
引き抜かれるたびに、母さんの秘部は名残惜しそうに後を追い、再びペニスが勢いよく侵入してくると、その度に母さんの背中が大きくしなり、甲高い、しかし決して下品ではない喘ぎ声が部屋に響き渡った。
母の肉体を玩具のように扱いながらも、その反応の一つ一つに兄は無邪気に喜び、それがまた兄自身の興奮を高めているようだった。
母が大きく感じれば感じるほど、兄の腰の動きは激しさを増し、ペニスの熱はさらに母の奥深くへと注ぎ込まれていく。
僕は、その光景から目が離せなかった。母さんの感情も、肉体も、完全に兄貴の腰とペニスによって翻弄されている。
シーツを握りしめる母さんの指先は白く、その力の強さが、彼女が感じている快感の大きさを物語っていた。
その時、兄貴は後ろから挿入したまま、四つん這いの母さんの片方の腕を引き寄せ、無理やり上体を起こさせた。
母さんは苦悶の表情のまま、体を後ろに向けざるを得ない。そして、兄貴はそのままの体勢で、母はんの唇を 奪った。唾液が音を立てて行き交い、二人の熱い吐息が混じり合う。
兄貴の左手は、後ろを向いた母さんの腕をしっかりと掴み、その体勢を支えている。そして、空いた右手は、母さんの白く汗ばんだ胸へと伸びた。
豊かな膨らみを掌で優しく包み込むと、親指と人差し指で、ピンと硬く屹立した乳首をいやらしく、そして執拗にこね始めた。
摘むように、捻るように、時には優しく撫でるように。その指先の動きに合わせて、母さんの体はビクン、ビクンと細かく震え、口からは堪えきれない嬌声が漏れ出す。
俺の目は、母の胸元に釘付けになった。汗でうっすらと濡れた白い肌、そして、兄貴の指先で嬲られる、ピンク色の小さな突起。
その光景を見ていると、幼い頃の記憶が鮮明に蘇ってくる。広い公園の芝生の上で、白いワンピースを着た母さんが、優しい笑顔で俺に話しかけてくれた。
風に揺れる母の髪、温かい眼差し…今の、動物のように喘ぎ、兄に弄ばれている母の姿とは、あまりにもかけ離れていて、俺の胸は複雑な感情で締め付けられた。
純粋な愛情と、目の前の背徳的な光景が混ざり合い、何とも言えない 愛慕と興奮が押し寄せる。
その瞬間、兄貴は一際深く、母の奥底へとペニスをねじ込んだ。
同時に、右手の指先は母の乳首を今まで以上に強く、そして執拗にこねくり回した。
「あぁぁああああーーーーんっっっ!!」
母さんの体全体が、まるで感電したかのように大きく跳ね上がり、硬直した。喉の奥から絞り出すような、今までで一番激しく、そして長い声が部屋中に響き渡った。
それは、紛れもない、魂ごと持っていかれるような強烈な絶頂の声だった。
母さんの体はブルブルと細かく痙攣し続け、兄貴の背中に回された腕が、まるで最後の力を振り絞るかのように、兄貴の体に強く、強くしがみついている。
その指先は、兄の背中に赤い痕を残すほどに食い込んでいたかもしれない。