私は高校3年生の息子と二人で賃貸マンションに暮らしている42歳の母親です。
(元)主人は2年ほど前に、勤めていた会社のお金を使い込んで発覚し、
私はもともと主人とはあまりうまく行っていませんでしたので、その事を契機に主人とは離婚をし
今、飲食関係の仕事に就き、主に夕方から夜にかけて勤務をしています。
私は火曜日が仕事の休み日で、先日の火曜の夕方、自転車で家の近くにある大きな店舗の古書店に行きました。
昔出版された本で以前から読みたいと思っていたものがあり、そこに行ったらあるかも知れないと思ったのです。
結局その本は置いてなかったのですが、店内をくまなく探しているうちに、
エッチな本が並べてある本棚を目にしました。
エッチな本はすべて透明のビニールに包まれていて中は見られなくしてあり、
私は『こんな誰でも立ち寄れるようなお店にもこんなエッチな本が置いてあるのね。』と思い
『中身はどんな本なのかしら。』と少し気になってしまいました。
でも女の私がそれを手にして見るのも恥ずかしいですから、手にはせず、
周りにはちょうど誰もいなかったので、ついそのエッチな本のタイトルだけをちらっと眺めていましたら、
とてもエッチなタイトルが付いていて、『いやらしいわ。』と思いながらも少し興奮してしまいました。
ですが女がいつまでもそんな本棚の前に立っているのはみっともないですので
すぐにその本棚の前を立ち去ろうとしたその時、後ろから「母さん、なにしてるの?」という声が聞こえ、
振り向くと、息子のたくまが立っていたのです。
息子も何か読みたい漫画本か何かあって、学校の帰りに自転車で立ち寄ったようでした。
私はちょうどエッチな本棚を眺めていた時でしたので、恥ずかしくなってあわててしまい
「あっ、た、たくま、か、母さんね、よ、読みたい本があってね、ど、どこに置いてあるかなあって
探していたところなの。」と言って、すぐに周りをきょろきょろ見渡して本を探している振りをし、
エッチな本棚など見ていなかったように装いました。
そしてその日の夜のことでした。
私がお風呂に入っていると、息子が浴室のドアを開けタオルを腰に巻いて裸で入って来たのです。
息子は「母さん、たまには一緒に入ってもいいだろう。背中を流してやるよ。」と言いました。
私は少し戸惑いましたが、他人でしたらともかく親子なのですから、もう裸で入って来てしまった息子に
駄目と言う訳にもいかず「そうね。たまには一緒に入ってもいいわね。背中、流してくれる?」と答えましたが、
息子のもう大人になったたくましい裸を見ると、胸がドキドキして来るのを感じました。
息子は私の背中を流してくれながら、「母さん、母さんも寂しいんだろう?」と言うので
「えっ、寂しいって、どういうこと?」と聞き返すと、息子は
「母さん、今日、あの本屋でエッチな本眺めていただろう。」と言ったのです。