私が未だ幼かった頃、男子が女子にエッチなイタズラをするのが流行り始めた。
スカートを捲ったり、触ったり、着替えを覗いたりするしてくる男子を、私は軽蔑していた。
そんな時でも、弟の存在は特別だった。
同級生や近所の人からも「カワイイ」と言われる弟は、私の自慢。
手を繋いで通学したり、友達と一緒に遊んだりしていた。
一緒にお風呂に入ると、お互いに身体を洗ったり、夜も同じ布団で寝たりしていた。
そんな私が初潮を迎えると、親は私たちを、別々の部屋に寝かせた。
学校の性教育で、男と女の話を聞かされ、それを不潔な事だと思ったものの、弟は家族だし、他人とは違うと思い始めていた。
友達が彼氏を作り始めるようになっても、私は他人の男に嫌悪感を抱いていた。
しかし発育して行く身体は、私に性欲を芽生えさせ、オナニーを覚えた。
他人の異性を拒む気持ちが拭えない私は、弟と愛し合う事を、夢見るようになった。
両親が不在の時に、私は弟をお風呂に誘った。
弟は脱衣所で服を着たまま、私が脱ぎ捨てたブラジャーを見ていた。
「エッチ!」
私が冷やかすと、
「どっちがエッチだよ!」
と言って、服を脱ぎ捨てると、全裸で浴室に入って来た。
「ねぇ、お姉ちゃんの背中を流して」
と甘えると、弟は丁寧に私の背中を洗い始めた。
私は平静を装っていたが、裸の弟を見るのも久しぶりで、ドキドキしていた。
私は身体の向きを変えると、弟と向き合った。
弟は膨らんだ私のオッパイを見つめていた。
「今度は私が洗ってあげる」
弟を後ろ向きに座らせると、泡立てたスポンジで背中を洗い始めた。
しばらく見ない内に、大きくなった背中に、頼もしさを感じた。
「好きな子はいるの?」
と、何気なく尋ねると、弟は返事をはぐらかした。
「キスした事はあるの?」
質問には黙ったままだった。
気まずい沈黙の中、肩越しに弟の股間を覗き込むと、膨張したアレが形を変えて、大人のオチンチンみたいになっていた。
好奇心と微かな恐怖心にドキドキした。
手早く身体を流して浴槽に入ると、弟にも一緒に入るように誘った。
浴槽を跨ぐ瞬間、目の前に成長した弟のオチンチンが見えた。
以前とは違って窮屈になった浴槽で、身体を密着したまま、暖まった。
先に弟が出ていく時に、弟の手が乳房に触れ、
「あん、」
と私は思わず声をあげた。
自分でも驚いたが、弟の方が驚いていて、
「ごめん」
と言い残して、逃げるように浴室を出て、脱衣所の扉を閉めた。