今から20年以上前の話です。僕が17歳の時、僕は母と男女の関係になりました。
家族構成は、父、母、兄(大学生で一人暮らし中)、僕、少し年の離れた弟の
5人家族です。
父は結構ガッチリした体格で性格も兄貴分肌、若いころはよくモテてた、というのを
母に内緒で自慢されたこともあります。
兄と弟は父親似で共に運動会などではヒーローになる様な存在で女の子にはモテて
彼女もいるそうです(弟は小学生なのに・・・)。
僕だけが違ってました。勉強は人並みでしたが、体格はヒョロッとして運動は全くダメ、
性格も内向的で友達も少なく、彼女どころか女とは全く無縁の存在でした。
親戚などからは僕は母によく似ている、と言われてました。
顔立ちもそうでしたし、兄や弟とは違い、おとなしい性格も若い時の母そっくりだそうです。
もちろん悪気があって言ったのではないことはわかっています。
ただ思春期で兄と弟へのコンプレックスが大きかった当時はすごくショックだったのを覚えています。
小さいころは母にベッタリだった僕ですが、中学生くらいから母が大嫌いになりました。恨んでいました。
なぜ僕は父に似なかったのか、なぜ僕だけ・・・。
特にいじめられた事もないですし、家族は3人兄弟平等に接してくれてましたが、
僕はどんどん自分の殻に閉じこもるようになりました。
母は僕に優しかったですが、その優しさがとてもうっとおしく感じていました。
ある年のバレンタインの日、僕は母と大喧嘩をしました。と言っても僕が一方的に母を罵っただけなのですが。
その日、弟は大量のチョコを持って帰ってきました。兄は部活のためまだ帰ってきてませんでしたが、
毎年の事なので弟と同じなのはわかっていました。
弟は遊びに出かけ、母と二人きりの時でした。
「りょうくん、どうぞ。」
母は僕にチョコをくれました。
「手作りだよ。一番大きいの、りょうくんにあげるね。お父さんと○○(兄)、□□(弟)には内緒だよ。」
母ができる精一杯の優しさだったと思います。ですが僕は今までの悩み、不満を全てぶちまけるようにキレてしまいました。
「いらねえよ、こんなの!」
僕はそのチョコを床に投げつけ、母の優しさを哀れな僕への同情ととらえ、母を罵倒しました。
自分がモテないのは母のせいだ、自分なんかをなんで生んだんだ、思いつく限りの言葉で母に怒鳴り散らしました。
母は泣いていました。何度も「ごめんなさい。」を繰り返しました。どんなに罵ろうと母は言い返してきたりはしませんでした。
母は土下座をして頭を床にこすり付けて僕に謝るだけでした。
僕はそんな母を無視し、自分の部屋に閉じこもりました。
いろんな事を考えました。後悔、だけど自分は間違ったことは言っていない、母に申し訳ない、という気持ち。
自分でも訳が分からなくなりました。
それから数年経ちました。僕は母にはそのことを謝ってはいません。
あんなことがあっても母は変わらず僕に優しく接してくれました。
僕は反抗的な態度こそとらなかったものの、母に対し、ますますそっけなくなっていました。
必要以上の会話はせず、何か聞かれても相槌程度、母と目を合わせることはほとんどなくなりました。
そんな僕と母の関係を修復してくれたのは、改めて気づいた母への愛情・・・ではなく、母への贖罪の気持ち・・・
でもなく、母に対するゆがんだ性欲でした。
ここまで書いて今さらですが、前置きが長くなって申し訳ありません。
できるだけリアルな自分の気持ちを伝えたかったので。
続きはレスに書きますが、せっかちな方(失礼(^_^;))は読み飛ばしてください。