「じゃあねぇ」
何事も無かった様に振る舞って、少し頬を赤らめた妹が旦那さんの元へ帰った。今日俺は妹と禁断の関係を持った。快楽を貪り合い、背徳と興奮に溺れた。
俺は26歳、半年程前に離婚し、実家に戻っている。
妹は二つ下の24歳。実家からはかなり離れた所のアパートで暮らしているが、週一ペースで家に遊びに来る。
いつもは俺が仕事から帰ったと同時に、入れ違いで帰って行くが、今日は旦那さんの仕事が遅くなるからと、珍しく一緒に夕飯を食べていた。
「さてと、じゃあ買い物行こっかな」
時計は19時を回っていた。
『今から!?』
母や俺から一斉にツッコミが入った。
「だってぇ、どうしても欲しい服があるんだもん…誰か一緒に行く?お兄ちゃん行く?(笑)」
その時、丁度欲しい物があったので、少し考えた後、「よしっ、行くかっ」と立ち上がった。
妹は今日はラフな格好でTシャツにマイクロミニ。玄関脇の全身鏡を見ながらくるくる回ってチェックしていた。
俺は靴を履きながら、
「大丈夫だよ、夜だしそんなに人いないだろ」
と振り向くと、白のパンツが視界に入った。
細い足、ミニ。妹とはいえ、約半年ぶりに女の子のスカートの中を覗いた訳で。余り意識はしてなかったが、妹は結構顔も可愛い。
この時、急に妹を女として意識してしまった。
妹の車の中で、他愛もない話をしながら、(こいつ以外と胸あるんだな)とか(肌綺麗だな)とか妹のボディラインに興奮してしまった。
ショッピングモールに着くと、客はまだらで少なく、「やっぱ夜は空いてていいね。落ち着くわぁ」と妹。夕飯後すぐということもあって、タバコを吸いたくなった。
「タバコ吸おうぜ」
「うんっ、ちょうだい」
喫煙室のパイプに腰掛け、二人でタバコを吸った。喫煙室はトイレの隣で、夜ともあって人通りは殆ど無かった。
隣に座る妹を見ると、何故か凄く可愛く見えた。
考える前に体が動いてしまった。
タバコの火を消す妹を抱き寄せ、唇にキスをした。