2013/03/25 04:52:21
										
											(nhd8WWQM)
										
									
					    
								
								
									
									
										
										
										
											鳥肌
 「っんな(僕の後輩の)事なんか、どーでもいいんだよっ!」
 『あいこ』は僕の必死過ぎる態度に『イラッ!』と来て、ホンのちょっとオッパイを『ぷるん』と揺らす動きで、素早く僕の横隔膜に『どズシッ!』と染み込むパンチを放ちました。
 その『パッと見、軽~い一発』で、僕の呼吸は『うおっぷ!』と完全にストップさせられ、二の句が継げなくなりました。大人しいダンゴ虫になった僕に、昨日起きた僕の家の大事件の詳細を聞き始めました。
 でも外でおおっぴらに話せる話題では無いので、なおさら僕が呼吸再開の方に必死になって唸っていたら、『お約束』のヘッドロックを噛まされて、僕の家に引っ立てられて行きました。
 右の頬骨がゴリゴリされて物凄く痛いのに、左の顔面一杯がオッパイにプニプニされて物凄く気持ち良くて、この二つが合わさって『痛・気持ち良い』、『拷問』でした。
 僕は苦しさに『ギブアップ』しながらも、どさくさ紛れに『あいこ』の身体の触りたい部分をペタペタと『タップ』してました。ちょっと『エロい気持ち良さ』の方が『痛さ』より勝ちそうな気がしてきました。
 何だか変に慣らされてるような感じで、このままこんな『恋人関係』が続いて行くと、『ヤバい性癖』が生まれ出そうな気がしてきて鳥肌が立ちました。
 家に辿り着いたら、またもや鍵が掛けられていました。またしても僕はビッタリ閉め出されて、『うそぉ…!?』とガッカリしました。でも今回は理由がハッキリと分かっていたので、『しょうがないな…』と半分我慢しました。
 「…産婦人科に行ったんですよ。きっと…」
 僕の言葉に『あいこ』も納得したみたいでしたが、同時に呆れ返っていました。
 「鍵は? 持ってんだろ?」
 「…、持ってません。」
 「………、何なの? お前ら家族って。みんな『学習』ってコト、しないワケ?」
 「………、すいません。」
 ウチの『バカ系統』を鋭く指摘されて、僕はマジに恥ずかしくって何も言い返せませんでした。
 「…アタシ、『ともスケ』との将来、ちょっと『考える』わ。」
 「????? …えっ?」
 僕は『あいこ』の言った言葉の意味が分からず、顔面一杯にクエスチョンマークを書いていました。すると間髪入れずに、またお腹を殴られました。
 「いちいち、聞き返すなっ! ウゼェ~~~んだよっ!!」
 「ぢゅ、ぴ、ば、しゅん。」
 「…お前を最初に、教育し直してやんなきゃなんないかもな?」
 「へひぃ…」
 『あいこ』は僕の苦しむ顔を見て、『フンッ!』鼻で笑うと、ちっちゃいバッグから携帯を取り出しました。姉に『帰ったらメールくれ』と、早打ち&送信して、僕たちは時間を潰す為にコンビニへ戻る事にしました。
 『(スポーツ)バッグ、置いてけよ』と言われましたが、勃起が収縮と再生膨張を繰り返していたので、『むやみに、外には置いて行けません』と適当なコトを言って、『勃起隠し』を手放しませんでした。
 実際、コンビニに戻るまで僕のチンポは勃ちっ放しでした。大好きなお尻のお肉が『むにっむにっ』と動くのが、真昼間の外で見放題だったのでたまりませんでした。
 鼻息をフンフン荒くしながら、これから夏には『必ず一回はホットパンツにしてくれっ!』と、『あいこ』にリクエストする事を決意してました。
 何の目的も無くコンビニへ向かったら、『ゴル〇』をパクられた後輩が、ちょうどコンビニへ、トボトボとやって来るのが見えました。
 (ここから、この後輩は『チクりん』にします。)
 『チクりん』は僕たちに気付いて『ビクッ!』としてました。どうしようかオロオロと迷ってから、なぜだか逃げる事に決めたようで、クルッと振り向きました。
 もうその時点で僕の前から、『「あいこ」ミサイル』が『フォックス・トゥー』されていました。
 『(アイツの足じゃ、逃げ切るのは、)無理だな…』
と、思って『あいこ』の駿足を眺めていました。コンビニから100メートルも離れない内に、『チクりん』は『ガバッ!』と捕まってしまいました。
 『…アイツ、おっそ!!』
 首根っこと胸倉にTシャツの布地が全部『あいこ』に握り締められたようになって、『チクりん』が『さーせん、さーせん!』を連呼しながら引きずられてきました。
 「『ともスケ』っ、コイツだろ? 情けねぇ~コト頼んだヤツ!」
 そう『あいこ』に聞かれて、僕はちょっと答えをためらいました。『チクりん』の目がチカチカしながら、『タ・ス・ケ・テ』と点滅信号を出していたからです。
 でも『コイツ』に顔を覚えられてしまったら、もう最後なので、
 「………、そうですね。」
と、答えるしかありませんでした。『チクりん』は『情けない先輩が裏切って、自分を助けるどころか、逃げ道も断った』コトに落胆して、生気の輝きが無くなった目で『じと~っ』と眺めながら、無言で僕を責めました。
 「何だよ、その目は?」
 その生意気な抗議に『あいこ』が気付いて、無理矢理『チクりん』の顔を『ゴリッ』と真上に向けました。近距離で『コイツ』の『眼力ビーム』を喰らった『チクりん』は、可哀相に『目が点になる』どころか『退化』して無くなってしまいました。
 「お前に、ちょっと、『挨拶』しなくちゃなんね~んだよなぁ…」
 そう言うと『あいこ』は『チクりん』を引きずったまま、コンビニの裏の方へ連れ込もうとしました。
 「せ(先輩)っ! ホ(ホントに助けて)ッ!!」
 アリ地獄に堕ちたアリのように、『チクりん』は必死でもがきながら、ちゃんと言葉も出せない口で、僕に『最後の救助要請』をしてきました。が、僕程度の力じゃ、到底歯が立つ相手じゃないので、
 『痛いのは、最初だけだから…。諦めろ。』
と、目で伝えました。
 建物の陰にふたりが消えると、『チクりん』の声らしき『ひあっ!!』とか、『きゅきゅうっ!!』とか、とても中坊の悲鳴にすら聞こえない『奇声』が響いてきました。
 可哀相な後輩の行く末を考えると、僕の方が怖くなって、お腹が痛くなってきたので、
 『青空でも、ずっと見ていると、星が見えてくるらしい』
って話しを、何の脈絡も無く思い出したので、『ホントかな?』と思いつつ、深~い青空をただただ眺めていました。
 僕の前で何台も車が入って来たり、出て行ったりする音がしても気にもせずに、雲ひとつ無い青空に、僕の眼球が青く染められるくらい眺めてたら、いきなり『ドスン!』と『チクりん』がぶつかって来ました。
 「っむぉわっ! なっ、何だっ!? どしたっ??」
 『チクりん』は真っ赤な顔を汗まみれにして、熱中症一歩手前みたいな『意識が無くなる寸前』みたいな、『ぽけ~っ』と『心ここに在らず』みたいな表情をしてました(・キングオブコメディ)。
 「…ともゆき先輩、あざぁ………た。」
 『チクりん』は、声がかすれまくった『渡部篤〇』口調になっていて、聞き取りづらい挨拶を何かしました。
 「…えっ?」
 「あささすう、はすすすっふ…」
 聞き返す僕に、さらに聞き取れない言葉を発しながら、『チクりん』はフラフラ、ヨロヨロしてました。この世の物とは思えない『体験』をしたからか、中坊が『35歳サラリーマン・妻とふたり子持ち』くらい老け込んでました。
 「はっ?(何、言ってんだ、コイツ…)」
 何にも理解出来ないでいる僕の前から、ヨタヨタしながら『チクりん』が行ってしまうと、『あいこ』が表に出てきました。なぜか『あいこ』もふらついていました。
 『どうしたんだろう?』と思って、『あいこ』の顔を注視していたら、『まさかっ?』の物が目に入り、僕は我が目を疑いました。
 「………っ、あああっ!?」
 僕はてっきり『チクりん』は『恐怖体験』をしたのだと思っていましたが、『あいこ』のモミアゲに、白い粘液が付着しているのが見えてしまいました。
 「なっ、何だよ? デケぇ声出して…」
 「まっ、まさか…? まさかアイツに、変(態)なコト、したんじゃないでしょうね!?」
 「へっ? あっ! ヤベーッ!! まだ、どっかにくっついてたぁ~っ?」
 その言葉に、エロ過ぎる毎日に変わってしまった僕の思考が、毒に冒された感でしてしまった『エロい妄想』だと思ってた事が、事実だったと分かってしまいました。
 『あ、アイツと、ヤッちゃったんですかぁ!?』
 急に僕の視界の中に、ついさっきまで全然気にしてもいなかった『コンビニの来客』が、ワラワラと押し寄せて来た感じがしました。
 「やっ、ヤバっ!! ヤバいじゃないですかっ!?」
 僕は『仮にも』彼女が、『顔面に精液をくっつけている』異常事態を隠蔽しようと、『あいこ』を隠すようにビッタリ寄り添いました。
 「やっ、何よ~っ!? 暑苦しい~!」
 「何やったんですかっ!?」
 「………、別に…」
 「うわっ!! クッセーーーッ!! しかも、ガッツリくっつるぅ! あっ、ココもっ!? ええっ? 何で、こんなトコにもォ!?」
 「えっ!? ヤダーっ! どこ? どこぉ~?」
 まさかと思いましたが、ホントに『あいこ』の顔のアチコチに、『チクりん』のすっげー青臭い粘液が散らばってました。
 「マジでっ? 何っ? ナニやっちゃったんですかぁ~~~!?」
 「『損害賠償』の『示談交渉』。」
 「ええーーーっ!? 思いっ切り、『サセコ』じゃないですかぁーーーっ!?」
 「バカっ!! ふざけんなよっ!! ヤラしてねーよ!!」
 「ガッツリ精液くっついてますけどーーーっ!?」
 「安心しろっ! リップサービスまでだっ!」
 「そんなの…、中坊にとっちゃ、おんなじですよっ!!」
 僕は何にも後の事が想像出来なくて、ただただ混乱してました。この前、『チクりん』に『兄さん』と呼ばれた事を思い出して、また鳥肌が立ちました。