私は一緒に行った経緯はアレンジして、他のパートさんらに話していいか聞いた。
休憩時間に話題にするには一番手頃なネタだったから。
彼は全然オッケーと了承してくれた。
他のパートさんらにこの体験を話した時は彼も一緒だった。
予想通りみんな興味津々で話を聞いていた。
「ねぇ、久松さんに帰り襲われなかった?!」
パートの一人が笑いを取ろうと彼をからかう。
私も大いに笑った。
「もしかしたら帰りに誘われるかと思って期待してたんだけどぉ…」
私は上目遣いでわざと拗ねた風を装い彼を見つめた。
また、みんなで笑った。
その後、初めて彼と二人だけの状況が来た時、彼は私をじっと見つめ声を潜めて言った…
「ちょっと、かわいすぎるからさっきみたいのやめてください…」
わざと怒ったような顔をしている。
「そ、そっちこそ…そんな事言ったら本当におそっちゃうよ…」
私は最大限の勇気を振り絞って言っていた。
ちょっとドキドキしすぎて涙目になっていたかもしれない。
彼は本当にいかにもたまらなくなってしまったように抱きついてきた。
本当に本能的にそうしてしまったっぽい。
私は本当は飛び上がりたいほど嬉しいくせに、逆に冷静になった。
「だめ!こんなところで…誰か来ちゃう…帰りに会おう…」
彼の背中をさすり、ポンポン叩いた。
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