2020/07/29 19:27:48
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それから僕はラインを使って、「ファンさんとは何か気が合いそうな気がする。よければ僕たち、付き合ってみませんか?」と、相手が外国人だからという理由もあって、なるべく短く簡単な言葉で交際申し込みをしてみたのです。
すると「わかった。よいですよ」と返事が来たのです。
一応、、、彼氏と彼女の関係になった僕達でしたが、(これがベトナム流での付き合うっていうやつなの?)と、最初はしっくりこない部分があったのです。
というのも、付き合おう。うんいいよ。との言葉を交わす前と、交わした後と、なーんにも変わらないんですよ。
前回に書いた「毎日、現場のコンビニで挨拶をし、他の客がいなければ世間話を繰り返し、仕事が終わればプライベートでラインでチャット。そんな毎日になっていったのです。 」
付き合った後もこのパターンを繰り返すだけなのでした。
僕(なーんか、、しっくりこないよな)
というのも、あくまで僕の価値観になるのですが、普通は正式に交際がスタートしたら、まず最初に二人っきりでデートしたり、デート中は手をつないだり。という具合にステップアップのような物があると思うんです。
が、ファンさんの場合は「こんど買い物いくから車だせる?」「テーブル買う予定だから、一緒にはこんでほしい」「友達が何か支払いの封筒がきてわからない。教えてあげて」
という具合に、彼氏というより便利屋のような感じで使われている僕がいたのです。
まぁ事実、無料の日本語教師でもあるし、無料のタクシードライバーでもあるし、無料の配送業者でもあるし、無料の電気屋、無料の設備工、そして、、、、今夜の夕食まで奢ってくれる相手なのが。。。この時の僕だったんです。
僕(なんか、いいように使われてるだけかもしれないぞ)
と疑心暗鬼になってきたんですね(笑)
で、ちょっとした仕事の繋がりの人で、滝田さんっていう奥さんがフィリピン人の人がいるのですが、その人に聞いてみたんですよ。
僕「東南アジアの女性って、けっこうズケズケとアレやってくれ。コレやってくれ。って言うものなんですかね?」と。。。
すると滝田さんは答えたのですが「東南アジアの女性というか、男であろうと女であろうと、世界中、日本人以外の人種は全部それw あいつら人に物事を頼むのに遠慮するなんていう発想は一切ないぞ?」
僕「そうなんすか。。実はですね・・」(最近、ちょと仲よくなったベトナム人がいて。と説明)
滝田「ああー、それでか。というか日本にいる外国人ならなおさらw」
僕「なぜ日本にいると猶更なんですか?」
滝田「じゃ逆を考えてみろよ。俺ら現地語はおろか英語すら話せない俺たちが、どこでもいいから外国に住んでたとしようよ。もしそこに少しでもいいから日本語話せる奴いたら、なんでもそいつにオンブにダッコしてしまうと思わないか?」
僕「ああ、、確かに。」
滝田「中国人ならいざしらず、漢字文化のない国のやつらはエアコンのリモコンの暖房と冷房の切り替えも知らないんだぞ?そのためにわざわざ家まで呼ばれて設定するとか、外国人と付き合うっていうのなら、そんなの日常茶飯事だと思わないとダメだ。ただあいつらにも悪気はないんだけどなw」
そんなことを言われてしまったんですよ。納得。
外でデートする。といってもファンさんの買い物に付き合わされるだけ。
唯一、二人っきりの場所といっても、近くに友人がいるルームシェアのあの部屋。
僕(Hな展開になったら、どこでするんかな。。やっぱ車の中しかないのかなぁ~・・・)なんて思ってたのです。
そんな戸惑いも交えながらもファンさんとの交際は順調に2か月が経過。手をつないだりキスしたりというスキンシップは一切ありませんでしたが、僕にもだんだん、パターンってうものが見えてきたんです。
パターン① なんでも僕に許可を求めてくる。
例えば、服を買うとき、服に限らず、何かを買うとき、何かをしようとするとき、
ファン「ねぇねぇ、これ買っていい?」「これ買おうと思うんだけど、どう?」「明日、友達の家に泊まりにいっていいかな」等。
これを滝田さんに聞いてみたら彼はこう答えました。
滝田「それはあるなw なんでも自分の判断っていうのが出来ないパターン。ウチも同じだわ」
僕「そうなんすか。それはなぜなんです?」
滝田「かなり御幣のある言い方にはなるんだけど、東南アジアって植民地の時代が長かっただろ?それが原因してるんじゃないかなって俺は勝手に思ってる」
滝田「ほう。植民地政策ですか」
滝田「ベトナムなんてちょっと前まで北はロシア、南はアメリカの泥沼の代理戦争してた国だぜ。そんな中でベトナム人がなにか自発的にっていうより、すべて国家、国体、政治、政策、あらゆるものが大国に依存していたんだよな」
僕「ふむ」
滝田「要するに、国家でさえもがその体質なんだから、そこに住んでる国民は「支配される事に慣れてる」と、、俺は考えてる」
僕「なるほど」
滝田「ってことで考え方さえ変えてみれば、いちおうはその子もハトの事が自分の彼氏、つまり主人に値する人っていうことを認めてはいるんだよ」
僕「それだったら嬉しいですけどw」
滝田「試しにいってみたらいいだろ。「これはいいけど、これはダメだ」って。そしたら相手の事みえてくるかもしれないぞ」
僕「わかりました。今度やってみますw」
そんな中で、僕とファンさん、その相棒の3人で、ファンさんの家でベトナム鍋をする予定の日がありました。
鍋パーティーとか、そういう系のイベントになると、めちゃくちゃ喜ぶのがベトナム人っていうか、外国人なのかもしれません。ワイワイと盛り上がりながら料理の下準備をし、この時ばかりは僕もファンさんの専属日本語教師という偉そうな立場でご満悦な時間を過ごさせてもらったのです。(日本とは違い、彼女らの価値観では「先生」とか「教師」という立場の人が尊敬される文化が残っている)
そんな感じで香辛料の聞いた鍋を食べながら、ロックアイスでギンギンに冷えた中国酒などを飲みまくり、あっという間に楽しい時間は過ぎていったのでした。
が・・・・。
僕は帰れないんですww それもそのはず。このまま帰ったら普通に飲酒運転じゃないですか(笑)
結局、僕に酒を飲ませたのも彼女らの責任という事で、その日ばかりはファンさんの部屋で一夜をあけさせてもらう展開になったのでした。
いい感じによっぱらった3人。日本人と違うところは、なんだかんだと日本人は深酒っていないと思うのです。女の子ならなおさらですよね。
ですが彼女らは豪快な部分があるというか、明日は学校も休み、バイトも休み(を狙って鍋パーティーしたのですけど)となると、遠慮なしにガンガン飲むんですよね。しかもタダだから(僕の財布が軽くなる)
そしたら意外と簡単w 速攻エロパートになっちゃったんですよ。
これもまさに異文化だから・・・・。と言えるエロ体験をこれから話していこうと思います。
ちなみに、この話はナオさんの時の話のように長く引っ張っぱろうとは思ってはおりません。
それにはナオさんとの時は、駆け引きやその時の状況の説明をするのに、かなりの紙幅を使ったと思うのですが、このファンさんとの話は展開がめちゃくちゃ早いからです。
では、長くなったので投稿しますね。