俺(30)が中途採用された会社の上司加藤美鈴さん(35独身)との事です。…俺はその会社に11月に設計部希望で入社したんだが、何故か総務部に回されて仕事することになった。初めてする総務の仕事は全く解らず、入社したてなのに、美鈴さんにいつも怒られていた。他の人は1つ1つ丁寧に教えてくれるのに、この美鈴さんだけは違って厳しく俺に接していた。俺も相手は上司なので我慢しながらもひと月頑張った。総務は主に備品の管理や発注、会議室の使用状況の調整、壊れた所の簡単な修理や取り替えなどのいわゆる雑用をしていた。はやく言えばドラマでやってた『ショムニ』だ。ある日帰りに美鈴さんを見掛けた。(うわっマジか)と思いながら距離を空けて歩いた。ずっと同じ方向に歩いていくと、あるマンションに入った。俺は愕然とした。美鈴さんは俺と同じマンションだったのだ。エレベーターホールで気付かれた。美「あらっ?〇〇君?なんでここに?」俺「主任もどうして?」美「私が質問してるの!答えなさい!」 俺「すみません!自分ここに住んでます」美「そうなの…私もよ」気まずい空気が包んだ。