30年近く前の話しですが、実話です。
当時の俺(タカシ仮名18歳)は、露出にハマっていて、夜道で女性を後ろから追い抜いてから、街灯の下で立ち止まり、勃起したモノをシゴいて見せて、女性の反応を見るのが好きでした。
大抵の女性は、下半身を見てから、声を出さずに逃げる様に去って行くので、その後ろ姿を見ながら、シゴいて射精して逃げるのが、いつものパターンでした。
その頃、住んでいた実家付近でも、露出をしていたので、流石に知り合いに見られては困ると思い、露出をする前に、一応、顔を確認してはいた。
その日も、いつもの様に夜道を歩き、露出出来そうな女性を探し、何気ないフリで、数メートル後ろを歩く。
歩きながら、ポケットに入れた手で、股間を触ると、すぐに勃起しました。
そして、女性を追い抜き、その先の街灯の下で立ち止まり後ろから来る女性を待ちながら、チャックを開け、勃起したモノを出しシゴき始めます。
女性は、急に立ち止まった俺に、不審を覚えながらも近づくと、勃起したモノをシゴいてる俺に気が付いて、一瞬足を止め、チラッと俺の顔を見ました。
その顔を改めて見て、驚きました。
明美(仮名)だ!
俺は声は出しませんでしたが、その女性は、間違いなく中学生時代の同級生で、同じクラスだった明美だった。
中学生時代の俺は、一応不良グループにいましたが、特に目立つ存在では無かった。
同じく明美も、不良のグループにいて、バスケットボール部。
クラスでも、バスケットボール部でも中心的な活発な子でした。
そんな明美に対し、勃起したモノを見せてしまい、俺は走って逃げてしまいました。
確か明美も声は出さなかったと思いますが、その時、俺に気が付いたかどうかは分からなかった。
その日を境に露出を控えた記憶があります。
そして数年が過ぎ、成人を迎え、実家の隣町で一人暮らしを始めた頃、地元の市役所での成人式に出席しました。
久しぶりに地元の仲間達と再会し、式が終わった後の飲み会に誘われた。
みんな、一度帰宅し、スーツや着物から着替えてから、駅近くの居酒屋チェーン店に集合となった為、俺も着替えてから、居酒屋へ向かいました。
そこには既に、20人前後の同級生達がいて、男女の比率は半々くらいだったと思います。
ただ、その中には明美もいました。
居酒屋の奥の座敷に案内され、各自適当な場所に座る事になった。
偶然なのか、俺の前には明美が座りました。
明美の隣には、中学時代から、明美と仲の良かった奈々(仮名)が座っていました。
奈々も中学時代は活発で、明美と同じバスケットボール部でしたが、俺や明美とは違うクラスだった。
俺も、隣に座っている同級生や明美達とも、談笑したりして、もしかしたら明美は、あの時に露出したのが俺だとは、気が付いて無かったのかも?と少し安心していました。
しばらく、普通の会話で、盛り上がっていたのですが、何かの話しの流れで、
明美が
「タカシとは秘密があるもんねーwww」
と言い出しました。
一瞬に酔いが醒めた俺を見ながら、菜々が
「え?なに?秘密って」
と明美に聞いています。
それに対し、明美は
「まだ、内緒www」
と、不気味な発言をしていました。
菜々は、どうしても気になるのか、しつこく明美に問いかけていましたが、明美は
「あとでね」
と話しを中断しました。
俺としては、心ここにあらず。な感じでした。
2時間程の飲み会が終わり、二次会に向かう同級生もいましたが、仲の良かった仲間は帰ると言うので、俺も帰る事にして、同級生たちに、またの再会を約束して帰宅する事にしました。
帰宅しようと数メートル歩いていると、後ろから
「タカシ!」
と呼ばれ、振り向くと、そこには明美と菜々がいる。
俺は内心、ドキドキしていましたが、平静を装い
「どうしたー?」
と答えると、
明美「違う所で、もう少し飲もうよー」
と誘って来ました。
俺「3人で?」
明美「なに?イヤなの?」
などの問答の結果、さっきとは違う居酒屋に3人で行く事になりました。
その居酒屋では、個室ではなく、4人掛けのテーブル席で、俺の前に明美と菜々が座った。
明美が菜々に、露出の件を話したんじゃないか。と思いながら、取り敢えずビールで乾杯して、成人式の話しで盛り上がっていると、菜々が
「ねぇねぇ、さっきの秘密って何なの?」
と切り出して来ました。
俺は、またこの話しか...と思っていると、明美が菜々の耳元に近寄り、何かを話しています。
菜々はというと、目を見開き驚きながら、
「マジ?」
と言っていた。
俺は、心の中で終わった...と思った。
菜々にも気持ち悪いヤツだと思われるかと思ったが、菜々は以外に興味があるようで、
菜々「そういうのって興奮するの~?」
と聞いて来ました。
俺が答えに悩んでいると、
明美が代わりに
「立ってたもんねwww」
と笑って答えました。
俺もですが、明美も菜々も、かなり酔っていたようで、ズケズケと遠慮なしで、突っ込んだ話しをして来ます。
菜々「タカシ! 興奮するんだったら、見てあげよっか?w」
と笑いながら、驚くような事を言って来た。
見られ好きの俺には、なんとも堪らない事ですが、地元の同級生という事もあって、返事に困っていると、明美も便乗して
「それ、いいねwww」
と、2人ともノリノリな感じ。
すると明美が
「あ!じゃあ由香(仮名)も呼ぼうよ」
と言い出しました。
由香は俺と、中学の3年間、同じクラスだった子で、俺の初恋の人だった。
中学では、テニス部で、男子にモテる子で、文化祭で劇をやった時には、ヒロインを演じた可愛らしい子です。
実は、中学を卒業後、俺は由香に告白した事があったのですが、今は誰とも付き合う気がない。との理由でフラれた事があった。
後に、友人から聞いた話しだと、由香はイジメにあっていたらしく、文化祭の劇でヒロインを演じたのも、イジメからとの事でした。
明美と菜々がイジメに絡んでいたのかどうかは分かりません。
由香は成人式には参加していたみたいだけど、飲み会には参加していなかったが、呼べば来るんじゃないか。と明美は、店の公衆電話から、由香の自宅に電話を掛けた。
明美が電話から戻ると、
「由香、来るってさ!」
と、由香もこの居酒屋に来る事になりました。
30分程すると、由香が到着し、俺の隣に座った。
数年振りにマジマジと見る由香は、中学時代と大して変わらず、ショートカットの似合う可愛らしい子でした。
明美と菜々は、かわいいというよりも、綺麗系で、かわいい系が好きな俺には、由香がダントツだった。
由香は、生ビールを頼むと、何故、俺たちが一緒にいるのかを尋ねた。
明美は
「タカシが面白いモノを見せてくれるんだってさwww」
と答え、菜々は笑うだけでした。