高2の息子が通う予備校のそばに、ビジネスホテルがある。
そこは、昔よくラブホ代わりに元カノと利用したホテルだった。
2~3階の部屋で、レースのカーテンだけ閉めて、窓辺で立ちバック、乳を揉みながら腰を振ると、予備校の窓から数人がこちらを見てた。
元カノは感じてきて、窓に手を突くと乳も窓にベッタリ、ほぼ野外露出状態の恥辱まみれ。
そのまま抱っこしてベッドに腰かけ、足を開かせ結合部見せつけ、完全に数人の予備校生が元カノの乳とマンコに釘づkになってたのが見えた。
そして最後は正常位でハメまくり、元カノの身体にビュービュー精液をかけた。
大人のセックスの一幕を、何人もの予備校生に見せつけた。
淫らな思い出のビジネスホテル、そして、別れの夜を過ごした哀しい思い出のビジネスホテルでもあった。
あのまま順調だったら、元カノと結婚してただろう。
しかし、元カノは体調を崩し、仕事が続けられないほどになり、退社して帰郷してしまった。
荷物を送ってアパートを引き払った元カノと、あのビジネスホテルで最後の夜を過ごした。
セックスができる状態ではなかったから、一緒に寝て朝を迎えた。
新宿駅からか元カノを見送った。
「良くなったら、戻って来いよな。さよなら。」
「元気でね。さよなら。」
特急電車に乗った元カノを見送った。
その数週間後、入院したとメールが来た。
更に数日後、こちらから「お加減は?」と送ったら「あまり良くない」と返ってきた。
そのまた数日後、「元気?」と送ったが返事はなかった。
何度送っても、元カノから返事は来なかった。
そして、元カノが去った半年後、元カノへ送ったメールがあて先不明で戻ってきた。
元カノの携帯が解約された、その理由は一つしか思い浮かばず、俺はその夜、泣いた。
涙枯れるほど泣いた。
人生で、あんなに泣いたのは初めてだった。
半年間、立ち直れなかった。
元カノと別れて一年後、元カノとの思い出の場所へ行き、このままではダメだと気づいた。
俺は、元カノの分まで幸せになると決めた。
空を仰ぎ、空から俺の人生を見守って欲しいと願った。
もう、20年以上前の話だ。
その後嫁とめぐり逢い、元カノとしたような情熱的な恋愛ではなかったが、ほのぼのした恋愛から結婚した。
男の子が二人生まれ、賑やかな家庭を築いた。
嫁と幸せな日々を過ごしてるが、元カノのことは忘れた日はない。
スマホには、もう届かないメルアドと番号が消さずに継承されている。
くじけそうなとき、元カノのアドレスを眺め、元気をもらう。
今も心に、元カノがいる…