近所の空き家だったとこに、たかこさんという女性が引っ越してきたのが、俺小学六年のとき。
母より少し年下といったたかこさん、30代半ばくらいの、いつもニコニコ明るい人。
でも母から言わせると、一人暮らしだし何をしてるか得体の知れない人。
中学一年、精通を迎えたばかりだった。
日曜の部活帰り、たかこさんちの前を通ると、たかこさんから声をかけられた。
『ちょっと面白い物があるんだけど、見ていかない?』
何だろと思いながらも家に上げてもらう。
テレビの前のソファーに座らされ、たかこさんはテレビをつけ、DVDを再生させる。
エロDVD、中学一年の俺、当然見るのは初めて。
少し離れたとこで一緒に見ていたたかこさんが、俺の隣に座り直した。
『こんなの見せて、どうゆうつもり?』
俺の質問に、ニコニコするだけで答えないたかこさん。
早送りで場面を進めたたかこさん。
男優さんと女優さんの絡みが映し出され、男優さんがバッコバッコしている。
黙って見ていた俺、やがて勃起。
ニコニコするだけのたかこさんが、やっと口を開いた。
『興奮してきたでしょ?』
返事に困る俺、ジャージの中ではもうパンパンにチンコは腫れ上がっていた。
精通はしていたが、まだオナニーはしていなかった俺。
むんずとジャージの前を掴んだたかこさん。
『興奮、してるよね』
隠しようがない俺。
DVDは、男優さんが女優さんの胸に、精子をかけていた。
ジャージの前をさすられた俺。
『ゆう君、中学生なんだからもう出るよね?ああゆうの』
俺は少しパニックになりながらも、うんと返事をした。
『出るとこ、見せてくれないかな~』
オナニー、そのものは知識で知っていたが、実践したことはまだなかった俺。
『いや、あの、出したこと、ない。自分では』
少ししどろもどろになりながら答えた。
『え?うそ?まだしたことないの?』
意外って驚いた顔してたたかこさん。
たかこさんがジャージのズボンに手をかけた。
『じゃあ私がやり方、教えてあげようか』
『いやいや、いいです!いいですから』
ジャージズボンにかかった手を、振り払おうとした。
『いいから!私が気持ちよくしてあげながら教えてあげるから』
気持ちがいい、どうしよう、迷った。
『二人の秘密にしておけば、バレっこないんだから大丈夫よ』
そう、両親や姉にさえバレなければ、そう思った。
振り払おうとした手を、俺は外した。
再びニコニコ顔になったたかこさん。