夫も私もお盆休みなので、昨日のお昼は少し贅沢して外食し、午後は腹ごなしを兼ねて庭木の剪定と芝刈りをしました。
真夏の作業ですから二人とも汗びっしょりになり、庭仕事を終えると市内の公衆浴場に車で出かけました。
お店の駐車場は満車で、夫はそこから少し離れた場所に車を停めに行きました。
私は一足先にお店に入って、番台の女将さんに二人分の代金を払いました。
メガネを外し(普段はコンタクトなのですが、お風呂屋さんに行くときはメガネです)、服を脱いでいると間仕切りの扉が開いて、ご主人が女湯の脱衣場に入ってきました。
番台の上り口は女湯側にあります。
番台に上がったご主人に、女将さんが「お二人分のお代を頂いてますからね」と話しているのが聞こえました。
女将さんは私に「ごゆっくり」と言い残すと、出入り口から外に出ていきました。
私は下着を脱ぐと、いつものように体重計に載りました。
素っ裸でタオルも持っていないのに、針は52kgを指しています。
まだ最低2kgは落とさなくてはなりません。
顔を挙げると、ご主人が番台から、前も隠していない全裸の私をジッと見ているではありませんか!
このお店はもう何年も前から利用しています。
女将さんもご主人も70歳代でしょうか。
私たちが利用する時間帯、番台には女将さんよりもご主人が座っている場合がむしろ多いので、利用し始めた頃はいざ知らず、今ではご主人に裸を見られることに特に恥ずかしいという気持ちは感じません(さすがに全く意識しないわけではありませんが…)。
「いつも見慣れてるオバサンの裸なのに、何をまた珍しそうに見てるのかしら?」と奇異に感じたほどです。
でも、この疑問は帰りの車の中で解けました。
私から遅れて男湯に入ってきた夫に、ご主人は「キレイな方で、どこかで見たことがあると思ったら奥さんだったよ!メガネをかけてないし、スッポンポンだから分からなかった」と話しかけたというのです。
夫の顔を見て記憶が繋がったのでしょうが、キレイと言われて嬉しい反面、ご主人は「趣味(イイ女だ!)と実益(誰だっけ?)を兼ねて」全裸の私をジッと見ていたのかと思うと、何だかすごく恥ずかしい気持ちになりました。