二十代前半に土下座して付き合っていた年上の彼女が、セックスのときの僕の顔が気持ち悪いと率直に言いました。
それで冗談半分でジャニーズアイドルのお面を付けてみてと真顔で言います。
彼女は若いイケメンが大好きだったのでそういうイケメンとセックスしている妄想に浸りたかったのでしょう。
僕は怒ることもできずお面を付けてやりました。
彼女は喜びました。というより僕の気持ちの悪い顔を見ないで済むと安心したのでしょう。
そうとう理不尽な経験でしたが彼女とはすぐに別れました。というよりふられました。
ちょうど失業していた時期なので、金の切れ目が縁の切れ目、という感じでもありました。