もう15年ぐらい前の話です。
当時私は、高校を卒業したばかりで隣県の調理師専門学校へ進学し姉と二人で暮らしていました。
高校三年の夏が始まる頃に中学二年から付き合っていた彼氏と別れてしまってからは、恋愛とは程遠くなってしまっていました。そもそも、その彼にフラれた理由は高校に入学してから段々と太ってしまったことが理由でした。本人に直接そう言われた訳ではありませんでしたが、なんとなく雰囲気でそれは分かっていました。
そんな私なので、専門学校に入ってからも浮いた話は全くありません。
夏休みを終えると、クラスの友達が「初めての彼氏ができた!」とすごく嬉しそうにしていました。
その子ののろけ話を聞くと、出会い系で知り合ったと言っていて、少し気になってしまいましたが、
「やってみたいけれど・・・少し怖い。それに太っているしな・・・」
と怖じ気づいてなかなか、やってみる気にはなれません。
それでも、友達の楽しそうな話や家に彼氏を連れてきて幸せそうな姉の姿を見ていると、やっぱり私も恋愛がしたいと強く思うようになりました。
恐る恐る、友達に聞いたス○ービーチという当時流行っていた出会い系サイトを覗いてみることに・・・。
男女の様々な募集があり、女の子の書き込みには(ちょいポチャや、可愛くないけど・・・)と言った予め容姿についてのマイナス面を晒して募集している人も多く、「これなら私もできるかも・・・」と思い、初めて募集の書き込みをしてみることにしました。
ただ、やっぱり多少の怖さもあったので「メル友募集」にしました。
書き込みを終えて、10分も経つと携帯電話が鳴り出します。募集に対する反応です。
あっと言う間に2~30件のメールを受信したので、その後すぐに募集の書き込みを削除しました。
それから、来たメールに目を通し始めます。
メル友募集としたはずなのに、本当にいろんな方からメールが来ていました。
父親くらいの年齢の人やえっち目的の人・・・
「あぁ、やっぱりこういう出会い方って・・・」
と思っていると、同い年の大学生のやす君という人からメールが来ていました。
内容を見ても、その文面からガツガツしてなさそうだし優しそうな人だなと思いました。
試しにこの人にだけ返信することにします。
実際にメールをしてみると、そのメールが楽しくなっていきました。
数日間メールで好きな小説や映画、音楽の話をしたり、お互いの学校の話などの他愛のないメールのやりとり。
そのうちに、やす君の部屋の話題になりました。
好きな映画のポスターを貼ったり、ロックのCDが沢山置いてあるそうで、本人は狭い部屋だけど少しだけオシャレにしようと気を使っていると言っていて、思わず
「行ってみたいな!」
とメールをすると、「いいよ!」と返信が来たのでそこからはトントン拍子に話が決まっていって、その週の土曜日に会うことになりました。
その時に私は、どんな人なんだろう?とか嫌われないかな?とまだ見ぬメル友にドキドキしていました。
もちろん、私は自分の容姿に自信はないので・・・不安のほうが大きかったです。
この頃はまだ、カメラ付きの携帯電話は少なかったのでお互いの写真のやり取りができません。
「期待しないでね」
と念のため釘は刺しておきました。
メールをするようになってちょうど一週間目の土曜日。
彼の家の最寄り駅で17時に待ち合わせをしました。
少しだけ、早く着いて
「ついたよ!○○の前にいます」
とメールをすると、間もなく携帯を見ながら、ジーンズを履いた古着のスウェットを着た人がこちらへ歩いて来ます。
「トモミちゃん?」
少し緊張したような表情と声で聞かれました。
「はい。やす君?」
「はい・・・はじめまして」
「あ、はじめまして」
(えっ・・・嘘。身長高い。一重だけど、少しかっこいいかも。。。でも、やっぱり、こうやってよく女の子と遊んでる人なのかな・・・)
話しながら歩き始めましたが、私のこの第一印象が誤りだったと気づくのにそう時間はかかりませんでした。
なかなか目を合わせて話そうとしてくれないな・・・嫌われたかな・・・と初めこそ思いましたが、10月だというのに額から落ちる汗、メールでは感じられなかった少したどたどしい話し方に、「あっ!女の子慣れしていないんだ槌」と分かりました。
彼の部屋に着いてからは、彼の好きなロックバンドのCDを見せてもらったりTVを観ながら会話しました。彼も徐々に慣れてきてくれたのか次第に饒舌に話してくれるようになりました。
気づいたら、とても楽しくて・・・そしてドキドキを感じていました。
22時を過ぎた頃です。ベッドの隣に座るやす君が
「そろそろ帰らないとヤバイよね?」
私は太ももをやす君にくっつけました。
「帰らなきゃダメかなぁ?・・・帰りたくない・・・」
少しの沈黙を待ったあとで、やす君が
「・・・じゃあさ、・・・泊まっていく?」
「うん・・・」
そう答えたあとに、長い沈黙がありました。
しびれを切らせた訳ではありませんでしたが、やす君の右手に左手を絡ませました。
何も言ってくれませんが、彼の右手はしっかりと握り返してくれます。
それから、またの沈黙。
「・・・キスして」
やす君は震える唇でキスをしてくれます。
触れたまま離れようとはしない唇。
私はそんな、やす君が可愛くなってきてしまい舌をいれます。私の舌にやす君も応えてくれます。とても長いキスをしながら、ジーンズの上からやす君のおちんちんに手を置きました。
もう固くなっています。
「あっ・・・」
と驚いて、唇を離されてしまいました。
断られる恐怖はあったけど・・・
おちんちんをさすりながら
「えっちな女の子嫌い・・・?」
やす君は、返事こそしませんでしたが再びキスをしてくれます。
さっきは私の舌に応えるようなキスだったけれど、やす君から求めようとしてくれているのが分かるような・・・。
そのうちに、服の上から胸を触られはじめました。
右も左も・・・
「脱がせてもいい?」
そんなこと、もう聞かなくてもいいのに。でも、それが可愛くて仕方ありません。
「いいよ。でも・・・電気消して・・・」
「俺、その・・・初めてだから、見たい・・・」
すごく申し訳なさそうに、恥ずかしそうに言いました。
「え!?そうなの・・・?」
「うん、だから・・・ダメかな??」
この時は、正直にそう話すやす君がもう可愛くて、可愛くて。
「しょうがいないね(笑)」
私も恥ずかしさはあったけれど・・・そのまま、やす君の前で下着姿になりました。
やす君は、「わぁ」とか「おっ」と時折小さく言いながら私が脱ぐところを見ていました。
「やす君も脱いで」
そう言うと、やす君も下着だけになりました。
もう、すごく大きくなっているのが分かります。先端にも大きなシミが。
そのままベッドに二人で横になりました。
またキスをしたあとで、やす君は私の胸元に顔を埋めて、その感触を楽しんでから
「見てもいい・・・?」
「うん・・・」
やす君が、腕を私の背中にまわしてホックを外そうとしましたが・・・なかなか外せません。
私は、上体を起こして自分でブラを外しました。
露わになった胸を凝視して
「わぁ・・・」
やす君は両手で揉んできます。
そして指で乳首を撫でたり、摘んだり・・・そのうちに口にふくまれます。
「あっ・・・んんっ・・」
思わず、声を漏らしてしまいます。
「トモミちゃん、気持ちいい?」
「・・・んんっ、気持ちいいよ」
やす君は、さらに激しく舐めてきます。
「ああっ・・だめぇっ・・・」
一年以上こんなことされてなかったからなのか・・・それとも・・・
とても感じてしまいます。
これ以上されちゃったら・・・
私は、やす君のおちんちんを下着の上から手でさすりはじめました。
少しすると、「ううっ・・」と私の乳首を舐めるのが止まったので
「やす君のココすごいことになってるよ(笑)してあげよっか・・・?」
「いいの・・・?」
「うん。じゃあ、寝て」
前の彼と付き合っている頃には、こんなふうに自分から積極的なことはありませんでした。
それなのに・・・会ったばかりのやす君に、こんなに。
そんなことが一瞬、頭をよぎりましたが、やす君にされるのが気持ちよくて。
「私もしてあげたい!」と自然にそう思っていました。
やす君が仰向けに寝たので、もうシミが大きくなっていた下着を脱がせます。
やす君のおちんちんはすごく大きくなっていて、先っぽからは透明なお汁が出ていました。
比べたわけじゃないけれど・・・思わず
「大きいね」
そう呟いてしまいました。
右手で握ると、もうとても固くなっているのが分かります。少しだけ、ゆっくりと上下にしごいてあげてから、おちんちんを口に含みました。
ゆっくりと手も使いながらしていると、とても恥ずかしそうに
「あっ・・ダメ!トモミちゃん・・・イク。とめて!!」
(可愛いっっ!!!)
思わず
「イッていいよ」
そのまま、少しだけスピードを上げると、やす君が「イクっ」と発した後に、おちんちんが口の中でビクっとするのと同時に大量の精液が口の中に広がります。
初めて口に出された精液は、温かくて苦いものでした。
それと同時にすごく興奮している自分に気が付きます。
とても申し訳なさそうに「ごめん」と謝るやす君に手でちょっと待ってとジェスチャーをします。
そして、そのすべてを飲み込んでから、やす君に向けて口をぱっーと開いて見せて
「飲んじゃった(笑)」
と言うと、すごく照れくさそうにしています。
私達はそのままベッドで横になりました。
「いっぱい出たね(笑)」
いたずらっぽく言うと
「ごめん・・・気持ちよくて・・・」
「謝らないでよぉ。嬉しいんだから・・」
「本当に??」
「うん。ねぇねぇ・・・」
「なに?」
「私も気持ちよくしてほしい・・・」
こんなことを言ったのも初めてです。
私は、やす君の手を取って下着の中へ誘導しました。
フェラチオをしている時から、自分でも濡れているのは分かっていました。
クリトリスへ彼の中指を導きます。
「ここ触って・・・」
やす君は、そこの刺激を始めます。
「んんんっ・・ああっ・・・」
恥ずかしいけれど、声が出てしまいます。
その声に呼応するように、やす君の指もどんどんと速くなります。
思わず
「ねぇ・・・舐めて・・・」
と言ってしまいました。
やす君は、布団の中へと進んでいくと私の下着を脱がせ、さっきまで触っていた部分を舌で見つけ出します。
「あっ・・いいっ・・気持ちいいよっ・・・」
私は無意識のうちにやす君の頭に両手を置いて、声をあげていました。
やす君の気持ちが手に取るように分かるほど私を舌で愛撫してくれています。
どんどんと気持ちが高まっていきます。
「やす君・・・だめっ・・・もう挿れて。。。」
やす君が布団から出てきて、無言でベッドヘッドの上にあった小物入れの中からコンドームを取り出しました。
少しだけ、こちらに背を向けるようにして装着させているようです。
すぐに背中から焦りが伝わってきます。
「あれっ」とか「えっ」と小声を漏らしたかと思うと、大きく右手が動きだしました。
どうやら、萎えてしまったみたいです。
それも、その時の私には可愛くて仕方ありません。
「緊張しちゃった??」
と聞くと、「うん・・・ちょっと。ごめん」
とても、汗をかきながら焦っています。
やす君にこちら側を向くように座り直してもらってから、フェラチオをしてあげると、すぐに復活しました。
「ありがとう、もう大丈夫!」
と言って、新しいコンドームを取り出して、着けようとしましたがまた萎えてしまいました。
私は何も言わずに、さっきよりも長めに咥えてあげました。
今度は上手く装着できたようで、私の股のところにあてがわれました
が・・・
どこか分からないようだったので、おちんちんを持って入り口を教えてあげます。
けれど、その間にまた萎えてしまったのが手から伝わってきます。
私は上体を起こして、やす君と向かい合うように座ってからキスをしました。
キスをしながら外れかけているコンドームを取ってあげて、ゆっくりとさすってあげると徐々に大きくなっていきます。
それを確認してから、また咥えてあげました。
さっきよりもうんと長く、ゆっくりと。
もうちょっとしたら、またいっちゃうかな?と思うぐらい長く長くフェラチオをしました。
そして、本当はダメなのは分かっているけれど・・・
「そのままでいいよ・・・」
と言ってしまいました。
「え!?いいの??」
「うん・・・だけど、中には出さないでね・・・」
「うん!大丈夫!!」
私が寝て、また彼のを持って入り口を教えます。
「ここだよ・・・ゆっくりね・・」
「うん・・・」
どんどんと彼の大きなおちんちんが侵入してくるのがわかります。
挿りきると、やす君は
「トモミちゃん、気持ちいいよ・・」
「トモミって呼んで」
「うん・・・トモミ」
やす君はそのまま一度キスをしてくれてから、ゆっくりと動き始めました。
今日初めて会ったばかりなのに・・・という思いはすっかりと、遥か彼方です。
(気持ちいいっ・・・)
久しぶりだから?初めて生でしてるから?それとも・・・。この人だから?
抱かれながら、そんな自問自答が頭をよぎりました。。。
けれど、すぐに
やす君が好き!!
その想いがこの時、私の中で爆発していました。
やす君は間もなく
「トモミ・・・俺、イキそう・・」
「んんっ・・ああっ・・・いいよっ・・」
やす君は私から抜くと、お腹をめがけたようですが胸や首、顎まで少しかかるぐらいに勢いよく放出しました。
慌てて「ごめん・・・」と謝ってくれます。
「ううん(笑)大丈夫。それより、気持ち良かった?」
「うん・・・すごい気持ち良かった」
「良かった(笑)」
私達は裸のままベッドに横になりました。
私は、既にほのかな幸せな空気感に少し満足していましたが、ほどなく・・・
「これが、ずっと続けばいいのにな・・・」
そう思っていました。
一か八かの賭けと言うよりも、やす君に対しての期待のほうが大きかったと思います。
「付き合ってないのに・・・しちゃったね・・」
「うん・・・」
やす君は続けます。
「順番逆になっちゃったけどさ・・・俺、トモミと付き合いたいんだけど・・・ダメかな?」
ほんの少しだけ不安があります。
「太ってるし・・・可愛くないけど、いいの?」
「えっ・・・可愛いよ!」
やす君の顔を見ると、真剣な顔をしているように見えました。やす君は続けます。
「ねぇ。ダメ・・・かな??」
「いいよ」
「本当に!?」
「うん」
「やったー」
彼の緊張していた面持ちが一気にほどかれました。
そして、やす君は抱きついてきます。
私も、やす君にキスをしてもらうと・・・お腹のあたりに、なにやら感触が。
キスが一段落したところで
「なんか、お腹のところに当たってるよ(笑)」
「ごめん・・・」
「元気だね・・・フフ(笑)」
私は布団の中に潜り込んで行って、またフェラチオをしてあげました。
「トモミ・・・ねぇ・・また、したい」
「しょうがいなぁ(笑)」
やす君も今度は、コンドームを装着することができて二回目は無事に終わることができました。
私は、やす君に抱かれる幸福感でいっぱいでした。
~続く~