2024/04/24 19:22:48
(HGnRbD9m)
半同棲状態だった元カノとの最後のセックス。
転勤、というか正確には出向なんだけど、隣県の政令市にある関連会社に行くことになって、頻繁に会えなくなるから、別れることにした。
「新幹線と在来線で1時間半、お金もかかるし、お別れしましょう。」
遠距離とは言えないような、微妙な距離に俺が悩んでたら、元カノの方からそう言ってきた。
「それでいいのか?」
と言ったら、コクリと頷いた。
最後のセックス、何も言わずキス、そのままベットに入って優しく愛撫、最後のクンニをした。
その後最後のフェラ、そして生で最後のセックスをした。
これで最後、このセックスで最後なんだと思うと、まるで夢みたいだった。
明日になれば、もうこの人とは赤の他人で、二度と会うことはないんだと思うと 凄く哀しくなって涙ぐんだ。
「泣かないで、明日は笑顔で別れましょう。」
って言われた。
イクギリギリで抜いて、元カノに最後の精液をかけた。
元カノの身体にかかった精液が、おへその辺りに溜まっていくのをじっと見てた。
これが最後だなんて、凄く嫌だった。
電車で1時間半って、遠いのか、近いのか、この時間を通勤する奴もいるよな…でも、通勤だと新幹線は使わないかな、とか、いろいろ考えた。
全部在来線でとなると、3時間くらいかかりそうだったから、遠距離なのかな…
色々考えたけど、別れの答えにたどり着けなかった。
セックスした後もずっと抱き合ってた。
別れたくなかったけど、元カノが心配してるような、会うのが面倒になって別れるのはもっと嫌なのもわかる気がした。
そんなことを考えているうち、眠ってしまった。
翌朝、最後の朝食を一緒に食べて、午前中のうちにアパートの荷物を出向先がある街に送った。
駅に向かう途中、喫茶店で昼食を食べた。
テーブルに向かい合って座り、残り少ない恋人の時間を過ごした。
「私、駅まで見送りにはいかない。行かないでって、泣いてしまうから。だから…ここで、あなたとさよならする…」
「ずっと、一緒だと思ってたけど、別れって急に来るもんだね。俺、そろそろ行くよ。元気でな。さよなら…」
「さよなら。元気でね。」
元カノは、笑顔で手を振った。
俺は、伝票を持って、支払いをして、もう一度元カノに手を振って喫茶店を出た。
横断歩道を渡り、反対側の歩道を歩いて駅に向かった。
チラッと喫茶店を見ると、窓から元カノの姿が見えた。
元カノ、額をテーブルにつけて、肩を震わせて泣いてた。
強がって笑顔で手を振ってたけど、あんなに号泣するなんて…胸がキューッと軋んだ。
駅まで、涙を流しながら歩いた。
途中でハンカチで涙を拭いて、振り向いて、
「さよならっ!」
って叫んで、あとは振り向かずに歩いた。
新幹線の駅まで在来線で30分、乗り継ぎに15分、隣の県の政令市まで新幹線で45分、毎週末、通えない距離じゃないと思ったけど、新幹線代が大きい。
でも、車を維持するよりは安いかななんて、まだ、別れたことを後悔してた。
出向先で働いてるときはいいんだけど、アパートに帰ると、元カノどうしてっかなあ…って、ライン開いて、元カノのアイコン眺めた。
でも、連絡は入れなかった。
一度も連絡を入れることなく、一年が過ぎた。
俺が出向先から戻ったのは5年後の去年、30歳になってた。
懐かしい街に戻ったけど、元カノには連絡はしてない。
なぜなら、戻ってきたのは俺一人じゃなくて、妻子を連れてたから。
住む場所も前と違って街なかに近い場所じゃなく、郊外に戸建てを借りた。
戸建てで、結婚して3年過ぎた妻と仲睦まじく暮らしてる。
妻は、俺のチンポが大好きで、生理が来るとずっと弄ってるからたまらない。
「この段差が好きなんだ~」
と言いながら、カリを触ってるんだが、もう、我慢汁がダラダラ、俺はハアハアだ。
「出したいの?」
と言われて頷くんだけど、妻は軽く扱いてくれるんだけど、わざと射精を焦らすように扱かれて、ますますハアハア状態になる。
イキそうになると、身体がビクビクしてくるんだけど、それを妻が察すると扱きが軽くなって、悶絶させられる。
そうやって、もどかしい快感に悶える俺を見て喜ぶ妻は、Sなのかもしれない。
そして、大量射精を凝視される。
恥ずかしい行為を愉しめるのも、夫婦ならではだと感じる。
先日、仕事で駅から昔住んでたアパートがある辺りに行った。
懐かしいなあと思いながら、ふと見ると、元カノと別れた喫茶店があった。
あの窓から見えた、元カノがテーブルに額をつけて肩を震わせてた姿が蘇った。
「元カノ…あんなに泣かせちゃって、ごめんよ…いま、幸せにしてるかい?俺は幸せだよ…」
今はもう、どこにいるかさえ分からない元カノに言ってみた。
そして、一つの時代、青春時代は終わったんだなと、淋しさを噛み締めた。