ネットやメールを続けても、実際に会う気力が失せた状態を俺的には引退と呼
ぶ。
先日ついに35歳…。若い頃から太めでイモ系だった俺は、常に売れ残りの優等
生を誇ってきた。
近頃では自分からメール始めて自分から消え去る有様。どーせ会っても断られ
るか、
いい出会いに限って会えないまま終わるのがオチだ。
自ら剥がれ落ちてゆくセロハンテープのように、すっかり執着力をなくした晩
年の俺…。
ところが5月のある週末、投げやり半分で会ってみた19歳のコに断られなかっ
た。
スリムで可愛くてニコニコしている。俺たちは終電の去った無人駅でディープ
キスを交わした。
鼻の下が彼の唾液でほんのりにおった。タバコ臭くない。カワイイ…。
その後、俺の一人暮らしのアパートに彼を招き、夜が明けるまでイチャイチャ
した。
彼のヌルヌルした舌をやさしく吸ってやる。長~く糸引くたびに彼はニコニコ
している。
「人にしてあげるのが好き」と言って、彼は両乳首を薄手の服ごと口に含ん
だ。服に丸いシミが2つ…。
そのあと背中から俺に抱きついて、裸になった俺を舐め回した。もちろんアソ
コも執拗に…。
「人がイクのを見るのが好き」と言う彼の前で、俺は2回もイッた…。
メル友として会った俺たちだったが、弟のような友達のような、何とも言えな
い良い雰囲気だった。
しかし、「ぜひまた会いたい」と思っているのは、俺の方だけだろう。
その後、彼のケータイは「壊れた」らしく、PCからそっけない返事がたまに
返って来るのみ。
彼は人がイイんだろう、ハッキリ断れなくて…。
もう二度と人に会わないまま引退することを決め込んでいた俺にとって、彼に
断られなかったのは、
たとえそれが一夜限りの仲であれ、「何かの間違い」のような幸運であった。
いい引退試合をさせてもらった…。有終の美を飾らせてもらった…。彼には
「ありがとう」と言いたい。
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