2016/04/23 09:32:09
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この頃は既に、2日会わないだけで、彼を恋しくなるようになっていた。
そんな週が開けた月曜日の話。
朝の仕度をしている途中、いつも家に来る時間より早く彼がきた。
早く仕事がしたいなんて事はないだろう。
彼も早く会いたかったんだと、にやけそうになるのを必死に堪えた。
「寂しかったですか?」
「どうだろ?」
「期待してなかったけど、泣けてきた」
強がった。
強がったせいで、また拗ねそうになってる彼の頭を撫でてキスをした。
そして、その日の夜。
作業が終わって、いつも通りリビングに移動した。
期待してた通り、俺の股の間に背中を向けて座ってきた彼。
「2日間、寂しいの我慢するの頑張ったんで」
「何回オナニーした?」
いつもの様に、彼を後ろから抱き締めてる腕に唇をつけてるく彼。
この謎の行動を楽しもうと思った時、彼を後ろから抱き締める腕に噛みついてきた。
どれくらいの力で噛んでるかは解らないけど、けっこう痛い。
けっこう痛いけど、それすら可愛いと許してしまう。
「オナニーは我慢できなかったか」
更に噛みつく力が強くなった。
流石に血が出るんじゃないかと、少し不安になった。
「オナニーした回数だけセックスしてあげるよ?」
噛みつくのを止めて、唇をつけ直した彼。
そんな彼の手元に目を向けると、遠慮がちにピースしていた。
「2回で我慢できたんだ」
遠慮がちなピースに薬指が加わった。
馬鹿正直とは彼の為にある言葉かもしれない。
3回のオナニーよりも、恥ずかしがりながら指で回数を伝えてきた彼の行動に、思わず笑ってしまった。
「若いな」
「笑うとか酷い」
「うわっ、痛い」
思わず叫んでしまうくらい、力いっぱい噛みついてきた彼。
彼が噛みつくのを止めるまで謝った。
「絶対、3回してやる」
「いや、無理だって」
「約束したじゃないですか」
「アナルから血が出るよ?」
「かまいません、3回するまで寝せません」
「じゃ3日にわけてしよう」
「嫌だ」
手に負えなくなった。
むやみに人をからかうものじゃない。
そんな彼が思い出した様に立ち上がって、自分のバックに手を伸ばした。
「引かないでくださいね」
「今更、何に引くの?」
「どれが好きですか?」
彼がバックから取り出した物を見て、完全に言葉を失った。
これからの展開を想像して、鼻血が出そうなくらい興奮していた。
「この前、ガッカリしてたから」
まだタグが付いたままになった、上下セットの女性用下着を5セット取り出した彼。
水色に黒いストライプの物。
白に茶色い刺繍とレースの物。
後ろ半分が黒いTバックで、前面に大きめの花柄の物。
後ろ半分が透けた赤で、前面が赤い豹柄の物。
ピンクに黒いレースの、サイドが紐の物。
「好みがわからないんで、色々買ってきました」
「これ、店で買ったの?」
「はい」
「通販じゃなくて?」
「通販は届くまで時間かかるから」
「よく恥ずかしくなかったね?」
「プレゼントって嘘ついたけど、死ぬほど恥ずかしかったです」
どれも嫌いじゃない、彼が身に付けるのであれば、例えキャラ物の下着でも興奮するだろうと思う。
そして、恥ずかしがりながら女性用下着のショップ内で下着を選んで購入する彼の姿を想像して興奮した。
どんな服装で行ったかはわからないけど、普段からユニセックスな格好を好む彼だ。
その一部始終を眺めていたかったと、少しだけ残念な気持ちになった。
だけど問題は、そこじゃない。
女性用下着なんて、けして安くない物を、死にそうなくらい恥ずかしい思いをしながら5セットも買ってきた事。
俺の為にここまでしてくれるのは、素直に嬉しい。
とは言え、いくらなんでも申し訳なくなった。
「買いすぎだろ」
「月曜日から金曜日までの分です」
俺と居る時は、常に女性用下着で過ごすつもりで居るんだろうか。
自分で女装する事はないと、言っていた彼だけど、ついに開花したんだろうかと考えた。
「喜んでくれると思ったんですけど」
「嬉しいけど、俺の為に金使わなくていいよ」
「だって女装した方が興奮してくれるから」
「普段のお前にも興奮してるよ」
「もっと興奮してくれたら僕も嬉しいし、自分の為に買ったんです」
「そっか、ありがとう」
自分の為と言われて、何も言い返せなくなった。
彼の性格からして、この場で下着代を渡しても絶対に受け取らないだろう、後日、美味いものでも御馳走してあげる事にした。
そうと決まれば後は、ありがとうと言われた事に照れながら笑ってる、可愛い彼の好意を素直に受け、卑猥な彼の姿を楽しむまでだ。
だけど、どれも捨てがたくて、なかなか決めれなかった。
テーブルに並べた女性用下着を、交互に手にとる姿は、ただの変態に見えていたかもしれない。
「3回とも着替えるから、3つ選んでいいですよ」
俺が喜んでるとわかって安心したのか、嬉しそうな彼が擦り寄ってきた。
一方、俺は彼が本気で3回しようと思っているんじゃないか、少し不安になった。
「お前が選んで穿いた方が更に興奮するな」
「うわぁ、そうきたか」
今度は彼が、女性用下着を前に悩み始めた。
どれを選んでも恥ずかしい目に合う事を解っていないのか、真剣な顔で悩む姿を微笑ましく眺めていた。
何も言わず、下着を全部持ってリビングを出ていく彼。
何も言葉を発しなかった事と、動きのかたさから、彼が緊張してる事がわかった。
暫くして、服を着た彼が戻ってきた。
ここでも言葉を発する事なく、俺の股の間に座った彼。
そんな彼を後ろから抱き締めると、アナルセックスのリベンジを申し出てきた時と同じくらい、激しい鼓動が伝わってきた。
「着替えた?」
正面を向いて背筋を伸ばしたまま、首を縦に降った彼。
自分で考えて自分で仕掛けてきたくせに、ここまで緊張しなくてもいいんじゃないかと思うほど緊張していた。
「見せてくれないの?」
「電気、消したい」
「いいけど、見えないと買った意味なくなるよ?」
「ここまで恥ずかしいと思わなかった」
「でも興奮してるよね?」
返事の代わりに、俺の腕に唇をつけてきた。
俺の腕に触れてる、彼の唇の裏側が有り得ないくらい熱くなっていた。
彼が興奮してる事を確信しながら、どうやって服を脱がせるか考えていた。
それと同時に、彼がどの下着を選んだのかも気になってウズウズしていた。
「立って脱いでほしいな」
彼の鼓動が更に激しくなった様に思う。
俺は悩んだあげく、俺が脱がすよりも、彼が最も恥ずかしいであろう方法で彼を下着姿にする事を選んだ。
「ドS」
微かに聞こえるくらいの小さい声で呟いた後、ジュースを一口飲んで立ち上がった彼。
上着を脱ごうとする彼の指が震えてるのを見て、本気で可愛いと興奮してしまった。
上着を脱いでTシャツとズボンになった彼を、おそらく血走ってたであろう目で凝視した。
次に脱ぐのはどっちだろうとワクワクしていた。
「そんなに見ないでください」
「見て欲しくて買ったんでしょ?」
目を潤ませながら顔をしかめる彼。
そんな顔を見せつけられたら、いくらS気なんてなくても、もっと虐めたくなる。
困り顔で泣きそうになってる可愛い顔を見るために、ついSっぽく振る舞ってしまう。
「どっち脱いだらいいですか?」
「先に見られたい方」
「嫌だ嫌だ、そんな事を言われたら脱げない」
体をくねらせながら嫌だど連呼し出した彼を黙って眺めてた。
今も泣き出しそうな彼の顔に、俺のチンポは痛いくらい勃っていた。
「早くしないと時間なくなるよ?」
「頑張ってるんだから、絶対、3回してくださいね」
返事をしたら約束したと攻められると考えて笑顔を返すだけで曖昧にした。
その笑顔を、彼がどうとったかはわからないけど、自分のベルトを弛めてズボンを脱ぎ始めた。
わざと焦らしているのかと言いたくなるくらい、ゆっくりしゃがみながらズボンを脱ぐ彼。
ズボンを脱いだ時には体操座りになっていた。
「パンツから見せたかったんだ?」
ウゥっと唸りながら俺を見つめてくる彼がたまらなく可愛い。
だけど、これ以上は本当に泣きそうだった。
「ちゃんと見せてほしいな」
「笑わないでくださいね」
「笑わないよ」
両手で股間を隠しながら立ち上がる彼。
俺だったら恥ずかしくて絶対に出来ない事を、彼はやってるわけだけど、仕草が完全に女だ。
Tシャツから伸びる白くてツルツルした女みたいな脚を眺めながら、やっぱり彼は女なんじゃないかと疑った。
「ヤバい、めちゃめちゃ興奮する」
「本当ですか?」
「早く出さないとチンポ痛いから、早く見せて」
だんだん、彼の扱い方を心得てきていた。
一呼吸おいて、一気にTシャツを脱いだ彼。
その瞬間、目眩がするほど興奮した。
花柄のパンツと花柄のブラジャー、そして、花柄のパンツの上から飛び出した、ガチガチになった彼のチンポ。
そのチンポを隠す様に、脱いだTシャツを股間の前に持っていった彼。
手を伸ばしてTシャツを奪うと、慌てて後ろを向いた彼は、自分がTバックを選んだ事を忘れているんだろうか、小ぶりだけど適度に丸いお尻に黒いTバックが食い込んでいた。
「どうしてTバック選んだの?」
「うわ、そうだった」
慌てて前を向いた彼のお尻に手を回して、俺の方に引き寄せた。
ソファーに座っていた俺の目の前に、彼の両手に隠れた股間が近付いてきた。
「手が邪魔だな」
「アナル見られるより恥ずかしい」
「だったらアナル拡げて見せてくれる?」
股間を隠してた手を退けて、彼のお尻に伸びる俺の両腕を掴んだ彼。
やっぱりアナルを見せる方が恥ずかしかったみたいだ。
目の前に、花柄のパンツの上から飛び出した彼のガチガチのチンポがある。
あんなに恥ずかしがっておきながら、チンポの先を濡らしてた彼。
どうやって虐めてやろうか考えた。
「パンツ小さいんじゃない?」
「言わないでください」
「とか言って、我慢汁が凄いよ」
「嫌だ」
「はいはい、やっぱり変態だな」
「変態な僕が好きって言ったじゃないですか」
「変態なお前が好きだよ」
「でも変態って思われたくないです」
「そんな事を言ったって変態だから仕方ない」
ウゥっと唸りながら体をくねらせた彼。
そんな彼の、パンツの上から飛び出したチンポの先を濡らす我慢汁を舐めとる様に、彼のチンポに舌を這わせた。
続きはまた。