もうひとつの出来事です。高校生になりそれなりに性の知識も覚えたし女子とも付き合い初体験も済ませた。それでもあの中学1年生のときのあの体験は忘れられず違うことを思い浮かべながらオナニーを始めても最後はやはりあのことを思い出して発射することが多かった。進学が決まり東京での独り暮らしが始まった。入学式前の3月終わりに引っ越しが終わり入学式までやることもなく自分の部屋でごろごろしていた。やることもなくネットをなんとなく見ていた。僕のような体験をしている人いないのかなと検索を始めると映画館で痴漢にあったという話が意外にも多いことにびっくりした。さすがに知らない人に触られるのはちょっとなあーと思っていたけど、それが頭に残ってしまい気になって気になってしかたなくなる。いよいよ明後日の月曜日は入学式という土曜日の夕方。やっぱり気になるから行ってみようそしてやっぱだめだよってなったら帰ってくればいいという気になりネットで調べ僕の部屋から行きやすいS宿駅の近くにある映画館に行ってみた。ポルノ映画館に入るのは初めてだしそれだけでかなりどきどきしていた。人どおりが多くて入るのが恥ずかしくて何回も映画館の前を往復した。人どおりが途切れたときに思い切って早足で階段を下りた。かなりドキドキしながらドアを開けると人はまばらで普通に映画を上映しているだけなので少し安心して立っているのもおかしいので席に座った。そこからはネットで読んだとおりだった。すぐに隣に人が座りほんとうに痴漢してくる。痴漢されることを期待してここに来たのだけどいざとなると少し怖くなり僕は席を立ってしまった。離れたところに座っても違う人が隣に座り触ってくる。僕はまたしても席を立ってしまった。ドキドキしながらもさすがに抵抗感のほうが大きくなり、気になっていたけどこうして来てみたからもういいやというふうに思い地下の映画館を出た。外に出るときに階段を上がっていると後ろから声をかけられた。「君も逃げてきたひと?」後ろを振り返ると30歳半ばくらいのふたりが歩いて上がってきた。「ゆっくり映画みられないよね(^^; 」「はい・・・・・」「食事するのにはまだ早いかなって時間つぶしに入ったのにすぐ出てきちゃったよ(^^; 君もそうみたいね」「はい・・・・・」痴漢されるのを知っていて来たという罪悪感が少しあった僕はこの声のかけられ方にすごく安心してしまい駅に向かって歩きながらその二人と自然と会話してしまっていた。誘われるままにいっしょに食事をすることになった。入ったのは普通の居酒屋。僕はお酒はあまり飲んだことがなかった。ビールのジョッキは僕のだけ減ることはなかった。会話は普通の会話で聞いていて楽しい会話だった。ビールは量があるから大変だよねこれなら少ないから楽だよって頼んでくれたお酒を小さいおちょこですすめられた。確かにお酒は飲みずらいけど小さなおちょこなので確かに楽に飲むことができた。気持ちが悪くなることもなく眠くなることもなく楽しく会話していたと思う。「そろそろ帰ろう」ということになり立ち上がろうとしたらうまく立ち上がれなくてふたりに支えられてお店を出た。意識はしっかりしているのだけど立ち上がって歩いたから酔いが回ってしまったのかまっすぐ歩けないし手足の先がじんじんしてきた。ふたりとタクシーに乗りひとりの人の部屋に連れて行ってもらった。「すこし休めばすぐ普通になるから。ごめんね。すこし飲ませすぎちゃったのかも・・・」と言われ「ごめんなさい。すこし休んだら帰ります」僕はソファに座らせてもらって休んでいた。ふたりはローテーブルの横に座ってお酒を飲み始めた。 「僕達は飲んでるから少し休んでなよ」 僕はソファーに深く座って上を向いていたけどなんかまだぐるんぐるんするので目をつぶっていたけど意識はしっかりしていた。ひとりの人が僕の隣に座った。「どう? よくなってきた? 」「はい。すこしまだ手足がじんじんしてるけど、大丈夫です」「そうかー」と言って腕をさすってくれた。もう一人の人も反対側の隣に座り腕をさすってくれた。「すいません。。。大丈夫ですから。。。。」
...省略されました。