2021/09/08 16:29:01
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まだ、私が独身で自由気ままに生活できていた頃、クラブで知り合った由香里と共に行動することがありました。
由香里は私と同じ歳で、超がつくほどの大企業に就職している上に、顔もスタイルもよく密かに憧れていました。
二人で温泉に行っては、お風呂場でふざけてお互いの胸を揉んだり、旅館では一緒のお布団に入って、恋人ごっこのようなことをしたりと、今で言う女子会のような楽しい日々を過ごしていました。
また、旅行に行っては旅先でナンパされることもしょっちゅうで、ご飯やお酒をご馳走になって、男の人がこれでヤレると思った時に、「ごめんなさいね。私たちニューハーフなの。私たちはお兄さんのようなガタイのいい人がタイプなんだけど…」とニヤニヤしながら言うと、大抵の男性は「急に用事を思い出した。」「えっ?」と言って固まってしまいました。
由香里と私はそれを楽しんでいたのですが、二人の関係はいつまでも続くものではありませんでした。
ある日、由香里が「りんごちゃん、今日会えない?」と泣きながら電話をしてきました。
私はその声がただならぬことだと思い、急いで由香里の家に向かいました。そこには由香里の彼氏と思われる男性と由香里がいました。
私の顔を見るなり由香里は私にしがみついて泣きじゃくりました。
しばらくして由香里が落ち着いてから話を聞くと、どうやら彼氏の方が由香里とエッチをしたいと言っても、由香里は絶対に嫌だということが喧嘩の原因でした。
それが元で別れ話になっていたのですが、それでもいいと言う由香里に対して、彼氏の方は絶対に別れたくないと言って平行線を辿りました。
彼氏としては、これほどの美貌とスタイルの良さ、それに教養もあって稼ぐ女性というのは、そうそういないということなんだと思いましたが、由香里は頑なに別れると言って話を聞きませんでした。
「じゃあ何で、彼氏くんと付き合ったりしたの?」
私はその疑問を由香里にぶつけました。
「だって…顔が女っぽくてエッチに誘ってこないから…それと…男除けのため。」
そう由香里が発した言葉に彼氏は怒りだし「俺はお前のお守りか!俺も男だぞ。好きな女とセックスしたいと思うのが普通だろ!」と矢継ぎ早に捲し立てていましたが、由香里は「じゃあ私となんか合わないから別れましょ!」と、かなり強気な発言をしました。
しばらくして、彼氏がショックを隠し切れないまでも落ち着きながら、「わかった…」と言って、由香里の部屋の合鍵を机の上に置いて出ていきました。
由香里は私にしがみつき「りんごちゃん、ありがとう。本当にありがとう。」と言いました。「今日は一緒にいて欲しいの。だめ?」と言われ、私は由香里を一人にするのも良くないかもと思い、この日は由香里の家で泊まることにしました。
二人でお酒を飲みながら、旅行などに行った時の写真を見たりしていました。そこでわたしはどこか違和感を感じました。それは、写真に写っているのは、ほとんど私だけだったからでした。
何枚か写真を見ていくと、そこには浴衣姿の私の写真がありました。ノーブラの浴衣から胸が写っているもの、ピンク色の乳首が顔を出しているもの、そして裾からパンツが見えているものなど、結構恥ずかしい写真がありました。
「ねぇ、りんごちゃん…」
お酒の酔いで顔が赤くなった由香里が、トロンとした目つきで私を舐めるように眺めてきました。私も酔いが回り意識が時折飛んでいました。
どれほど時間が経ったのでしょうか…
私はいつのまにか眠りについていたようでしたが、身体に何かが触れている感覚を感じ、次第に目が覚めていきました。
「ちょ…ちょっと、由香里…何してるの?」
由香里はわたしの股間に顔を埋めて、私のあそこを舐めていました。身体を起こそうにも何かで縛られていた私は身動きが取れませんでした。
「やっと、目が覚めたのね。ずっとりんごちゃんとこういうことしたかったの…」
それだけ言うと、再び私のあそこを舐め始め、私はそれに応えるように次第に身体が反応していきました。
「はぁん…や…やめて…由香里…女同士だよ…」
私は必死に抵抗しましたが、由香里は私のあそこを舐めるのをやめませんでした。それどころか、クローゼットの扉を開けて、男性のあそこの形が頭と尾に付いているディルドが取り出されました。
「だめだよ…由香里…そんなのおかしいって…」
由香里は私の言葉には一切耳を傾けず、取り出したディルドを私のあそこの中に挿れていきました。
「ぁあああ…はぁん…ぁあああ…ぁん…はぁん…」
乱暴に出し入れされたディルドが、私のあそこの中の気持ちいい部分に当たりました。
そんな私を眺めながら、由香里は私の中に入っているのとは反対に付いている男性のあそこの形をしたものを、ゆっくりとあそこに挿れていきました。
「ぁあん…ずっと…りんごちゃんと…繋がりたかったの…」
「ぁあん…ぁあああああ…」
二人の喘ぎ声が部屋に響き渡りました。お互いの声にお互いが反応したり、気持ちよくなった拍子に身体がビクンと跳ね上がると、その動きがまたあそこの中の気持ちいいところにあたり、絶えず気持ちよさがずっと続いていました。
イキ疲れた私は、そのままぐったり横たわっていると、由香里が私の身体の自由を奪っていたものを取り払い、私に覆い被さるようにして、キスをしてきました。
口の中は酒臭かったのですが、男性とは違う舌や唇の柔らかさ、それに女だけが知っている本当に気持ちの良い部分をピンポイントに責めてきました。
キスが終わると、今度は乳首を責められました。触れるか触れないかぐらいの、ソフトな責め、そして時折歯で乳首を軽く噛んでくるハードな責めが、私をどんどん気持ちいい世界へと導いていきました。
あそこには刺さったままのディルド、それに本当に気持ちいい乳首責め、気が狂いそうなほど感じてしまった私は、いつのまにか意識を失って眠りについていました。
目を覚ました私は、由香里の姿を探しました。もう、そこには由香里の姿がなく会社に行っているのかもと思いました。
私も身繕いをして、彼氏が置いていった合鍵を手に取り家を出て、由香里に電話をかけました。
「お留守番サービスです…」
何度電話をかけても、機械的な音声だけが私の耳に流れてきました。
私も出勤して仕事に集中していると、携帯が鳴りました。
由香里からの電話でしたので、急いで電話を取ってなぜあのようなことをしたのかを聞きました。
クラブで会った時から、私に好意を持っていたこと
由香里は女しか愛せないレズビアンであったこと
実際に私と関係を持ったことで、本当は彼氏の存在がありがたかったことがわかったこと
そして…
彼とヨリを戻して、彼氏とエッチをして最終的には彼氏と結婚したいと思うようになったということでした。
お部屋の片付けをしていた時、1つの年賀状が目につきました。そこには、由香里と彼氏が一緒に写っている結婚式の写真が見えました。
あれから、20年余りの年月が過ぎました。
塞いでいた昔の記憶が、思い出されたので文章にまとめてみました。