禁断の木の実

妹はママ友と近所でお茶をするのかと思っていたら、なんと新幹線で湯河原まで日帰り温泉に行くらしいです。
「駅前にね、足湯があるんだって」と嬉しそうに言ってました。
何気なく「誰と行くの？」と聞いたら
「あー、心配した？、浮気じゃねって？」
嬉しそうに俺の脇腹を突っつきました。
「そんなんじゃネエけど」
「けど？、心配？」笑います。
そして俺のほほにキスをすると
「そーよね、こんなカワイー女、世のヤロウどもがほっとかないよね～」だって、
「だな」と納得すると
「そこはさ否定するとこだよ」また笑いました。
「ホントのことだから否定できねえだろ」そう言った俺の顔を真顔になって少し眺めたあと
「マジで？」と聞きます。
「ん、マジで」と答えました。
すると「まだ私がカワイーって言ってくれるの？」と聞いたので
「ああ、今もドキドキするほど可愛いままだよ」そう答えました。これは正直な答えです。
「あのさぁ、」と俺のほほを撫でながら妹……
「ん、なに？」
「ヤッパ、今夜、してよ」
「えっ？」と、答えたけど、考えてみれば昨日の夜に一回抜いてもらう(かるくw)約束だったのに疲れていて眠ってしまったから、それもあって思い直しました。
「ん、……するか」と、

もうすぐ風呂から出てくるころかな？
出てきたら…………

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