「パパ」

七瀬からLINEが……
それっきり来ないので打ち間違いかなとも思ったんだけど「なに？」と返してみました。

「ゴメン、呼んでみた」って、何のこっちゃそれ、

「最近、パパって書いてくるけど」と送ると

「だってさ、ななせのパパになってくれたんでしょ

だから 」

「意味がわりないんだけど」と送った返事が大変でした。

「いいよパパ、心配ないから、七瀬は嬉しいんだから、誰にも言わないし三人の時にはパパって呼ばせてね」

この子は、自分の存在が沙絵と私の関係の邪魔にならないように気を使ってくれているんです。
全部沙絵から聞いてるんだろうな……たぶん。
それを七瀬に理解させ認めさせるためには私たち姉弟の出生の秘密も当然話す必要があっただろう。
それらを含めての「だいじょうぶ」と言う七瀬の言葉なんだろうなと思います。
沙絵は、正しい情報で自分の周りから着実に味方を増やそうとしている。

これは、自分を裏切った千佐子への報復だとは考えすぎだろうか。

千佐子から俺を引き剥がして孤立させて……

最終的には自分へ取り戻す？

考えすぎか、

行き違った……

やっぱりか……

姫とつきあってからパパも少しだけよみが悪質に……
いや、深く(笑)なったかのかもね。

笑い事じゃないか、

取りあえず沙絵がどうやって千佐子を自分と亭主のデートを認めさせるのか、そこでもう少し沙絵の心が見えてくるのかな……と、思っています。

姫の言うとおり、「だいじょうぶか？」という目で何かも見ていかなきゃなと……

「かわいさ余って憎さ百倍」という諺もあるから、取り戻すと言うよりは裏切りへの千佐子に対する「報復」なんだとしたら、俺は千佐子を体を張ってでも守ってやらなきゃなりません。

千佐子はもしかしたら沙絵が自分から亭主を引き剥がそうとしていると感じたのかも知れないね。
だからあんなに品狂乱になって泣いた……

姫のいうとおり、気をつけてかかります。
ありがとう……姫

つか、
俺はもうし
もう最低でも四回は沙絵のなかに……

できてる可溶性も

だとしたら沙絵は今度こそ命に代えても生むと言うはず、
そして俺はそれを阻止はできないよね。

「肉を切らせて骨を断つ」風の捨て身の作戦なら俺に勝ち目はないもんな……

でも、そのときも千佐子と優美だけは守ってやらないと

いや、まだ推測だからね

焦りが誤字となって散々な文章ですね。
読みづらくてごめんなさい。
子供がいるくせに子供を作った事がないと分かってから、どうしたわけか「子作り」に拘ってる自分がいます。
ま、平たく言えば「自分の子供が欲しい」ということですね。
俺を騙した事が子供の件では千佐子には罪の意識があるからなのかそれ以上は責めて来ません。

沙絵が次にどう出てくるかで左右１８０度の道が見えるはず……です、が未だに連絡はありません。

沙絵からLINEが(たぶん電話はしてこない)きたら姫に報告してから返事をします。

なんだかここが正念場のように思えるので……

千佐子とユウミを守り切る最強のカードを２枚もっていたのに、沙絵に赤ちゃんができたら沙絵は『弟にレイプされ出来た赤ちゃん、あるいは真実がわかった上でも姉の私に体を求めて孕ませたキ○ガイ不貞男、どっちでも裁判に使える！千佐子ユウミと弟を別れさせる最強カード！私も握ったぞ！』とも考えられるよね。

今更、今度は沙絵が千佐子に、弟との子作り宣言とか、沙絵もおかしいけど、やっぱ、沙絵とのセックスを薦めた千佐子の気持ちが一番変だよ、端から見てたらね。

先ずは赤ちゃんできてないこと、祈るね！

出来たら出来たで最強対策案、出すから。

あとさ、最悪のケース考えて、千佐子がばら撒かれたら絶対に生きていけない内容のビデオは、千佐子を離さないための第３の最強カードとして管理した方がいいです。

逆に隣のロリ娘の名前叫びながら嫁にフィニッシュしてるビデオを千佐子に人質に取られたら？
隣の奧さんに見られたら？
お引っ越しだよね。
隣のロリに成りすまし旦那にやらせる千佐子・・・

なんか、よーわからんね

みんな怖いよ

とりあえず、隣のロリはとっととやめるべき
ヤバすぎ

そっか……
お隣の娘きんもは今日も一緒に車で買い物にいってきたんです。
ホテルに忘れた事にしてしまった彼女の強烈な汚れパンツの弁償に新しい物を買ってあげるためでした。
お隣の奥様は色々とお金をたくさん使わせてしまったから気にするなと言ってはくれたけどそうも行きません。
つか、千佐子には別の思惑があって私好みのちょっとエッチな服も買ってあげるつもりのようです。
わざわざ試着させて私に見せるんです。
白のカラーミニスカートが可愛いんだけど黒とどっちがいいかファッションショーじゃあるまいし両方履かせて私に選べと、
本人もどっちも可愛くて好きと言うので白と黒と両方買ってしまいました。
多段にダメージ処理があるので短さが更に強調されていて前ボタン(ダミーで実はファスナー)が可愛い。
あまり側でウロツクのもまずいかなと思って離れてるのにわざわざ千佐子は私を呼ぶんです。
「これ、かわいくない？」カラーの派手なパンツを見せたりする横でお隣のお姉ちゃんが笑いながら
「オジサンのしゅみでえらぶってめっちゃヤバくね？」
優美と千佐子とお姉ちゃんの笑い声が店内に響きます。
こちらに下心があるからだと思うんだけどその都度、節々で私をその子がチラッと見るんですよね。
できるだけ目を合わせないようにしてたんだけど、誘われているような気がしてドキドキでした。
帰ってから千佐子も「スッゴいじゅんくんの目を気にしてたよね」と笑いました。

根がロリコンなのでついつい、です。

可愛いんだけどなあ、……
ヤバいですよねやっぱり……
優美に優しくしてくれるいいお姉ちゃんを維持するのがベストですよね、、やっぱり。

ま、当たり前だけど姫の言うとおりに気を付けます。
千佐子にも言って聞かせますね。

優美のお風呂に呼ばれたのでまた書きます。

沙絵からはまだ……

悪い方向につい考えてしまうけど沙絵のLINEを読み返していて
「ごめんな、お前たち夫婦の仲を裂くつもりはなかったんだ」という事を信じたい。
この「ごめん」という言葉は沙絵の使う言葉じゃないんですよ。
少なくとも弟に使ったことは一度もない。

つか、今回優美のＤＮＡ親子鑑定で学んだことの１つに「鑑定対象のサンプル提供者の同意がない鑑定書は法的証拠として認められない」ということ。
ただ、
裁判となれば揉めた場合に鑑定を行えと言う勧告が出た場合に拒否すれば判決に不利になるだろうと思えば、やっぱりかなりまずいことになりますよね。

とにかく、沙絵が妊娠してないことを祈ります。

大変な事が、
いや、まだ大変じゃないけど種子をまいて水をあげすぎたかも……

お隣のお嬢ちゃんから三枚の写メが来てしまいました。
困ったメッセージ付きです

だいたい想像つくと思いますけど、
あ、違います、パンツじゃないです。
今日プレゼントした２着のスカートを履いたそれぞれの写真です。
自撮りで全身は入ってないけど中々セクシーにとれてました。
オジサンがあんまり足を誉めるので気を使ってか太ももを強調してくれてます。
それはね？いいんですよ、それは買ってくれたお礼として着てくれた写メを送ってくれたと思えばあり得ない事じゃないですよね。
だけど、ヤバいって思うのは最後の一枚です。

斜めから撮った彼女の笑顔です。

これはまずいかも……
七瀬もそんな写メを以前に(たまに今でも)送ってきたことがありましたけど。
北海道で土産物やで店員にパパじゃない、彼氏だと言ったようにオジサンが自分を「おんな」として意識していることを「私は知っているんだよ」というメッセージ写真のような気がします。

で、困ったメッセージってのが、

「ゆうみんのママがオジサンが喜ぶから顔のアップもあげてって言うから、ブスなのにごめんなさい
きょうはうれしかったです。ありがとう」
(千佐子の差し金でした)

今夜、ベッドの中であまり彼女を挑発しないように話すつもりです。

だけど、千佐子にしてみればもしかしたら沙絵に俺を奪われないように必死なのかも、そのアイテムとしてリアルなLolliをエサに使っている可能性もあるんじゃないかなと思うんです。
ただ、やり過ぎて危ない橋は渡らないように言わないとね、

沙絵からはまだ何も言って来ません。

月曜日に千佐子が仕事を休んで婦人科に行くそうです。
もう一人、どうしても産みたいと相談するんだと言います。
私がそれについて言葉をいいかけると私の口を手で塞いで涙をためた目で見つめながら
「もう決めたことだから、、お医者さんがダメって言うならあきらめるから、お願いだから行かせて」

ボロボロとこぼれて流れる涙を見ていたらもう何も言う言葉が出てきませんでした。

「そのかわり……」と嗚咽しながら言ったんです。

「もう一回だけなら沙絵としてもいいから……」

「沙絵に何を言われた！」
慌てました。(俺に言うって言ったのに……あいつ)

「じゅんは、、ちーじゃなくて、、、姉ちゃんに産んでほしいんだって、、、姉とオマンコして姉にタネつけしたいんだって」

「う……それは……」まるで失語症のように言葉が出てきませんでした。

「タネツケ」だの、「オマンコ」だのともう言葉も選べないほど必死に激昂を押さえていました。
「もう一回だけなら」と条件付きで沙絵とのセックスを許すとけど、自分にも私の子を産ませろと……

沙絵が生んだ子は沙絵が育てるという話は聞いてるようです。
「純には了解を得てるって言ってた」と沙絵から聞いてると言いました。

「まてまて、ちょっと落ち着け、まだ沙絵が妊娠したと決まったわけじゃねぇだろ」
「だけどそのつもりだったあーーっ！」
叫びました。
たしかに、そのつもりだった
そして妊娠してたらもう堕ろせとは言えないだろうとも思う。

それに沙絵が悪意を持って弟の精子を膣に受けたともまだ言いきれない。
避妊してくれと言う沙絵の条件を破ったのは俺の方だし、
沙絵は私たち夫婦には迷惑をかけないからと明言している。それは千佐子にもそう言ったらしい。
だから近々もう一度弟の精を受けたいと言ったようです。
もともとこの姉と弟のセックスを段取ったのは千佐子だし、それは純と沙絵の煮詰まってしまった思いを遂げさせてあげたいと言う千佐子の忖度からだと思います。
だけど二人で子供を作る話になるなんて予想はつかなかったんでしょうね。

「わたしだって、じゅんくんの本当の子供を産んであげたかった」
泣きながらそうも言いました。


でも、……
そこまで言いながら如何に「もう一度だけ」と言う条件を付けたといえ、沙絵との体の再会を許す気になれるものだろうか。
そう疑問に思うのが自然ですよね。
俺もそう思いました。そして沙絵に直接聞いて見たんです。
「電話なら話す」と言うので了解すると直ぐに電話が来ました。

「ごちゃごちゃは言わない、あんたとちーのために言ってはいけない事があって、ちーには悪いけど、それを交渉ネタに使わせてもらっただけ、」そんな事を言いました。
「なんか、お前たちは何かを疑ってるみたいだけどさ、姉ちゃんはあんたの子がほしいだけだよ……それだけだから」と言うんです。

「その交渉ネタって、なんだよ」
言うはずもないとは思いながらも一応は聞いてみたけどやっぱり
「あんたや私と違って、それを知られたらアイツはこの世から居なくなっちゃうかも知れないよ、それでも聞きたいか？」

「どんな脅しだよそれ」

「脅し？何度も言ってるだろ、お前はちーの事を何にも分かっちゃねーんだよ、」

「……」頭がパニックでした。

「いいか？まず、つまんねー事を疑うなっ！大丈夫だから、姉ちゃんはお前たちをもう貶めたりしねえから安心しろ、そして、ちーの最後の秘密には絶体に触れるなっ！……触れたら、、アイツは」

そんな事を口早に捲し立てると電話を切ってしまいました。
パニック状態だったのでどこまで正確な言葉を再現できたかは疑わしいけど、とにかくそんなような事を言っていたのは確かです。

千佐子にこの脅しネタと言うのを聞くとち千佐子はこの世から居なくなると言った
そんなヤバい秘密って、人間にはそうそう無いです。
こんな境遇で生きてる姉弟の俺たちだってこうして生きてるわけだから。

聞くに聞けない。
爆弾の起動ボタンを沙絵に握られたような気分です。

千佐子に聞けないとするならば、沙絵に絶対に口外しない約束で聞き出すしか方法がない。

ただの「脅し」？「ブラフ」？
そうとは思えなかったです。

てことは、てことはですよ、沙絵は弟の持ってる以上の絶対の脅しネタを持ちながら今までそれを行使しなかった事になる。
そんな大事な宝刀をここで振り下ろしたとするなら
俺と言う弟との交配で妊娠するってことはアイツにとってそれほどの強い思いと覚悟をしてのことなんじゃないのか……

とにかく最低でももう一度は沙絵とのセックスは条件つきとは言え千佐子も認めてるし、沙絵も望んでるのは確かなので、沙絵とのベッドの中で沙絵に聞き出すしかないのかも知れません。

なんだか、大変な事態を作ってしまったようです。