2019/11/06 07:58:29
(dblwtbCy)
結局一睡もできずに何時もの朝です。
自分のメンタルの弱さは知っていたはずなのに、ここまで弱いとは……
私の緊張感が千佐子にも伝わるようで沙絵に関する様々なレクチャーをしてくれました。
それは沙絵の体のどこをどうすれば沙絵が喜ぶか、だけじゃなく知ってる限りの沙絵の情報もです。
意外なことに沙絵は千佐子には自分の出生の秘密も話しています。そして父親から受けていた性的な虐待も、C2で養父の子供を堕ろしたこともです。
それくらい二人の関係は深いものだったと言うことですね。
簡単に絶ちきれないのは当たり前だと思います。
姉に憧れながらも、姉に対する怖さも同じくらいに持っていて、私のその怯えが千佐子にはわかるようでした。
昨夜も私の物を手で握って愛撫しながら言うんです。
「沙絵とするのが……こわい?」と、
それは千佐子の手に全く反応できずに萎えたままだったからだと思います。
(沙絵にこんな風に握られたら……)
そんなことを考えてしまっていたから……
手を離すと抱き締めて欲しいと言います。千佐子の異常に小さく子供のような背中に腕を回して抱き締めると私の胸の中で呟きました。
「わたしはね?沙絵のこと、じゅんくんよりいっぱい知ってると思う」
「……」
「だから、きいて?」
「ん、……」
「じゅんくんは沙絵がビデオや優美の事で脅されてじゅんくんに抱かれると思ってんでしょ、だから心のどこかに罪の意識があるんじゃない?」
「ん、……そうかもな」
「だったら、それはじゅんくんの勘違いかもよ?」
「勘違い?……って?」
「多分、沙絵は明日のデートを楽しみにしてると思う」
「は?……どういうこと?」思わず体を起こしました。
「ほらぁ、やっぱりわかってない」そんな私を下から見上げて微笑みました。
そして手をさしのべると離さずに抱けと言います。
また千佐子を抱き締めるとまた話し始めました。
「沙絵は、じゅんくんんとこうなるのがずっと怖かった、だから家でもじゅんくんのまえでは女らしくは絶対にしなかったのね」
(それは俺も気がついていた)
「だけど、それって実は沙絵自身がそれを望んでいることを懸命に自分で否定してたのよね」
「?……」
「沙絵は、弟がかわいくて仕方がなかったけど、自分は女の体で弟は男の体でしょ?」
「……で?」
「だから、弟がセックスに目覚めるといちばん身近にいる女の体の自分を求める事を知っていたの」
「ん……かもな」
「でしょ?……沙絵はじゅんくんが自分をオカズにして毎晩オナってたことも知ってるんだよ?」
「……いや、それは」
「ううん?嘘ついてもだめ、ちゃんと見られてたんだから」笑いました。
「だから、それ以来お風呂に入るときには脱いだ下着は必ず持って入ってたんだって……でしょ?」
(確かに、そうだった)
「でもね?そんなじゅんくんが嫌だからじゃないの、それを望んでる自分を責めてのことだったのね……わかるかなぁ、」
(わかる……ような、ないような……)
「もう沙絵を許してあげて」
「許す?」
「うん、二人のつらい関係の罪悪感から沙絵を明日、解放してあげてほしいの」
「罪悪感?て?なに……」
「弟に、抱かれてあげたい……弟の自分に対する想いを遂げさせてあげたいという恐ろしい思いへの罪の意識
から沙絵を救ってあげて」
「……」
「自分の体が可愛い大好きな弟をどんなに喜ばせてあげられるのか教えてあげて欲しいの」
「どうすればいい?」
「ばか、……うんと沙絵の体を楽しんであげればいいんじゃない?」
「そっか……」
「最後の時に、ねえちゃん、姉ちゃんって、言ってあげてね」
「そう呼ぶなって条件をつけてきたぞ?」
「もー、ばかなんだからぁ、……それは、そう言って欲しいって事でしょ?……大好きなお姉ちゃんなのにどうしてわかってあげられないの?」笑いました。
「わかんねえよ」
そんな私にクスクスと笑いながら
「あのね?、沙絵も私も、そんなじゅんくんが大好きよ」
(こいつら、……)
ともかく、今日です。
姉ちゃんとやれるって期待と、……不安と……