最近は会っても結局家庭の話になってしまうほど私達も歳を取ったのでしょう。 私は元々教師をしていましたが、高齢の両親が相次いで他界したのを機に実家の呉服問屋を継ぎ退職しました。 五十路も過ぎて下の娘も成人し、今は悠々自適な生活を送れています。 「でも二世帯で暮らせるならいいお婿さんに当たったわね。」 「本当に…」 彼は長男だったから婿入りこそしなかったものの、すでに両親共に他界し私を実の親のように大切に思ってくれている。 「雪美ちゃんも仕事続けられるし姑問題もないしでいいこと尽くめじゃない」 「ねえ!せいぜい彼を労ってあげてほしいわ。奥さんらしいことろくにしてあげないで…」 「食事なんかはどうしてるの?」 「ほとんど私が用意してるわよぉ…まあ、1人分作るよりはハリがあるけどね。娘の仕事は不規則だしお姑さんいたら無理だったでしょうね」 「でも、元教え子って凄いよねえ…男の先生が教え子と結婚する話は良く聞くけど義理の母はレアなんじゃない?」 「そうね。たまに冷静に考えると不思議な気にはなる。存命中の彼の母親にも会ってるし。でも、部活の顧問で三年接してたし接点はあったから、彼とは縁があったんでしょう…」 彼が卒業する時に私達は意思を疎通させ結ばれた。 ずっと彼の気持ちは知ってはいたし自分だっておもいきりその気はあった。 でも最低限の倫理は崩せなかった。 譲歩して卒業しても気持ちが変わらないなら改めて聞くと言う私の言いつけを彼は守り、こんな中年のくたびれた女を望んでくれた。 大学生活の四年間、私達は燃えるように愛しあった。 それだけでも私は幸せな思い出が残り満足だったが、たまたまうちで会った娘を私に似てきれいだと言ってくれ、私は彼を一生近くに置いておける手段を得た。 理系であまり男に免疫がなさそうな娘も彼に惹かれていき、二人は私の目論見通りゴールインした。 「そろそろ三年だっけ?ボチボチ倦怠期なんじゃない?」 「倦怠期になるほど一緒にいないからどうなのかしら?」 「子供はやっぱり作らないんだ」 「みたいね…私も孫は気にしてないし。居たらかわいがるし居なかったらいないでかまわない」 彼は娘とはほとんど避妊具なしではしたことないらしい。 私には避妊具など使ったことがないけど。 「浮気は大丈夫そう?」 「どうかしら…私はきれいに遊べるなら見逃してあげてほしいわ…」 「あら、寛大ね…」 「私は二人が揉めたら大抵は彼の味方をするの。男の子は頼りになるしかわいいわよ」 「実の親じゃないから素直に甘えられるってのはあるかもね…」 私は娘にも見せたことがないはずの彼の甘えん坊さも知っている。 子供でもあり男でもあるという両方取りは最高だと思う。 まさか、毎日のように彼の精液を飲んでるなんて言ったら、この古い友はどう思うだろう。 「」 「」