さとみの夫は４５歳だ。
普通なら出張から帰ったら、
６歳も下のさとみを求めるはずだ。

それが、そういうことはほとんどないと言う。
単に性に対して淡泊なのか。
あるいは出張先におんながいるのか。

さとみは、夫の態度とかで、
後者であると断言する。
妻の感というものだ。

それは夫婦のみが感じるものだ。
おそらく、そうに違いないとおれも内心思っている。

外での浮気も、出張の多い勤務から離れ、
毎日自宅からの勤務になれば、
自然にまた家庭に目を向けるようになり、
妻を欲してくるかもしれない。

おれにとって、それまでの間、
さとみと楽しんでいたい。
そういう気持ちだ。

おれにとってさとみは
都合のいいおんなだ。
そしてとても可愛いく思えるのだ。
さとみの夫が、今のように
出張が多い勤務であってほしいと、
勝手なことを思っている。

あすは３週間ぶりにさとみを抱く日だ。
思い切りさとみと楽しもうと思っている。