女性とたくさん知り合えて、エッチまでして給料もらえる、そんないい仕事、なんで辞めたのと思われるかも。
それは成績良ければの話です。
成績悪い人はゴミクズ、こじき扱いです。
朝のミーティングは凄まじいものでした。
私は成績、だいたい三～五番目くらい、まあまあ上のクラスで、全社のトップクラス、毎月発表されてましたが、時々それにも顔出してました。
朝のミーティング、成績良い人には支店長ニコニコおべんちゃら、ころっと態度変えて、成績悪い人を怒鳴るなじる、それが毎朝の光景です。
私は怒鳴られ罵倒されたこと、一度もなし。
でもこの会社の体質が、段々と嫌になってきたんです。
基本給は先に書いた通り、あんな給料では生活できません。
だから成績いい人、悪い人に実績P貸しして、助けてやるんです。
私も何回かやりました。
特に家族持ちの人に。
私は当時独身。
でも成績悪い人に、いくらP貸ししても、返ってくるわけないんです。
返せるほど成績上げれないからです。
だからゴミクズ、こじき扱い、支店長はするんです。
お前、通算いくらP借りてるんだ、わかってんのか、いつ返せるんだ、借金してんだぞお前、支店長は罵倒する。
でも貸す側は、返せるわけない、わかってて貸してます。
あるとき払いの催促なし借金、無利子無担保。
そんな会社ですから、長く勤められないなとの危機感、あと女性関係でトラブルになる危険性、そしていい仕事が見つかったから、さっさと辞めました。
辞めて正解でした。
何年かして、訪問販売に対する規制が強くなったら、その会社はあっさり倒産しましたから。
実は私、嫁さんをその会社絡みで見つけました。
洋裁が趣味という主婦に、ミシンをお買い上げいただきました。
そのミシンが使い勝手いいと、同じく洋裁が趣味の親戚女性に見せた、私も欲しいとなり、紹介された、のが嫁さんです。
私より一つ年上の独身女性、ミシンお買い上げいただき、使い方説明に何回か行くうちに意気投合。
押し倒しやるつもりが、逆に押し倒されて、交際へとなりました。
ちょうどもう会社辞めようかと思っていた時期でした。
ですからここだけの話、辞めるまで切れなかった先に書いた関口さんと嫁さん、一時期二股だったんです。
辞めて、嫁さん一本になりました。
バレたら今でも嫁さんに袋叩き、間違いなし。
あの会社でこんなことしてた、嫁さんは知りませんから。

名前は佐藤さん、年齢は五十代半ばでした。
人妻さんではなく、未亡人さんでした。
たまたま佐藤さんが休みのとき、私は飛び込みでいったんです。
電気ポットが壊れて、買おうと思っていた、すんなり電気ポットお買い上げ。
後日納品、お金もいただいた、じゃあ有難うございました、とはなりませんでした。
どんな商品扱ってるのかとなり、家に上げてもらい、扱い商品を説明しているうちに、未亡人の一人暮らしと知るようになりました。
息子さんが産まれて一年くらいで、白血病で旦那さんを亡くし、幼い息子を一人で育ててきた、身の上話を聞かされました。
その息子さんも結婚独立、子供が産まれたことで、マンションを購入、息子さんから同居を打診されていたんだそうで、何かしら家電の一つくらい買ってやらなきゃ、ってなとこだったみたい。
その産まれた赤ちゃんの成長記録に、ビデオデッキとビデオカメラなんかどうですか？
家族の記録も取れますよ？
決まりました。
納品してしばらく過ぎたとき、佐藤さんから電話来ました。
取り付けや説明は、説明書みればお嫁さんや息子がわかるだろうからいらないと言われ、物だけ納めたんです。
電話しました。
取り付けとかアフターサービスない代わりに、引っ越し作業をちょっと手伝ってとの依頼。
ちっ、と思いながらも受けざる得ません。
行ってみたら、引っ越し作業なんか何にもしてない、あれ？と思ったんです。
引っ越し作業の手伝いの要求ではなく、セックスの要求をされ、私はびっくり仰天です。
亡き主人と思い出が詰まったこの家を去る前に、どことなく亡き主人と似たような雰囲気を持つ私に抱かれてみたい、そうお願いされたんです。
佐藤さんには後悔があったそうです。
出産育児に追われ、ご主人の要求を受け入れないでいた矢先の、ご主人の病、そして他界。
お願い聞いてあげておけば良かったとの後悔があり、以降誰ともそうゆう関係を持たずにきたそうで。
電気ポット買ったとき、亡き主人に雰囲気が似てるなと思って、おばさんで迷惑だろうけどお願いしてみようか、思ったそうです。
確かに干からびたおばさんに見える佐藤さん。
でもそうまで言われたら、嫌ですとは言えませんよ。
痩せてシワが目立つ体に、苦労や後悔が深く刻まれてるのかな～と思いながらやりました。
そのときはさすがに、ノースキンでした。
後日、近所を通りかかったとき、業者さんがきて、引っ越し作業されてました。

カズさんは教材ですか。
授乳中の若奥さんって経験はないですが、まだ母乳出るママさんはいました。
子供の物とかを作るとかで、ミシン買われた人でした。
谷内さんとかいったかな～
三十代前半でしたね。
使い方説明に、何回か訪問したんです。
最初はシャツのボタン、首襟のとこ一つだけ外していたのが、何回か行くうちに二つ外しになって、谷間がチラリ状態。
これが最後の使い方説明訪問ってとき、シャツのボタン三つ外し、谷間はおろか、もうブラ半分見えてますの状態、これは間違いなく誘われてると思い、押し倒しました。
手のひらに余るおっぱい揉んだら、少しピュッと母乳が出てました。
さすがに若奥さんですから、ノースキンのチャレンジは出来ませんでしたよ、私は。
入社したときの支店長との研修で、ターゲットは主婦層、男と女、もろもろあることを言われたんです。
やはり過去には、家庭崩壊を招く事案も数々あったようです。
セールスマンもお客様の主婦双方に。
やるな、とは言われなかったです。
充分注意してとだけ言われた記憶があります。
給料は確か、七、八万程度の基本給＋実績給。
売った物、それぞれにポイントがありました。
ビデオだと10Pとか、高いミシンだと20Pだよみたいに。
そんなに高くない商品だけど、布団だと8Pだよとか。
私はその会社の前は、単価の高い車の営業でしたから、単価の安い、この会社のセールスにはすんなり入れました。
入社して最初の一ヶ月で、新人記録更新の70P以上稼ぎ出して、本社の社長が自ら来て、金一封もらいました。
基本給が低いから、実績で最低50Pは稼がないと、手取りで十五いかないんですよ。
トップクラスの人は、200Pとかのとこ、私はだいたい100～150Pでした。
手取りで二十、ちょっといいと二十五のときも。
その人によって、得意商品ってのがあって、誰それさんは家電が得意、誰彼さんは布団が得意とか。
私はあまり、得意不得意分野ってなかったんです。
全部不得意分野。
若いを武器に、キャリア浅いんで、この商品の知識あまりない、買っていただいたら私も勉強になります、みたいなのを売りにしてました。
そして一日百円、月々三千円ですと。
安いのだと現金一括もありましたが。
電気ポットとか。
あ～、電気ポットで思い出しました。
それは次で。

旦那なんか、私がいくら誘っても、もう指一本触れてくれない、と、垂れ下がった爆乳を上下にさせながら、騎乗位で乱れた関口さんに圧倒されました。
他の主婦のほとんどは、ちょっとした火遊び程度、数回、または一度関係したら終わりだったのに対し、関口さんは私が会社辞めて姿消すまで続きました。
他にも関口さん同様、会社辞めるまで切れなかった人もいますが。
一番印象に残ってるのが、関口さんです。
あの強烈な拒絶反応が、ガラッと翌日変わっていたことの驚き。
むさぼるようなセックス。
深入りしたら危険かもしれないと、危機感を教えてくれた人でした。
他にエピソードとか、聞きたいことあったら書きます。
でも三十年ほども前なので、記憶が不明瞭なとこもありますが。