「課長(笑)」
部下であり、同じチームの一員でもある優子から声を掛けられた。
私は40過ぎの中間管理職。優子は私より10歳下の33。保育園に通う子供が1人いるが、色白で誰からも好かれるタイプの女性だ。
その日私は、年度の目標を達成したこともあり、挨拶回りとボードに記載し、単身赴任中のマンションで昼食をとりながら趣味でもある高校野球をTV観戦していた。
目当ての試合も終わり、営業車を停めているコインパーキングに向かう為、マンション入口から道路に出たところで、休暇を取っていた優子に偶然見つかったのだ。