もう、35年以上前の話です。

当時、小学生５年だった僕。その時、クラス替えが行われました。新しいクラスメイトに出会い、気分一新で新学期を向かえます。
知らない女生徒もいて、一目惚れをした女の子もいました。川口さんと言う子で、アイドル顔をしていて、後にクラスの中でかなりの人気者になります。
そこにもう一人、牧野さんという女の子を見つけます。川口さんとは違い、眉の太い黒髪の可愛い女の子でした。
この子も人気があり、この二人がクラスのツートップになります。

新しいクラスになったので、担任の先生が『好きな男の子と、好きな女の子を書いて提出してください。』と紙を渡されたから、さあ大変。
好きな男はともかく、女の子の名前を書くのは、やはり照れる年頃。クラス中がザワつきました。結局、川口さんの名も、牧野さんの名も書けずに提出します。

しばらくして、『おい！川口がお前の名前を書いてたぞ。』と聞き、驚いてしまいます。マジか。自分なんて、モテないと思っていたので、ほんとにびっくり。
それどころか、牧野さんが友達の前で『私？高橋くんの名前かいたよ。』と言ったから、さあ大変。ツートップが、揃って僕の名前を書いていたのです。
僕ってモテるんじゃ？？

そんなツートップでしたが、僕は牧野さんの方に好意を寄せることになります。来る日も来る日も、彼女のことばかり考え、月日は流れていきます。

ある日の掃除時間。階段の下の小さな倉庫から、男友達3人が出て来ました。それだけなら何とも思わなかったのですが、最後に出て来たのが牧野さんでした。
『こいつら、何してたんだ？』

その謎の行動は、次の日もありました。4人で倉庫に入り、中からカギを掛け、5分くらいで出てくる。なんなんだ？一体？？

しばらくして、4人が5人に増えました。意味も分からず、誘われた僕でした。その倉庫で行われていたこと。
50円を払って、彼女の生股間を見せてもらうというストリップだったのです。彼女がスカートを持ち上げ、ブルマを下げ、毛の生えてないオマンコを見せます。
小学生5年の男共は言葉も出ず、ただジッと見るだけ。なんか、異様な感じでした。

結局、彼女はすぐに転校をしてしまい、彼女がいなくなった僕は、アイドルの川口さんを思い続けるのでした。ちゃんちゃん。