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2015/09/21 08:39:36 (t2tZ07oJ)
今から10数年前、僕は中学校の教師をしていた。
本当は公立の教師になりたかったのだが、採用試験で失敗してしまい、やむを得ず私立の口を探した。
その内の1校が、受け入れてくれたのだが、そこは… 女子校だった。

小学校から短大まで続く、お嬢様学校。
大学時代から、自分にロリの傾向があることを自覚していた僕は、正直、少し不安だった。
折角就職しても、女子生徒と問題を起こして、あっという間に解雇になるのでは?
しかし、いくら周りが女子だらけでも、子供の頃から女にモテたことがない僕なら、そもそも相手にされないだろう。自分さえ劣情に負けて、手を出したりしなければ、大丈夫だろう、と思っていた。

ところが…
女子校というところは、僕の想像を越えた特殊な世界だった。
何しろ、若い男がいない。すると自然と、恋愛したい盛りの女子の視線は、比較的年齢の近い、新卒の男子教諭に向かう。
よほどの醜男か、キモデブでもない限り、噂の的になり、気に入られると、授業中に熱い眼で見つめられたり、手紙をもらったりする。

要するに、誘惑が盛りだくさんなのだ。

この年齢の少女に興味がない男にとってはどうということない事でも、僕のような者にとっては試練の毎日だった。

新卒の僕は、担任を持たせてもらえず、1学年の副担任という立場で、1年の各クラスの国語の授業と、学年行事の際のサポートが主な仕事だった。

僕が受け持ったクラスのひとつに、彼女はいた。
初めて見た瞬間僕は
『これは…反則だろぉ…』
と心のなかで呟いた。

栗色の、綺麗にカールした髪、大きな眼、小さな、形のよい唇…
プリキュアにでも出てきそうな、絵に描いたような美少女だった。

しかし、いかに可愛い子でも、僕ほただの教科担任。こちらから接触しない限り、彼女との間に何かが起こるはずもなかった。

ところが…

少女の名は里桜。《りお》と読む。
りおは、大変な読書家で、図書館の常連だった。
それも、ジュニア小説などではなく、大人が読むような物を読みたがった。
すると当然、本の中に知らない言葉や言い回しが出てくる。
そういう所にぶつかると、彼女はその本を持って職員室の僕のところに質問に来た。
それも、週に何回も。

中学に来てほどなく、彼女は職員室でも常連になった。

彼女は僕の机に来ると、開いている椅子を借りて、僕の横に座った。
あのふわふわの髪、細い肩、きれいに膨らみ始めた胸…
それらを間近で見せられる度、僕はクラクラした。
また、初夏の頃など、彼女が何かの拍子に首を振ると、髪からいっせいに、少女の甘い香りが匂い立ち、僕を襲った。
たまに周りに他の教師がいない時などは、質問が終わった後、彼女は自分の家族やペット、読書以外の趣味の話などしてくれた。
僕も自分のことを、問われるままに話した。

そんな風に僕たちは、次第に打ち解けて行き…

僕は、りおに恋をした。

初めの頃は、まさかと思った。
そんな想いは、表に出る前に打ち消してしまわなくては、とも思った。
しかし、どうにもならなかった。

軽い恋患いのようになり、彼女のクラスの授業や、放課後彼女が職員室に来る日を心待にするようになり、
彼女が来ない日は、妙に苛立ち、落ち込んだ。

でも、いくら教師の僕が、そんな想いを抱いたところで、告白などできる訳もなく、同じような日々が淡々と過ぎて行った。

そのまま、りおが卒業する日まで、そんな平穏で変わり映えのしない日々が続くはずだった。
あの日のことがなければ。

秋口、僕らの学年には、高原学校という行事があった。
山奥の、学園所有の山荘に一泊し、キャンプファイアなどを体験する、というものだ。
僕は副担任ということで引率に加わった。勿論、りおも参加した。

初日は湖でボート遊び、夜はキャンプファイアとフォークダンスなど。
りおも友達たちと元気にはしゃぎ回り、楽しそうに見えた。

山荘では、生徒は大部屋に布団を敷いて寝ることになっていたが、教師には各自個室が与えられた。
僕の部屋の隣に空き部屋が一つ。
そこは、夜熱を出したり、咳が出たりする生徒がいた場合、他の生徒と離して休ませるための部屋だった。

就寝時間前、教師たちが食堂でミーティングをしていると、青い顔をしたりおが友達に付き添われて、食堂に降りてきた。
熱が出たらしい。

担任の教師の話では、彼女は生まれつき身体が弱く、昼間はしゃぎ過ぎたり激しい運動をすると、夜具合が悪くなることがあるのだそうだ。

ほとんどの場合、一晩寝れば良くなる、という話だったので、とりあえず個室に寝かせて様子を見るということになった。

りおを部屋につれて行き、薬を飲ませて寝かせると、教師たちも解散となり、それぞれの部屋に戻って行った。

…夜中。
僕は、壁一枚向こうで眠っているりおのことが気になり、眠れなかった。
僕の場合、彼女への恋愛感情とその身体に対する性的関心は、同時に盛り上がって行ったのだと思う。
夢の中に、何度となく裸の彼女が現れ、ベッドで抱き合った。
朝、一人の部屋で目覚め、横に彼女がいない現実に引き戻され、落ち込んだことも数知れない。

…もし今夜、彼女の部屋に忍んで行ったらどうなるだろうか?
…いや、そんなことは許されない。第一、誰かに見られたら、何と言い訳する?
…しかし今、彼女はどうしてる?独りぼっちで淋しがってるんじゃないか?ならば僕が…
…バカな!もう1時だ。眠っているに決まっている。もし忍んで行って、目を覚まされたら…
…でも、熱を出してぐったりしてた。近くまで行っても起きないかも…

そんな下劣な堂々巡りを1時間近くも続けている内に、僕は堪えられなくなり、ふらふらと立ち上がって部屋を出た。
彼女の部屋の前に立ち、ドアノブに触れる。
もし彼女が、内側から鍵を掛けてくれていたら、僕は諦めて部屋に戻ることができただろう。
しかしそれは、呆気ないほど簡単に開いた。

部屋に入ると…
そこには、むせかえるほどの少女の匂い、いや、りおの匂いが立ち込めていた。
部屋が狭い上に、熱で大量に汗をかいたせいもあったのだろう。
今思えば、僕はその香りを嗅いだ時から、完全に理性を失っていたのだと思う。

りおは…
部屋の奥の布団の上で、横向きになり、お尻をこちらに向けて、眠っていた。
夏物の薄い肌掛けを掛けていたが、寝返りを打った時にでもめくれたのか、お尻と太ももあたりまでが、肌掛けから出ていた。

僕はほぼ無意識に彼女の布団の横に座り、汗をかいた首筋にまとわりつく細い巻き毛と、柔らかそうなお尻を凝視した。

女の子の身体というのは、本当に不思議なつくりをしている。
今彼女は、僕に背を向けて、身体の大切な部分… 唇、胸、おへそ、陰部を、僕から守り遠ざけるような姿勢をしている。
なのに、最も大切な部分…膣穴の入口だけは、こちらに向けて突き出している尻たぶの谷間、すぐにでも手が届く所にあるのだ。
勿論そこも性感帯だ。

右手の指が、勝手にりおのお尻に伸びる…

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22
投稿者:(無名)
2015/10/05 15:44:01    (ua5gcIFe)
ひとときの楽しい時間ですね・・・

ひとときの・・・現実にはハッピーなゴールが
見とおせない

はたして、この後は? 非常に興味深いケースです。


21
投稿者:よばい屋   yobaiya
2015/10/04 07:11:13    (v56egyuT)
す「よく来てくれたね!」
僕が精一杯の笑顔で語りかけると、彼女はベコリと他人行儀に頭を下げた。
僕はひどく混乱して、次の言葉が出てこなかった。
すると彼女が
「先生のうち、どっちですか?」
と聞いたのて、やっと
「あ、こっち」
と返して、ようやく先に立って歩き出した。

アパートに着き、低いテーブルの前に座らせても、彼女は俯いたまま黙りこくったまま。

僕は思い切って
「どうしたの?」
と聞いてみた。

「先生、あたしのこと好き?」
「もちろん!本気で愛してるよ!」
「……先生みたいな人のこと、ロリコンって言うんですよね?」

僕は絶句した。
たしかに僕にはその自覚があった。
だからこそ、女子学園の教師になるのは不安だったのだ。
だがまさか、当の少女から、面と向かって指摘されるとは思ってもみなかった。

「そうだね。そう言われても仕方ないかもしれない。でも僕は…」
「そういう人って…」
りおが僕の言葉を遮った。
「女の子が子供の内はいいけど、大人になると、興味がなくなっちゃうって…」

僕は、『これか!』と思った。
どこでそんな話を聞いたのか分からないが、彼女の憂鬱の原因は、この事だったのた。
僕はすぐにでも反駁し、
『そんなことはない。僕たちに限って…』
と叫びたかった。
しかし、そんな空虚な言葉では、とても彼女を納得させられなかっただろう。
自分だって、よく分からなかったのだ。

「確かに、僕もそういう話を聞いたことがある。でも僕が、自分にそういう傾向があることに気づいたのはまだ最近のことなんだ。だから…正直、よく分からない。」
僕はなるべく誤魔化さず、ありのままを彼女に伝えようと努めた。

「けど、少なくとも僕はこれまでに、普通に同世代の女性と恋愛したこともあるし、セックスの経験もある。勿論、大人の女性とだ。」

僕がそういうと、少しだけりおの表情が和らいだ気がした。
しかしまだ、黙って俯いたままだった。

長い沈黙のあと、ふいにりおが立ち上がり、僕の背後にあったベッドの上に座り、ブラウスのリボンを外した。
ブレザーを脱いでベッドの下に置き、ブラウスのボタンを一つづつ外して行く。
その手が、遠目からでも分かるほど、震えていた。

僕は彼女の横に腰掛け、細い両手首を掴んだ。
「いいの?」
彼女がコクンと頷く。

りおはさっきの説明で納得したのか?
僕はまだ釈然としない思いだったが、いずれにしろこれ以上彼女を放っておくことはできない。
僕は彼女に代わって、ボタンを下まで外し、ブラウスの前を広げた。
そこに現れたのは…

ピンクのレースで上品に飾られた、少女用のブラジャー。
カップはなく、柔らかそうな三角の布が、りおの育ち盛りの乳房を優しく包んでいた。

「かわいい…」
思わず口を突いて出た。
「やだ先生!胸がかわいいって…暖ちっちゃいって言ってるのと同じだよ?」
りおが少し怒った顔で抗議した。
僕は思わず
『小さいおっぱいが好き』
と言いそうになったが、そんなことを言ったらさっきのりおの不安を再燃させそうだった。
「あ、ちがうよ暖暖ブラが…とても可愛らしいなって暖暖すごく似合ってるよ」
そう言うとりおは照れて
「でもこれ、校則違反ですよね暖学校にはして行けない…」
と言った。

彼女の言う通り学園には、制服は勿論、ブラウスや靴下、それに上下の下着のデザイン、素材、色まで、男性教師が読み上げたらセクハラになるような細かい校則があった。

「こんな美しいブラが違反とはおかしいな。校則の改正を提案しなくては」
と僕がわざと真面目くさって言うと、りおがクスクスと笑い出した。
その日始めて見た彼女の笑顔だった。

20
投稿者:(無名)
2015/10/03 14:02:15    (8koZmvkf)
なんとなく悲しい結末の予感が・・・

19
2015/10/03 12:00:46    (8koZmvkf)
どうなったの?
18
投稿者:(無名)
2015/10/03 06:39:17    (WBjEqMSp)
お願いします!
17
投稿者:通行人
2015/10/03 06:29:47    (9rQPVz18)
よばい屋さん、続きをよろしくお願いいたします暖
16
投稿者:(無名)
2015/10/02 10:17:32    (.Li9hnw2)
こんな妄想の長文書いて、楽しいか?

15
投稿者:(無名)
2015/10/01 07:03:36    (Wx4uL7Zh)
待ってました!
14
投稿者:よばい屋   yobaiya
2015/09/30 19:01:25    (esIAV8fE)
絶頂を迎えたあと、りおはしばらく目をつぶったまま、肩で息をしていたが、やがて右腕を目の上に乗せて、泣き出した。

「りおちゃん?」
僕が声をかけると、
「あ、あたし… 先生に恥ずかしいトコいっぱい見られちゃって… もう生きていけない…」
「……」
「もし先生の言葉が嘘だったら…あたし、もう…」
「嘘じゃないって!ほんとに、好きなんだ。本気だ!」
僕がそういうと、彼女はゆっくり身を起こして僕の首に両手を回して来た。
僕は彼女を強く抱き返した。
「裏切ったら…許さない…」
彼女の呟きに、僕はゾクッとした。


夜が明け、みんなが起き出す前に、僕は自分の部屋に戻らなければならなかった。
僕は本気の証として、りおに個人携帯の番号とアドレスを教えた。
これは、学園の教師にとって決してやってはならないこと。
露見したら解雇されても文句は言えない。
つまり僕は、中1の女子生徒に、これからも教師を続けて行けるかどうかを委ねたことになる。これにはりおも驚いたようだった。


高原学校から帰ったあと、僕と彼女は毎日携帯メールで話した。
教室でも職員室でも、常に敬語で話す彼女だったが、メールの中では気さくな友達言葉だった。
それがまた、僕には嬉しかった。

メールの中で、僕たちは色々な話をした。
お互いの家族のこと。友達関係の悩み。将来の夢など…
彼女のことを知れば知るほど、愛しさが募って行く。しかし、学校では飽くまで教師と生徒として接しなくてはならない。
二人きりで会いたい
切実にそう思うようになった。
彼女も時折メールの中で、『さみしい』とか、『会いたい』とか、書いてよこすようになった。

しかし、学園やりおの家がある街は狭く、どこかで待ち合わせしようにも、いつ誰に見られるか分からなかった。そのような危険は冒せない。

そこで僕は、彼女に僕のアパートのある街までパスで来てもらい、僕がバス停まで迎えに行く、という方法を思い付いた。
彼女に話すと賛成し、
《家族には、先生の街にある図書館に行ってくる、と言って出てきます》
と言ってくれた。

約束の日。
僕は朝からそわそわと落ち着かず、予定より15分も早くバス停に着いてしまった。

りおが乗ったバスがやってくる。
約束通り、彼女はそのバスに乗っていた。
しかし、バスを降り立った彼女はなぜか、ひどく沈んでいた。

13
投稿者:(無名)
2015/09/26 11:45:45    (NTjpwwR2)
感動しました。久しぶりの良作です。
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